2024-08-27
奈良県の明日香村では、お彼岸の頃になると村内のあちらこちらで鮮やかな彼岸花が見ごろを迎えます。彼岸花スポットで有名な稲渕の棚田や橘寺、彼岸花サンセットの絶景で知られる豊浦・古宮遺跡など、明日香村の彼岸花の名所をご紹介致します。
明日香村の彼岸花の見ごろは、例年9月中旬から9月下旬頃です。なかでも最も有名な彼岸花スポットが、つなぐ棚田遺産(ポスト棚田百選)にも選定されている「稲渕の棚田」です。
300枚あまりの稲渕の棚田では、棚田のあぜ道や案山子ロードなどに彼岸花が分布し、赤・白・黄色の美しい花を咲かせます。
<稲渕の棚田の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村稲渕
アクセス:近鉄「飛鳥駅」より赤かめ(周遊バス)で「石舞台バス停」下車、そこから徒歩約20分
車利用の場合は、石舞台古墳駐車場利用
ほかに、稲渕地区の彼岸花の名所としては「飛び石」があります。これは、飛鳥川に石を渡して橋として使ったもので、古くは『万葉集』にも詠まれています。
稲渕の飛び石は、上流と下流の2ヶ所あり、下流の飛び石には、石橋を詠んだ万葉集の歌碑があります。彼岸花は、飛び石に降りていく道沿いに群生しています。
<飛鳥川万葉の飛び石の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村稲渕
アクセス:近鉄「飛鳥駅」より赤かめ(周遊バス)で「石舞台バス停」下車、そこから徒歩約20分
車利用の場合は、石舞台古墳駐車場利用
稲渕の棚田に次いで、明日香村で人気の彼岸花スポットが、聖徳太子生誕の地「橘寺」です。
橘寺の彼岸花は、寺の入口を東西に走る県道155号線沿いに数多く見られます。咲き誇る真っ赤な彼岸花の向こうに、橘寺を遠望することができます。
<橘寺の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村橘532番地
電話番号:0744-54-2026
拝観料:大人・大学生400円、高校生・中学生300円、小学生200円
拝観時間:9:00〜17:00(受付16:30まで)
アクセス:近鉄「飛鳥駅」からバスで約12分「川原」下車すぐ
石舞台古墳から徒歩で約10分
現存する日本最古の仏像「飛鳥大仏」で知られる日本初の本格的寺院「飛鳥寺」の西側の道路沿いでも、見事な彼岸花の群生が見られます。
彼岸花の奥には、飛鳥寺の屋根や鐘楼が見えます。タイミングが合えば秋桜と彼岸花の競演も楽しめます。
<飛鳥寺の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
電話番号:0744-54-2126
拝観料:一般350円、中高生250円、小学生200円
拝観時間:
4月1日〜9月30日 9:00〜17:30(受付は17:15まで)
10月1日〜3月31日 9:00〜17:00(受付は16:45まで)
休業日:4月7日〜4月9日(花会式のため)
アクセス:近鉄「橿原神宮前駅」から奈良交通バスで「飛鳥大仏前」バス停下車、徒歩約1分
車利用の場合は、専用駐車場利用
檜隈寺(ひのくまでら)の跡地に建つ於美阿志神社(おみあしじんじゃ)は、明日香村の彼岸花の隠れた名所です。檜隈寺は、朝鮮半島からの渡来系氏族である東漢氏(やまとのあやうじ)の氏寺で、7世紀後半に創建された古代寺院です。
その跡地に鎮座する於美阿志神社の主祭神は、東漢氏の始祖の阿智使主(あちのおみ)夫妻で、第15代応神天皇の時代に渡来したとされています。
於美阿志神社は、キトラ古墳にほど近い森に囲まれた高台にあり、境内は「檜隈寺跡」として国の史跡に指定され、講堂跡や金堂の礎石、平安時代の十三重石塔(重文)などが残されています。
彼岸花は、境内の拝殿前や八坂神社、春日大明神、金毘羅大権現などの境内社のまわりを取り囲むようにして咲いています。
<於美阿志神社(檜隈寺跡)の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村檜前594
拝観:境内自由
アクセス:近鉄「飛鳥駅」から徒歩約20分
車利用の場合は、キトラ古墳周辺地区第2駐車場利用
なお、明日香村内の史跡8か所がモチーフになったオリジナル御朱印「飛鳥乃余韻(あすかのよいん)」の檜隈寺跡バージョン(300円)は、「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」の売店で販売しています。
御朱印には、史跡の文字があり、十三重石塔と跡地から多く出土している瓦がデザインされています。
<キトラ古墳壁画体験館 四神の館の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村阿部山67
電話番号:0744-54-5105
営業時間:9:30〜17:00(3月〜11月)、9:30〜16:30(12月〜2月)
(入館は閉室の30分前まで)
入館料:無料
休館日:4、7、11、2月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始
アクセス:近鉄吉野線「壺阪山駅」から徒歩約15分
車利用の場合は、キトラ古墳周辺地区第1・第2駐車場利用
明日香村の豊浦にある「古宮遺跡(ふるみやいせき)」は、 日本史上最初の女帝とされる推古天皇の小墾田宮(おはりだのみや)と推定されてきた遺跡です。
古宮遺跡は、こんもりとした古宮土壇とそこに立つ一本のケヤキがランドマークです。とくに田んぼに水が張られた直後の6月と、彼岸花の咲く9月には多くの観光客が訪れます。
古宮遺跡の彼岸花は、ケヤキの立つ土壇の田んぼをぐるっと取り囲むように咲き揃い、畝傍山を彼方に望む風景はとても絵になります。
また古宮遺跡は、田園風景が広がる明日香村で、屈指の夕日の名所としても知られています。畝傍山を背景にして、土壇に立つケヤキのシルエットの絶景は素晴らしいのひとこと。
飛鳥時代の名残を感じられる古宮遺跡で、暮れなずむ空のグラデーションと、遺跡を赤く彩る彼岸花のコラボを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<古宮遺跡の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村豊浦
アクセス:近鉄「橿原神宮前駅」から赤かめ(周遊バス)で「豊浦駐車場」バス停下車すぐ
車利用の場合は、豊浦有料駐車場利用
いかがでしたか。なお秋の明日香村では、彼岸花の咲く時期に合わせて、ご紹介した稲渕地区の「稲渕の棚田」で「かかしコンテスト」と「彼岸花祭り」も同時開催されます。
この機会にあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
奈良・明日香村で「かかしコンテスト」と「彼岸花祭り」を楽しもう
https://www.travel.co.jp/guide/article/28564/
日本一名前の長い神社も!奈良・奥飛鳥「稲渕」を歩こう
https://www.travel.co.jp/guide/article/45695/
1400年前から動いていない!奈良「飛鳥大仏」に会いに行こう
https://www.travel.co.jp/guide/article/47997/
まるで兄弟古墳!奈良・明日香村「高松塚古墳」と「キトラ古墳」
https://www.travel.co.jp/guide/article/47914/
【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン
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