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奈良・高取町で「町家の雛めぐり」と「大雛曼荼羅」を巡ろう!

2021.03.01

奈良県の中部に位置する「高取町」は、旧高取藩の城下町です。高取山中には、山城としては日本一を誇る高取城跡の石垣が連なり、土佐街道と呼ばれる城下のメインストリートには古い町家が残されています。その土佐街道沿いの町家や高取町内の壷阪寺で、毎年3月に開催されるのが「町家の雛めぐり」と「大雛曼荼羅」です。大切にされてきたお雛様を楽しみながら、ゆったりとした早春の一日を高取町で過ごしてみませんか?

高取町「町家の雛めぐり」ではジャンボ雛がお出迎え

写真:モノホシ ダン

高取町・土佐街道への最寄り駅である近鉄壺阪山駅から会場に向かうと、最初に出迎えてくれるのが、観覚寺地区の人たちが製作した「なかよし雛」です。
さらに、下土佐ふれあい広場には「ジャンボ雛」(写真)があり、写真撮影スポットとして最適です。はかの雛人形は、おもに各家庭の軒先、出窓等を中心に飾られています。
なお、会場内を散策するのに便利な「町家の雛めぐり」マップは、近鉄壺阪山駅や観光駐車場などで入手することができます。ただし会場となる土佐街道は、歩行者天国ではありません。通行する車には十分気をつけて見学しましょう。

写真:モノホシ ダン

ところで、ひな人形の種類には、「京雛」と「江戸雛」の2種類があります。見た目ですぐ違いがわかるのは、男雛と女雛の左右の並び方です。京雛は、男雛を右に、女雛を左に並べました。これは、官位など階級を記録するときに、位の高い方を右から順番に記入していたことに由来します。「右に出るものはいない」とか「左遷」などの言葉もこれに由来したものです。

写真:モノホシ ダン

これに対して、男雛を左、女雛を右に配したのが江戸雛です。これは、昭和になり、天皇陛下と皇后陛下のお写真が、天皇が左、皇后が右となったことにより、関東の方でこれに習ってひな人形が飾られるようになったからです。歴史的背景によるひな人形の違いも楽しみましょう。

メイン会場の「天段のお雛様」は圧巻

写真:モノホシ ダン

メイン会場の「雛の里親館」には、天段のお雛様が。17段の特製雛壇に天井まで届こうかという、約500体の人形が並ぶ「天段の雛」は見る人を圧倒します。その光景には、思わず目が釘付けになってしまうかも知れません。

写真:モノホシ ダン

さらに天段のお雛様の隣には、町の人々による手作りの「つるし雛」が。つるし雛の発祥の地は、江戸時代後期の伊豆の稲取温泉と言われています。
ひな祭りの歴史は、京都で生まれた「ひいな遊び」が江戸に広まって、庶民に定着したのが「ひな祭り」であり、江戸時代中期には、現在のようなひな壇飾りが飾られるようになりました。
しかし、当時の雛人形は高価なもので、庶民の手にはとても届かなかったので、庶民の雛壇代りに、手作りで子供や孫の初節句を祝おうという親心から生まれたのがつるし雛です。今では、桃(長寿)、猿っ子(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本として約50種の細工があるといわれています。

写真:モノホシ ダン

「雛の里親館」には、高取城の75分の1のスケールモデルも。天空の城として有名な高取城跡へは、雛の里親館から土佐街道を通って徒歩約2時間です。この機会に、高取城跡まで足を延すのもおすすめですよ。
<高取土佐町並み「町家の雛めぐり」の基本情報>
住所:奈良県高市郡高取町大字上土佐20-2(高取町観光案内所 夢創舘)
電話番号:0744-52-1150
開催期間:2021年3月1日(月)〜3月31日(水)
開催時間:10:00〜16:00
アクセス:電車利用の場合は、近鉄吉野線「壺阪山(つぼさかやま)駅」下車すぐ
車利用の場合は、南阪奈道路葛城ICより約30分。西名阪自動車道郡山ICより約40分。第一駐車場または第二駐車場利用

壺阪寺で同時開催される「大雛曼荼羅」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

また高取町「町家の雛めぐり」の会場から、徒歩で約40分のところに位置する西国三十三所第6番札所「壺阪寺」でも、「町家の雛めぐり」にあわせて「大雛曼荼羅」が開催されます。
2021年は、過去最高の約2500体のお雛様と本尊十一面千手観音様やさまざまな仏様と一緒にお祀りした大雛曼荼羅を公開します。

写真:モノホシ ダン

浄瑠璃『壺坂霊験記』で知られる、壺阪寺の御本尊の十一面千手観音菩薩像は、眼病に霊験あらかたで、一般的の観音像より大きく見開いた目が印象的です。

写真:モノホシ ダン

「大雛曼荼羅」では、2500体のお雛様の中に、ちょっと変わったお雛様が隠れています。写真は、ハンバーグを食べるお雛様。その他にも、ゴルフや五重奏楽団などのお雛様がいます。いろいろ変わった飾り方をしたお雛様を、良く観察して見つけてください。
<壺阪寺「大雛曼荼羅」の基本情報>
住所:奈良県高市郡高取町壷阪3
電話番号:0744-52-2016
開催期間:2021年3月1日(月)〜4月18日(日)
開催時間:8:30〜17:00
入山料:大人600円(18歳以上) 小人100円(17歳以下)幼児(5歳以下)無料
アクセス:高取町「町家の雛めぐり」会場から徒歩約40分
車利用の場合は、高取町「町家の雛めぐり」会場から約7分 有料駐車場利用

桜の時期にあわせて行われる「夜桜ライトアップ」も必見

写真:モノホシ ダン

ほかに壺阪寺では、桜の時期にあわせて夜桜ライトアップも行われています。

写真:モノホシ ダン

夜桜ライトアップでは、境内の堂塔伽藍や大石像仏を覆いつくすように咲く桜で、昼間とは違う幻想的な風景を楽しむことができます。

写真:モノホシ ダン

壺阪寺は、奉仕活動を行った縁でインドとの交流が盛んで、境内にはインドから渡来した大きな石像がいくつもあります。その中の高さ15mの「壺阪大仏」と呼ばれる大釈迦如来石像の周りの桜は、大仏様を包み込むように美しく咲き誇ることから「桜大仏」と呼ばれています。
満開の桜と大仏様を一緒に撮れるスポットもありますので、この時期だけの桜の絶景をお楽しみください。
<壺阪寺夜桜ライトアップの基本情報>
夜桜ライトアップ期間:2021年3月27日(土)〜4月04日(日)※桜の開花状況によって変動します
点灯時間:18:00〜20:00

高取町で雛まつりや歴史体験の旅を満喫しよう!

いかがでしたか。ほかに高取町は、古来から薬業が盛んな地としても知られています。町の薬屋さんや、高取町観光案内所・夢創舘のすぐ近くにある「くすり資料館」では、薬業の歴史を学ぶこともできます。「町家の雛めぐり」や「大雛曼荼羅」で高取町を訪れたら、歴史体験の旅も楽しんでください。
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
高取町「町家のひなめぐり」(外部リンク)
http://www.hinameguri.jp/
雛めぐりモデルルートコース(外部リンク)
http://www.hinameguri.jp/routeguide.html
壷阪寺(外部リンク)
http://www.tsubosaka1300.or.jp/index.html
江戸時代の風情が残る街並み!奈良・高取町「土佐街道」を歩く
https://www.travel.co.jp/guide/article/45766/
春限定の“桜大仏”も!奈良県「壷阪寺」は眼病封じの寺
https://www.travel.co.jp/guide/article/42749/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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