ホーム 旅行&おでかけ > 春爛漫!大阪・泉州の桜の名所“岸和田城”「お城まつり」に行こう

春爛漫!大阪・泉州の桜の名所“岸和田城”「お城まつり」に行こう

2021.03.19

続日本百名城のひとつ、大阪府岸和田市の「岸和田城」は、春になると周辺に約170本の桜が咲き誇る泉州一の桜の名所として知られています。岸和田城の桜で、とくに美しいのが“花筏(はないかだ)”。散り始めた桜の花びらが、お城を囲む堀に浮かび流れる様子は、とても可憐でかつ風流。またライトアップされた天守閣と桜のコラボも神秘的です。岸和田城お城まつりで、花筏とライトアップと桜の競演を楽しんでみませんか?

岸和田市のシンボル「岸和田城」とは

写真:モノホシ ダン

岸和田城は、鎌倉幕府滅亡後、建武の新政期に楠木正成の一族の和田高家が築いたのが最初といわれています。当時、このあたりは「岸」と呼ばれ、「岸の和田氏」がのちの「岸和田」の地名の起こりになりました。
江戸時代には、徳川氏譜代大名の城となり、1640年(寛永17年)、岡部宣勝が攝津高槻から入城、以来、明治維新まで約230年間、岡部氏が13代にわたって岸和田藩5万3千石を治めました。
現在は、4月のお城まつりや天守閣で結婚式ができるなど市民にとって身近で、愛されているお城です。

写真:モノホシ ダン

岸和田城の別名は、「猪伏山(いぶせやま)千亀利城(ちきりじょう)」。ちきりとは、機(はた)の縦糸を巻く器具のことで、本丸と二の丸を重ねた形が、「ちきり」に似ていることから由来しています。
岸和田城は安土桃山時代には、羽柴秀吉によって紀州根来寺や雑賀衆に対する前線基地となり、1584年(天正12年)には根来勢ら約3万名が、岸和田城に攻め寄せ城兵約5千名と激闘を展開(岸和田合戦)。
翌1585年、秀吉は岸和田城を拠点に、根来寺を焼き討ちして、泉州地域から一掃。続いて秀吉は、叔父の小出秀政を城主として封じ、城下町と城郭を整備させ、天守閣も秀政によって建てられました。

写真:モノホシ ダン

岸和田城の規模は、30万石級の大藩に匹敵するほどの豪壮さでしたが、威容を誇った高さ約32mの5層の天守は、1827年(文政10年)に落雷によって焼失。
1954年(昭和29年)に鉄筋コンクリート造りで約10m低い、高さ約22mの3層の天守閣が再建。石垣の壮大さに比べて、いまの天守閣が小さく見えるのはそのためです。

岸和田城の知られざる秘密とは

写真:モノホシ ダン

岸和田城の天守閣の1階の常設展では、社会の教科書でよく見かける「明智光秀の肖像画」の複製を展示しています。
これは、岸和田市内にある南国梵桂(なんごくぼんけい)が開基した臨済宗の本徳寺(ほんとくじ)が、日本で唯一、光秀の肖像画を所蔵していて、それにちなんだもの。
南国梵桂は、光秀の実子といわれ、出家して父の菩提を弔うために肖像画を描かせたと伝わっています。なお、本徳寺は観光寺院ではなく非公開のため、実物の見学はできません。

写真:モノホシ ダン

天守閣の前にある国指定名勝の「八陣の庭」は、1953年(昭和28年)、有名な庭園家である重森三玲(しげもりみれい)氏の手によるものです。
テーマは、中国の三国時代の蜀の軍師、諸葛孔明の八陣法を取り入れたもので、石組みは作者自身が、和歌山県沖の島を訪れ、選定した緑泥片岩を用い、白砂は京都の白川産。
さらに注目すべき点は、庭の完成は、天守閣の再建の1年前だったということです。重森氏は、将来再建されるであろう天守閣からの眺めを考えながら作庭していたといい、その空間認識能力の高さには改めて驚かされますね。

写真:モノホシ ダン

ほかに注目すべきスポットでは、再建された岸和田城天守閣には、岸和田市の「岸」、あるいは市内の欄干橋の「干」からとったといわれている岸和田市の市章が刻まれていること。写真のほかにも何箇所かあるので、興味のある方は探してみましょう。

「花筏」のベストスポットは「五風荘」前

写真:モノホシ ダン

岸和田城の桜は、約170本と決して多くありませんが、堀端に沿ってズラリと咲くので、天守閣と半円を描く桜並木のコラボは絶妙のひとことです。

写真:モノホシ ダン

岸和田城で見られる“花筏”のベストスポットは、五風荘前。聳え立つ天守閣と、咲き誇る桜と、堀に漂うピンクの花びらは、絵画のような美しさ。

写真:モノホシ ダン

堀の藍色の水面浮かぶピンクの花筏は、数日で色褪せてしまうので、強い風が吹いた後や、散り始めを狙うのがおすすめです。

岸和田城の登城記念に「御城印」をゲットしよう

写真:モノホシ ダン

ところで、2020年(令和2年)2月16日から、岸和田城の登城記念に「御城印」(300円)が頒布されています。御城印にデザインされている蛸は、岸和田に伝わる「蛸地蔵伝説」からきたものでお城の守り神的シンボルです。岸和田城に登城した証として入城口で、御城印をお受けしてみてはいかがでしょうか。

写真:モノホシ ダン

また多聞櫓・隅櫓では、岸和田城の歴史展示、映像などを見ることができます。写真は、岸和田に伝わる「蛸地蔵伝説」で、岸和田市在住の講談師、旭堂南舟(きょくどうなんしゅう)さんの語りによる6分30秒の映像です。

写真:モノホシ ダン

多聞櫓・隅櫓の記念撮影コーナーは、フラッシュ撮影をすると蛸地蔵が出現する仕組み。岸和田城の写真パネルを背景に面白い写真を撮ってみましょう。
<多聞櫓・隅櫓の基本情報>
見学時間:10:00〜16:00
見学料:無料
休場日:月曜日(祝日とお城まつり期間中を除く)・年末年始(12月29日〜1月3日)

幻想的でロマンチックな岸和田城と桜のライトアップ

写真:モノホシ ダン

岸和田城天守閣は、日没30分後から22時までライトアップされています。煌々と照らされた天守閣の様子は、とても神々しくロマンチックです。

写真:モノホシ ダン

さらに桜の季節のライトアップでは、闇の中に浮かぶ岸和田城と桜を見つめていると、遠い過去の歴史がよみがえって来るような不思議な気分を満喫できます。

写真:モノホシ ダン

ほかにお城まつり期間中は、岸和田城天守閣の夜間開場も実施されます。天守閣の入城に加えて、岸和田城庭園「八陣の庭」がLEDでライトアップされます。昼間とは違った幻想庭園の雰囲気をお楽しみください。
うららかな春の日和に包まれて、泉州の桜の名所、岸和田城で春の一日を満喫してみませんか。
<岸和田城天守閣の夜間開場の基本情報>
日時:2021年4月1日(木)〜4日(日)
時間:17:00〜20:30(天守閣の入城は20:00まで)
入場料:夜間開場時間は無料

岸和田城「お城まつり」の基本情報

住所:大阪府岸和田市岸城町9番1号
電話番号:072-436-0914(岸和田市観光振興協会)
開催期間:2021年04月1日(木)〜11日(日)
岸和田城天守閣入場料:大人300円、中学生以下無料
入場時間:10:00〜17:00
休場日:月曜日(祝日とお城まつり期間中を除く)・年末年始(12月29日〜1月3日)
アクセス:南海本線・岸和田駅下車、徒歩約10分。または南海本線・蛸地蔵駅下車、徒歩約7分
車利用の場合は、阪神高速湾岸線岸和田南ICから約10分 近隣有料駐車場利用
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
第65回岸和田城お城まつり(外部リンク)
https://kishibura.jp/2021/03/06/65-oshiromatsuri/index.html#gsc.tab=0
岸和田市観光振興協会(外部リンク)
https://kishibura.jp/#gsc.tab=0

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

関連記事

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

シェア

あなたにおすすめの記事

P R

eltha(エルザ by オリコンニュース)