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絶景の夢の吊橋&周辺の珍しい橋めぐり3選!行き方や注意点も

2021-04-22

その景色の美しさから一躍有名になった、静岡の「夢の吊橋」。実は夢の吊橋近くには、存在を知ればきっと渡ってみたくなる橋が他にも複数あるんです。今回は「夢の吊橋」と、併せて訪れたい絶景の「レインボーブリッジ」&珍しさもスリルも満点の「塩郷の吊橋」をご紹介します。

【1】SNSで大人気!エメラルドグリーンの湖面に浮かぶ「夢の吊橋」

写真:森 のこ

SNSをきっかけに、エメラルドグリーンの水面とそこに架けられた吊橋の美しい光景が人気となった「夢の吊橋」は、静岡県の山あい、寸又峡にある橋です。
橋が架けられている場所は、大間ダムの人工湖の上。きれいなエメラルドグリーンが印象的な湖です。大間ダム湖の水は透明度が非常に高いため、その水に溶け込んだ微粒子に青い光だけが反射し、これほど美しい色に見えているんです。

写真:森 のこ

吊橋の長さは約90m、湖面からは約8mの高さに架けられています。渡り切るのにさほど時間はかかりませんが、一度に10人までしか渡ることができないため、橋を渡るために数時間並ぶこともある人気ぶり。

写真:森 のこ

実際に渡ってみると、普通に歩くだけでもかなり揺れを感じます。途中すれ違えるように多少幅が広くなっている箇所もありますが、基本的には人が一人通れる幅しかないので、気をつけてゆっくり渡りましょう。
寸又峡自体がとても山深い場所にあり、夢の吊橋への玄関口となる寸又峡温泉から夢の吊橋までは、寸又峡プロムナードという散策路をさらに約30分ほどかけて歩いて向かうので秘境感は抜群。(寸又峡プロムナードは一般車両の進入禁止)
長い道のりをかけて訪れた山の中に突然現れる美しい湖と緑に囲まれた吊橋の風景は、ここでしか見られない貴重な光景です。
【訪れる時の注意点その1】
運転に自信のない方はバスを利用しましょう!
ほとんどの方が車で訪れますが、山道を運転することになるので、運転に慣れていない方にはあまりおすすめできません。片側1車線ずつの箇所もありますが、車がすれ違えないほど道が細くなっている箇所が多々あります。(すれ違うことができない場合は、カーブもある山道でバックをしないといけない場面も出てきます)
本数は少ないものの、大井川本線の千頭駅前あるいは奥泉駅前から路線バス(寸又峡線)で寸又峡温泉まで行くことができるので、運転に自信のない方は、バスを利用して訪れることを強くおすすめします。なお、路線バスの停留所である寸又峡温泉バス停は寸又峡プロムナードのすぐ手前にあるので、自分の車で訪れた場合と歩く距離は変わりません。
【訪れる時の注意点その2】
混雑時は300段もの階段を登る必要あり!
通常は往復可能ですが、GWや紅葉シーズンなどの混雑時には吊橋は一方通行となり、橋を通って戻ってくることができません。そのため、吊橋を渡ってから寸又峡プロムナードのスタート地点に戻るために1時間近く歩く必要があります。(寸又峡プロムナード入り口から夢の吊橋までは30分ほど)吊橋を渡った後は300段もの急な階段を登ることになるので、混雑時に訪れる方はその心づもりでお出かけください。
<基本情報>
住所:静岡県榛原郡川根本町千頭 寸又峡

【2】湖に浮かぶ絶景駅・奥大井湖上駅へと続く鉄道橋「レインボーブリッジ」

写真:森 のこ

夢の吊橋がある寸又峡から車で30分ほど。同じく絶景として知られている、湖にポツンと浮かぶ大井川鐵道・奥大井湖上駅があります。遠くから眺めるだけでも十分に見応えのある駅ですが、なんとこちらの駅まで、電車に乗らなくても歩いて向かうことができるんです。

写真:森 のこ

レインボーブリッジと名付けられた鉄橋の、電車が走る線路のすぐ横に歩行者用の通路が設けられています。歩いているすぐ横を電車が通るという、なかなかできない体験ができるのも魅力です。
電車の本数は限りがあるので、電車が走る横を一緒に歩いてみたいという方は事前に電車の時間を調べて訪れてください。

写真:森 のこ

湖の底からの橋脚の高さはなんと70m。湖面からの高さは水位によって変わりますが、足元の湖を覗いてみればなかなかの高さを感じるでしょう。
【訪れる時の注意点】
遊歩道には長い階段あり!
奥大井湖上駅までは遊歩道が用意されていて、歩いて向かうことになります。長い階段の上り下りがありますので、体力に自信のない方は歩いて向かうよりも、電車で奥大井湖上駅まで行くことをおすすめします。
<基本情報>
住所:静岡県榛原郡川根本町梅地

【3】道路&線路&民家の上に架けられた珍しい橋「塩郷の吊橋(恋金橋)」

写真:森 のこ

最後にご紹介する塩郷の吊橋(愛称:恋金橋)は、奥大井湖上駅付近から車で約40分の距離にあります。山深い場所にあった夢の吊橋、レインボーブリッジと違って、こちらの吊橋は道路と線路、そして民家の上を渡しているというめずらしいロケーションの吊橋です。

写真:森 のこ

橋の全長は220m、高さは11mあります。長さがあるためか夢の吊橋以上に揺れが激しく、渡るのはなかなかのスリル。複数人で固まって歩くとより揺れるので、少し距離を置いて歩くのが揺れを少なくするコツです。
塩郷の吊橋の下を通っているのも大井川鐵道の線路なので、電車の本数は少なめ。吊橋の下を通る電車を眺めたい方は、あらかじめ電車の時間をチェックしておきましょう。

写真:森 のこ

このように下から橋を眺められるのもこの塩郷の吊橋ならでは。渡るだけでなく、下から眺めるのも楽しいですよ。
【訪れる時の注意点】
女性の方はパンツスタイルで訪れましょう!
橋を渡る様子が下から丸見えですし、歩くと結構揺れるので、スカートの裾を抑えながら渡るのは難しいです。大井川鐵道の塩郷駅から徒歩1分の場所で近くには駐車場もあるので、夢の吊橋、レインボーブリッジのように橋まで長く歩く必要はありませんが、スカートは避けて、なるべくパンツスタイルで訪れることをおすすめします。
<基本情報>
住所:静岡県榛原郡 川根本町下泉1939

個性豊かな橋めぐりを楽しもう

3つの橋をご紹介しましたが、どれも個性があって、それぞれに魅力が違います。
いずれの橋もそんなに距離は離れていませんが、混雑状況やアクセスの難易度を考えると1日ですべての橋を周るのはなかなか難しいので、できれば近郊に一泊して、1泊2日の予定で訪れると良いでしょう。
余裕のあるスケジュールを組んで、ぜひ時間をかけて3つの橋を巡ってみてください。

■関連MEMO
寸又峡・夢の吊橋
http://www.okuooi.gr.jp/wordpress/20170716/12453/
奥大井湖上駅について
http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/chosei/12/1/4002.html
塩郷の吊橋 〔愛称:恋金橋〕
http://www.okuooi.gr.jp/wordpress/20110902/624/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
森 のこ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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