2024-08-24
海から離れた環境でありながら水の恵みを受けた土地が大分県の山奥にあります。福岡県、熊本県に接する日田(ひた)は多くの河川が流れ込み、交通の要所だったことから江戸時代には天領として幕府自らが直轄していた場所。その町のシンボルともいえる三隈川(みくまがわ)沿いにあるのが「小京都の湯 みくまホテル」です。お部屋や最上階の露天風呂からは、ゆるやかに町とともに歩いてきた三隈川の流れを一望できます。
閑静な住宅地を通り抜けると、ひと際背の高い建物が視界に登場します。そのまま鮮やかな番傘でしつらえた玄関を通り抜けると、壁一面の窓からは水をたたえた三隈川がすぐ目の前に。宿泊者が最初に訪れるロビーはゆったりと開放的で、早くも川の景色にほっと一息つきます。
「小京都の湯 みくまホテル」は、さながら三隈川を見渡す展望台。11階建ての建物からは高さによって川と町並みの様子が変化し、ロビーとは一味違う景色で滞在を歓迎します。夜になれば日田の夏に欠かせない鵜飼い船が、かがり火にぼんやりと照らされ、幻想的な光景も見ることができます。
最上階の特別な眺めは名湯と共にじっくりと。大きな窓に囲まれた大展望風呂ではパノラマ景色が広がり、ヒノキをふんだんに使用した露天風呂は香りにも癒されるという贅沢ぶりです。アルカリ単純温泉の日田温泉は、お湯がやわらかく、刺激も少なめ。そのため幅広い年代の人たちにおすすめです。
お部屋は畳敷き、床の間、広縁といった和の要素を基調としながらも、昔ながらの趣からモダンな内装と、和室の中でも異なるタイプを選べるのが特徴。さらに現代のライフスタイルに合わせてベッドが置かれているタイプも。「DX和ツイン」はダブルベッド2台が置かれ、白とベージュのやわらかな色あいに和みます。
「DX和ツイン」のお部屋にはシャワールームが完備。サッと浴びたい時はお部屋で簡単に。ゆっくりと温まりたい時はホテル自慢の大浴場でと、目的に合わせて使い分けられます。
ボディソープ、シャンプー、コンディショナーのほか、歯みがきセットやシャワーキャップなど、ひと通りのアメニティに加え、浴衣もお部屋に用意されています。
夕食は味だけでなく見た目も鮮やかな会席料理を。大分県産の食材を主に使い、旬の美味しさを味わえる品ばかりです。
ふっくらと焼き上がった鮎ですが、お腹ではなく背中を向けて置かれていることに違和感を覚える人も。これは「海腹川背(うみはらかわせ)」と呼ばれ、和食における焼き魚の盛り付け方に則ったもの。川魚だとお腹側に小骨が多く、背中側が食べやすいという説があり、細やかな心配りが一品一品に宿っています。
メインディッシュには国産牛の鉄板焼きが登場。自分好みの焼き加減でいただくお肉は噛めば噛むほど濃厚な旨みが口の中へ。味付けがシンプルな分、素材が持つ豊かな味わいを存分に堪能できるメニューです。
朝食は和定食もしくはビュッフェのどちらかで提供されます。新鮮なサラダ、出汁が染みた卵焼き、じんわりと身体を温めてくれる湯豆腐など、色とりどりのお惣菜のおかげでご飯が進みます。
チェックアウトする際には、フロント横のショップもお見逃しなく。日田温泉の銘菓をはじめ、ホテルのオリジナルグッズなど、幅広くおみやげを販売しています。
特に日田下駄は、日田の豊かな水で育まれた杉を主な材料とし、日本三大産地の一角を担うほどの歴史があります。さらに水の恵みは地元だけでなく旅行者にも。土づくりに川の存在が欠かせない小鹿田焼(おんたやき)の里、見学後には試飲もできるサッポロビール九州日田工場は、日田の人気の観光スポットです。
水が豊富なことから日田は水郷とも言われていますが、その呼び方は濁らず「すいきょう」です。それは川の水が透き通るほど清らかなことが由来。「小京都の湯 みくまホテル」から眺める三隈川の流れは穏やかにとめどなく、しばし訪れた人たちに時間を忘れさせてくれます。
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
小京都の湯 みくまホテル(外部リンク)
https://mikuma.jp/
【トラベルjp・ナビゲーター】
浅井 みら野
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