2024-10-30
ミシュランガイドホテルセレクションにて、ミシュランキーに2024年7月選出された「箱根・強羅 佳ら久」。全客室に温泉露天風呂を備え、絶景の展望温泉露天風呂や貸切風呂など、多彩な温泉を心ゆくまで堪能できる宿です。温泉だけでなく、ゲストラウンジでの朝夕フリーフロータイム、四季折々の地元の食材を生かした料理、SNS映えするシグネチャーテラスなど魅力が満載。極上の休日を過ごせるこの宿を詳しくご紹介します。
神奈川県の箱根町強羅は、明治時代からの温泉付き高級別荘地として、政財界のメンバーや文人たちが集った、気品ある文化の流れが息づく温泉地。この地の一角、箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約3分の静かな山あいに、「箱根・強羅 佳ら久」は佇んでいます。
この宿の魅力の一つは、趣向を凝らした多彩な温泉を心ゆくまで堪能できるところ。展望露天風呂・内湯・サウナを備えた趣の異なる2つの温泉大浴場と、3つの貸切風呂、そして全客室に温泉露天風呂が用意されています。
温泉大浴場の展望露天風呂「蒼海」の露天風呂から望む相模湾と箱根の山々の壮大な景色は、息をのむほどの美しさ。箱根では海と山を一度に望める宿は珍しく、強羅の中では最大級の広さの展望露天風呂に入りながらこの景色を満喫できるのは、本当に贅沢な体験!
泉質はナトリウムー塩化物泉で、さらっと肌をすべる水質が心地よく、「熱の湯」とも呼ばれるほど体を芯から温め、湯冷めしにくいのが特徴です。
もう一つの温泉大浴場「明星」からは、毎年8月16日に大文字焼きと花火が開催される明星ヶ岳を眺められます。秋は紅葉、冬は雪景色、春は新緑、そして夏は大文字焼と、四季折々の豊かな自然を楽しめる展望露天風呂です。
よりプライベートを大切にしたいときは、庭園を備えた貸切風呂へ。「檜(ひのき)の湯」「岩の湯」「シルクの湯」が用意されており、大切な人とゆっくり過ごすことができます。
全客室にも温泉露天風呂を完備。上層階客室からの眺望は素晴らしく、朝焼けに染まる空と海を眺めながら入る朝風呂は、忘れられない体験になることでしょう。
東棟と西棟の2棟からなる全70室の客室は、すべて約56平米という贅沢なつくり。上質なしつらえの中に、現代の快適性を備えています。室内のタブレットで、館内インフォメーション、観光案内、展望大浴場やラウンジの混雑具合なども一目瞭然。スパでのトリートメントや貸切風呂の予約、室内の温度調節や調光、アメニティの追加注文などもタブレットから行えます。室内のWi-Fi環境も良好です。
また、パウダールームには肌のセルフケアができるパナソニック スチーマー ナノケアやリファのドライヤー、部屋の中には季節のお香と電気香炉まで用意されており、配慮のゆき届いたおもてなしには目を見張るものがあります。
ベッドは、全米屈指のマットレスメーカー「サータ」のポケットコイルマットレスを使用。日本人の体形に合わせた、低反発をさらに進化させたブレスフォートウレタンを採用しており、体をやさしく包み込んでくれるので心地良く眠れます。
クローゼットの中には、作務衣やパジャマ、バスローブ、小物を携帯できるサコッシュが並び、好みの色浴衣も選べるようにと5つの柄が準備されています。レストランを含め、館内は作務衣や浴衣で自由に過ごせるのも嬉しいポイント。ワンランク上の滞在を心ゆくまで楽しめます。
温泉を満喫した後は、ゲストラウンジ間(AWAI)でドリンクやフィンガーフードを片手にくつろいだり、テラスを散策したりしましょう。
このゲストラウンジ間は、14:00〜20:00、7:00〜11:00まで無料のフリーフロータイムが設けられています。湯上がりに嬉しい生ビールサーバーを始め、スパークリングワイン、ワイン6種類、日本酒と焼酎4種類、ノンアルコールのスパークリングワイン、オリジナルドリンク、各種フルーツジュース、ネスプレッソ、紅茶、静岡産の日本茶などが並びます(年代物のウイスキーやブランデーなども用意されており、有料でオーダーできます)。
実は、開業当初は現在よりも少ない種類のアルコールとドリンクしか置かれていませんでした。スタッフが日々努力を重ね、フランス産やオーストラリア産の評判の高いワインを加えたり、有名な蔵元の新しい焼酎を取り寄せたり、アルコールを飲まない人も楽しめるようにとフルーツベースのオリジナルドリンクを開発したりした結果、現在は約20種類のアルコールやドリンクが自由に好きなだけ飲めるように。フリーフローでここまでの質と量を兼ね備えている宿は、なかなかありません。
時間帯も以前は19:00まででしたが、ディナーが早い時間帯のゲストもフリーフローを存分に楽しめるようにと、20:00までに延長。ゲストが「満ち足りた贅なる旅」ができるようにと、常にブラッシュアップした最上級のおもてなしで出迎えてくれる宿なのです。
写真のフィンガーフードは、アジの南蛮漬け、スモークサーモン、飛騨山椒入りソーセージ、レンコンと人参のピクルスなど、豪華な品ぞろえ。さらに午後〜夕方の時間帯には、チョコレートやマカロン、おかきなどのスイーツが、朝はヨーグルトやフルーツが用意されています。充実の美味しさですが、食べ過ぎ・飲み過ぎにはご注意を。
驚くのは、朝もアルコールのフリーフローのラインアップが変わらないこと。展望露天風呂で朝湯を楽しんだ後に生ビールをたしなめば、日頃の疲れも吹き飛ぶことでしょう。
この宿専用のJR小田原駅からの無料送迎バスやお得な「箱根フリーパス」を利用して電車で訪れれば、気兼ねなく朝からフリーフローと温泉三昧という、夢のような休日も過ごせますよ。
ゲストラウンジには、直接屋外に出ることができるドアが設けられています。ドリンクやフィンガーフードを片手に携え、自動ドアを通り抜けると、そこはカウンターチェアーが用意された森のテラス。気候の良い日は、ここでコーヒーや食前酒をいただくのもステキです。
カウンターチェアの後ろにある階段を上れば、森のテラス上層部のソファーが置かれた特等席へ行くことができます。ここは、湯涼みを極上のひと時にランクアップさせてくれる場所。
ソファに深く腰掛け、清らかな風を頬に感じ、山々の稜線に目を奪われ、竹がさざめく音に耳を澄ませる。そんな心安らぐひとときを過ごせます。
森のテラスから本館へと足を運ぶと、この宿のシグネチャーテラス「水のテラス」が現れます。水盤中央のクリスタルのように輝くベンチが美しく、SNS映えすると評判です。日が沈む頃になるとテラス全体に光の演出が始まり、いっそう幻想的な雰囲気に。夕刻のお散歩の際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
散策を楽しんだ後は、お待ちかねのディナー!「佳ら久」では旬の食材を贅沢に生かした2つのレストランが用意されています。
ダイニング「六つ喜(むつき)」では、日本伝統の会席料理をベースに、季節ごとの素材を驚きのある調理法で味わえます。強羅の自然美を演出した盛りつけも好評です。
グリルレストラン「十邑(とむら)」では、熟練のシェフが目の前で焼き上げる、ダイナミックなグリルコースを楽しめます。
ディナーは、厳選されたブランド牛、近海でとれた旬の魚介類、地産の野菜などの味覚を凝縮したコース料理。シェフが素材やこだわりのソースなどの説明しながら、鮮やかな手腕で調理してくれます。目の前で極上の一皿へ生まれ変わるのを眺めるのは、至福の時間。神奈川県産相州牛の口の中でとろけるような柔らかさに魅了されます。ソムリエが見立てるワインとのマリアージュを楽しむのも一興です。
「箱根・強羅 佳ら久」は、絶景温泉展望風呂や全客室に備わる温泉露天風呂、フリーフローのゲストラウンジ、目の前でシェフが調理するグリルレストランなど、贅沢な体験を存分に満喫できるミシュランも認めた高級宿です。日常の喧騒を忘れ、自然と一体になりながら過ごす時間は、心と体をリセットするのに最適ではないでしょうか。箱根での滞在をより特別なものにしたい方に、ぜひ一度訪れてみてほしい宿です。
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
箱根・強羅 佳ら久(外部リンク)
https://gora-karaku.orixhotelsandresorts.com/
【トラベルjp・ナビゲーター】
北川 りさ
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