2024-11-29
バイエルン州の州都ミュンヘンは、ドイツ第3の大都市ながら田舎町のような温かさがあふれる町で居心地最高。見どころが旧市街や周辺に凝縮し、観光客にも人気のある町です。
ドイツはクリスマスマーケット発祥の地で、2500か所以上の場所で開催され、国中がクリスマスムードに包まれます。ここミュンヘンでも年末には煌めくクリスマス風景が最高潮に!工夫を凝らした豪華な装飾の木造屋台が、夜には輝きを増します。
ベルリン、ハンブルグに次ぐドイツ第3の大都市で、ドイツ南部に広がるバイエルン州の州都ミュンヘンは、都会にありながら田舎町のような温かさが伝わってくる町です。
旧市街の中心地であり市内交通網の中心地ともなるのがマリエン広場。中世には市場が開かれたり決闘が行われたりしました。ミュンヘンは、この広場周辺を中心として発展してきたため、近くには由緒あるいくつもの教会や博物館、王家の宮殿レジデンツや歌劇場など見所が集中し、メインストリートを中心として大ショッピングゾーンにもなっています。
広場の北に面しているのは1867年〜1909年に建てられたネオゴシック様式の美しく堂々たる新市庁舎!中央の塔に設置された楽しい仕掛け時計グロッケンシュピールは観光客の人気者です。
グロッケンシュピールはドイツ最大の仕掛け時計。定時には約10分間、等身大の人形たちが2段のステージ上に登場しては消えていくショーが見られます。これは1568年のバイエルン大公の結婚式を祝う様子を再現したもので、馬に乗った騎士が槍で戦うシーンやビール樽職人たちが踊る様子が見られます。夜にはおやすみの挨拶として夜警と天使とミュンヘン小僧が登場します。
<グロッケンシュピールの基本情報>
住所:Marienplatz 8,80331 Munchen
電話番号:+49-89-23300155
ビールの町として知られるミュンヘンは、都市として整備された1158年の創建とされ、後に商工業が繁栄。中世には地域的重要都市に、さらにはゴシック芸術やルネサンス芸術の中心となり、ビール醸造が始まり、バロック様式の生活が中心に。2つの世界大戦後は強力な経済力を持つ町となっています。
特にカールス広場の東にあるカールス門をくぐって旧市街に入ったノイハウザー通り沿いには重厚で華やかな建物が建ち並びます。周辺にはぜひ見ておきたい観光スポットが続きます。
年末になると、ここミュンヘンでも、クリスマスマーケットが盛大かつ煌びやかに繰り広げられます。旧市街のマリエン広場を中心に徒歩で行ける範囲で、別のマーケットも楽しめるのが観光客には嬉しいポイント!
先ずは鉄道駅とマリエン広場のちょうど中間にあるカールス広場からご紹介しましょう。バイエルン選帝侯カール・テオドールに由来するカールス広場の東に面しているのはカールス門。14世紀の城壁の遺構で、左右にネオ・バロック様式の美しい建物が続いて扇形に広場を取り囲んでおり、この門をくぐれば旧市街のメインストリートであるノイハウザー通りにつながります。
そして、年末になると姿を現すのがクリスマスマーケット用の2階建ての大きな木造施設。グリューワインをはじめとするホットドリンク、温かいスープや煮込み料理などのお店が入ります。ギシギシ音を立てる木製階段で2階のテラススペースに上ると木製のテーブルセットが並び、青空もしくは星空のもとで飲食ができるようになっています。
テラススペースから見渡せるのは、アイス・スケートリンクです。
広場の中央にある巨大な噴水は、夏なら高く水を噴き上げ涼を求めて多くの人が訪れる憩いの場なのですが、冬になると小さなアイス・スケートリンクと姿を変え、市民に親しまれ賑わいを見せます。
<カールス広場の基本情報>
住所:Karlsplatz 1,80335 Munchen
電話番号:-49-89-23396500
ノイハウザー通りに入ると、夏なら色鮮やかなお花でいっぱいの窓辺には、年末にはクリスマス用の電飾が灯り、ロマンティックな通りに姿を変え建物が建ち並び、カウフィンガー通りへと名前を変えます。
カールス門をくぐったすぐ近くには、露天商が並べる色鮮やかなフルーツやお菓子などの眺めがありその奥に見えてくるのが、大きな電飾のお人形。これはマリエン広場の新市庁舎の仕掛け時計に登場するお人形の一部を象ったもので、ミュンヘンに来たことを実感するひと場面です。
ドイツ国内ではどこの屋台もしっかりした造りで、クリスマスらしい装飾が豪華なものばかり。中でもミュンヘンのは仮設屋台とは思えない頑丈なものばかりで、樅ノ木や電飾などに加えて、屋根の上に乗っかる装飾も本格的なもの。
屋根の上に乗っかっているものは、お店の看板だけでなく、大きなクリスマスプレゼントボックスにサンタやトナカイ・そりなど、中には教会の塔やフラウエン教会のミニチュア版などもあって、屋根を見て歩くだけでも楽しめちゃうミュンヘンです。
上ばかり見ていないで店頭に並ぶものにも注目したくなるのはもちろんのこと、屋台付属のように飲食スペースが設けられ、座ってひと息つけるのがありがたい通りです。
仕掛け時計が見下ろすマリエン広場はメイン会場となり、伝統的なクリスマスマーケットが開かれます。「クリストキンドルマルクト」と呼ばれており、その起源は14世紀。
2500個の電球で飾られたクリスマスツリーは高さ21mの大きなもの。ライトアップされた市庁舎や聖母子像のある柱とのコントラストが大変美しく思わず見惚れてしまいます。
1158年から市の主要な広場となり、名前の由来ともなっている黄金色の聖母子像は、17世紀前半の三十年戦争からの解放を祝って1638年に建てられたもので、バイエルンの守護神として崇拝されています。この像の足元で豪華な電飾の屋台が軒を並べています。
特に人気があるのは冷えた体を温めるのにぴったりなグリューワインのお店。ビールの町としても知られるミュンヘンでも、年末にはグリューワインも大人気!何軒も点在し、町独自のデザインされたマグカップを両手で抱え込んで飲み歩きするのもおつなものです。
マーケット巡りをしていると、クリスマスを彩るグッズがたくさん目に付きます。特にイエス・キリスト生誕の場面を模した手工芸品である木製クリッペの品揃えがドイツで最も充実しているとのことで知られています。
クリスマスツリーの飾りになるガラスや木製のオーナメントは、かわいらしいものばかり。中でも土地の名前入りの「ご当地オーナメント」は、お土産にも最適!木工細工のくるみ割り人形やキャンドル・キャンドル立ても種類豊富です。ロウソクの炎の熱で回転するクリスマスピラミッドという凝ったものまで売られています。
<マリエン広場の基本情報>
住所:Marienplatz,80331 Munchen
マリエン広場南側のすぐ近くにあるのが、12世紀後半に起源を持つミュンヘン最古の教会「ペーター教会」。この教会前のペータースプラッツからリンダーマルクトまでの通り沿いにも電飾のキリスト誕生シーンや屋台が並び、広場では仮設ステージが設置されたり、クリスマスピラミッドが建ったり、賑わいを見せます。
中でも目を惹く大きな屋台がこちら!3階建て近くもある高さで、豪華な装飾は夜になると電飾が灯ってさらに魅了アップします。
リンダーマルクトで最も人気なのはクリスマスピラミッド型の屋台。1階にはグリューワインのお店が入り、その上は3段重ねのアーチ型の窓を持つ塔。てっぺんに羽が取り付けられ、ひときわ目を惹きます。
ドイツはクリスマスマーケット発祥の国として、各地ではそれぞれ個性的でドイツらしい伝統的なマーケットが受け継がれてきています。
特にミュンヘンは日本から直行便も就航しているドイツ第3の大都市でありながら、市内で開催されるマーケット巡りが徒歩でのどかな雰囲気を楽しめるのが魅力のひとつ。このミュンヘンでグリューワインを片手に、ほんわかとした温かみのある屋台巡りをたっぷり楽しんでくださいね。
2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
ミュンヘン市公式サイト(外部リンク)
https://www.muenchen.de/
ここは外せない!ミュンヘン旧市街おすすめ観光スポット5選
https://www.travel.co.jp/guide/article/48330/
絢爛豪華さにウットリ〜!独・ミュンヘンの「レジデンツ」は観光の目玉
https://www.travel.co.jp/guide/article/22381/
ミュンヘン駅徒歩5分「ホテルアンビエンテ」高コスパ&充実した朝食
https://www.travel.co.jp/guide/article/31514/
ミュンヘンの駅チカ「AWA ホテル」美味しい朝食&リーズナブル
https://www.travel.co.jp/guide/article/48203/
【トラベルjp・ナビゲーター】
Hiroko Oji
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