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こりゃめでたい!「めでたいでんしゃ」でゆく和歌山・加太めぐり

2021.04.26

和歌山市の電車というと、和歌山電鐵のたま電車が有名ですが、南海電鉄の「加太線」でも鯛をモチーフにした観光列車が走っています。その名も“めでたいでんしゃ”!何とも縁起が良いネーミングですよね。「めでたいでんしゃでめでたいひととき」を過ごして、加太のパワースポットめぐりを楽しんでみませんか?

南海電鉄の観光列車「めでたいでんしゃ」とは

写真:モノホシ ダン

“めでたいでんしゃ”は、大阪・難波と和歌山の和歌山市を結ぶ南海電鉄・南海本線の支線「加太線」で、「加太さかな線プロジェクト」の一環として、2016年(平成28年)4月29日から運行を開始しました。
名物「加太の鯛」と加太の観光名所「淡嶋神社」の縁結びをイメージしたもので、乗車するだけで「おめでたい気分になる」「愛でたい・ずっと乗っていたい」の意味を込めて名付けられました。
なお、めでたいでんしゃにはピンク色のお母さん「さち」と水色のお父さん「かい」、赤色のこども「なな」の3つがあります。写真は、ピンク色のお母さん「さち」と赤色のこども「なな」。

写真:モノホシ ダン

めでたいでんしゃ「さち」の車内のシートは、鯛の模様をちりばめ、吊り革はお魚の形をしています。しかも、各車両に一つだけ「ハート型」の吊り革があります。ユニークな内装を楽しんだり、ハートの吊り革を探したり。始発の和歌山市駅から終着の加太駅までの約25分間は、アッという間です。

写真:モノホシ ダン

ところで、“めでたいでんしゃ”の第二弾として登場したのが水色のお父さん「かい」です。2017年(平成29年)10月7日に登場した「かい」は、ピンク色のお母さん「さち」と同じく、既存の7100系を改造したものです。
「かい」の運転席の後ろの窓には、「さち」と同じく「鯛の目」がデザインされています。外観に、鯛のウロコをあしらっているのも、「さち」のデザインをそのまま踏襲しています。

“めでたいでんしゃ”の楽しすぎるインテリア

写真:モノホシ ダン

“めでたいでんしゃ”では、車内のインテリアにも注目です。遊びごころいっぱいの「かい」の内装は、海の中をイメージしたものになっています。座席シートは、海の生き物、波模様のオリジナル柄です。
床は、海面をイメージしたもので、釣り場・フィン・サーフボードなど、実際に足を置いて体験したくなるような仕掛けが施されています。それぞれに面白い写真が撮れるので、ぜひ試してみてください。

写真:モノホシ ダン

2019年(平成31年)3月31日、“めでたいでんしゃ”の第三弾としてデビューしたのが赤色の「なな」です。ピンク色の「さち」と水色の「かい」との夫婦の間に生まれた“こども”という設定で、名前の由来は、加太さかな線の「7」駅を走っていることによります。

写真:モノホシ ダン

「なな」の車内は、魚型のカラフルな水引や神前幕をイメージした中吊りなど縁起の良いモチーフやしかけがいっぱいです。
なお、それぞれの“めでたいでんしゃ”の運行日は毎日、固定されているわけではありません。詳しい運行ダイヤは、関連MEMOをご覧下さい。

女性のためのパワースポットと人形供養の「淡嶋神社」

写真:モノホシ ダン

ここで加太のパワースポットをご紹介します。一つ目は「淡嶋神社」です。御祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、神功皇后です。
毎年3月3日の雛流し神事は、全国的に有名ですが、これはご祭神の少彦名命と神功皇后の男女一体のご神像が、男雛と女雛にたとえられ、元々ご祭神を祀っていた加太沖の友ヶ島から加太への遷宮が3月3日であったことから、雛祭りは3月3日になったと当地では伝えられています。
ところで、御祭神のひとりの少彦名命は、医薬の神様で、とくに婦人病の回復や安産に霊験あらたかとされ、女性の方のお参りが絶えません。また、最近では恋愛成就のパワースポットとしても人気があります。

写真:モノホシ ダン

また、淡嶋神社は人形供養の神社としても有名です。市松人形や日本人形などが奉納され、ジャンル別に境内のところ狭しと並べられた約2万体の人形は壮観の一言に尽きます。
ちなみに、人形を納める方は、みかん箱一杯程度で、500円の委託料と供養料(寸志)が必要です。ただし仏滅の日は、人形供養はしておりません。

写真:モノホシ ダン

淡嶋神社の御朱印は、スタンプのみで筆は入りません。御守りは、厄除けでは、しあわせカエル(800円)がイチ押し。ちなみに蛭子(ガマガエル)は、御祭神の少彦名命の使いの神です。
<淡嶋神社の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市加太118
電話番号:073-459-0043
アクセス:南海電鉄加太線加太駅下車、徒歩約15分
車利用の場合は、阪和自動車道 和歌山ICから約30分

“めで鯛みくじ”が楽しい「加太春日神社」

写真:モノホシ ダン

ほかに加太のパワースポットでは、「加太春日神社」が有名です。1596年(慶長元年)、羽柴秀長の家臣・桑山重晴によって現在の場所に移転し、社殿が造営されました。
主祭神は、天児屋根命で(あめのこやねのみこと)で、天岩戸に隠れた天照大神を呼び戻すために、日取りを占い、祝詞を奏上した神様です。通称として春日大明神とも呼ばれ、藤原氏の祖先神でもあります。

写真:モノホシ ダン

加太春日神社の創建年代は明確ではありませんが、神武天皇東征の際に遡ると伝わります。また、加太沖の友ヶ島を行場とした役行者が勧請し守護神としていたともいわれ、そのため、日本遺産「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地-の構成文化財の一部になっています。
さらに本殿は、蟇股や欄間などの彫刻に桃山時代の特徴を持ち、棟札14枚とともに重要文化財に指定されています。

写真:モノホシ ダン

神社のおみくじでは、“めでたいでんしゃ”の運行を記念した「めで鯛みくじ」が楽しい。おみくじを取り出したあとは、お部屋に置いておくと、開運・厄除けなどよい方向に導いてくれます。
<加太春日神社の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市加太1343
電話番号:073-459-0368
アクセス:南海電鉄加太線加太駅下車、徒歩約10分
車利用の場合は、阪和自動車道 和歌山北ICから約30分

“めでたいでんしゃ”のベスト撮影スポット「磯の浦海水浴場」

写真:モノホシ ダン

おわりに“めでたいでんしゃ”の撮影スポットをご紹介致します。まずは途中駅での列車交換が挙げられます。運行ダイヤを調べておけば、上下線の“めでたいでんしゃ”が交換する様子が見られます。写真は「八幡前駅」での「さち」と「かい」の列車交換風景です。

写真:モノホシ ダン

つぎにご紹介する撮影スポットは「磯の浦海水浴場」です。ここは海と電車をいっしょに収めることのできるスポットとして人気があります。磯の浦海水浴場は、関西ではサーフィンも楽しめる海水浴場として知られています。
撮影スポットは、右手の防波堤上です。加太線「磯ノ浦駅」を降り、いつまでも夏の雰囲気の漂う砂浜を防波堤まで歩きましょう。白い砂とどこまでも広がる青い海に心洗われる思いがするでしょう。
<磯の浦海水浴場の基本情報>
住所:和歌山県和歌山市磯の浦
電話番号:073-452-2737(磯の浦観光協会)
アクセス:南海電鉄加太線磯ノ浦駅下車すぐ
車利用の場合は、阪和自動車道 和歌山北ICから約30分

写真:モノホシ ダン

撮影ポイントへは、砂浜を歩いて約10分です。加太駅に着いた電車は、和歌山市駅への折り返しのためすぐに発車します。加太駅から磯ノ浦駅までの所要時間は電車で約5分です。そのため少し待つだけで、下りと上りの行ったり来たりする電車を撮影するチャンスが2回あるわけです。
とくに水色の「かい」は、波打ち際を泳ぐようにして走る姿がとても印象的です。

鉄道ファンも温泉好きも満足する風光明媚の地・加太

いかがでしたか。大阪から電車で2時間ほどのアクセスの加太ではこのほかにも美味しい海の幸がいただけると評判の加太淡嶋温泉があります。この機会に“めでたいでんしゃ”に乗ってめでたい気分に浸って加太への旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
加太さかな線観光列車(外部リンク)「めでたいでんしゃ」南海電鉄
http://www.nankai.co.jp/kada/medetai.html
めでたいでんしゃ運行ダイヤ(外部リンク)
http://www.nankai.co.jp/library/kada/medetai/pdf/medetaitime.pdf
加太観光協会(外部リンク)
http://www.kada.jp/kankou/index.html
淡嶋神社(外部リンク)
http://www.kada.jp/awashima/
加太春日神社(外部リンク)
http://www.hir.ne.jp/e3/omiya/

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モノホシ ダン

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