2024-10-19
六義園(りくぎえん)は、都心からアクセスしやすい利便性に加え、年間を通して様々な草花を鑑賞できる観光地です。紅葉の名所としても知られており、都内で紅葉狩りを楽しみたいという人にはうってつけのスポットとなっているので、ぜひ足を運んでみてください!
六義園は、江戸幕府5代将軍の徳川綱吉に重用された柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が造営した大名庭園です。和歌の造詣が深かった柳沢吉保は、古今和歌集の序文の「六義(むくさ)」に基づき、この庭園を六義園と名付けました。
園内には、万葉集にも詠まれている景勝地「和歌の浦(わかのうら)」を題材にした「六義園八十八境」と名付けられた88か所のスポットが設けられています。これは和歌の理想の世界を庭園で再現したと考えられています。将軍の徳川綱吉も、記録に残るだけで58回も六義園を訪れており、将軍にも認められた庭園であることが分かります。
1695年(元禄8年)から7年の歳月をかけて造営された庭園は、約87,000平方メートルの広大な敷地に人工の池や山が配置され、園内を歩いて鑑賞できるようになっています。このような庭園を「回遊式築山泉水庭園(かいゆうしきつきやませんすいていえん)」と呼び、岡山市の後楽園や金沢市の兼六園など江戸時代の大名庭園によく見られる庭園の様式です。
六義園では、大泉水池畔(だいせんすいちはん)と命名された池の周りを取り囲むように散策路が整備されています。回遊式築山泉水庭園の特徴として、さまざまな角度から異なる景色を眺められるため、例えば同じ池の景色でも、まったく異なった雰囲気を感じ取ることができます。
六義園は、しだれ桜やツツジとともに、紅葉の名所としても知られています。例年11月中旬から12月上旬にかけて見ごろを迎え、広大な敷地にイロハカエデやハゼノキ、イチョウなど計560本ほどの木々の紅葉を楽しむことができます。
紅葉が見頃を迎える11月中旬から12月初旬にライトアップも実施されており、昼間とは一味違った幻想的な紅葉を堪能することができます(日程など詳しくは公式サイトにてご確認ください。)。
夜間拝観は18時から始まり、20時30分まで園内を散策してライトアップを堪能することができます(最終入園は19時30分まで)。ただし、安全確保のため園内には立ち入りを制限されているエリアがあり、昼間のように隅々まで散策することができないので注意が必要です。
六義園では池に映り込んだ逆さモミジや水香江(すいこうのえ)付近の青色の照明でライトアップされた紅葉など様々な見どころがありますが、なかでもおススメなのが苔むした橋をバックに鑑賞する紅葉です。園内の渓流には橋が6カ所架かっており、歴史を感じさせる山陰橋(やまかげばし)は特に美しく、紅葉とのコントラストが非常に印象的です。
住所:東京都文京区本駒込6丁目
料金:300円(一般及び中学生)、150円(65歳以上)、(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
ライトアップ:900円(オンライン前売券)、1,100円(窓口当日券)
営業時間:9時〜17時(入園は16時30分まで)
ライトアップ:18時〜20時30分(入園は19時30分まで)
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅より徒歩7分、都営地下鉄三田線「千石」駅より徒歩10分
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
東京都公園協会 六義園ページ(外部リンク)
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
文京区観光協会 六義園ページ(外部リンク)
https://b-kanko.jp/spot/262
【トラベルjp・ナビゲーター】
島塚 渓
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