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城崎温泉に行くなら「玄武洞ミュージアム」へ

2022-09-07

城崎温泉や玄武洞公園に行くなら、ぜひ立ち寄るべきスポットに「玄武洞ミュージアム」があります。城崎温泉から車で約10分、玄武洞公園入口にあり、山陰海岸ジオパーク屈指の観光名所に位置するミュージアムです。
鉱物や宝石のコレクションは日本でもトップクラス。レストランやショップもあり、城崎温泉観光の立ち寄りスポットとしておすすめです。子どもから大人まで楽しい「玄武洞ミュージアム」を紹介します。

美しく不思議な石の世界「玄武洞ミュージアム」

写真:塚本 隆司

1976年に玄武洞資料館として開館以来、玄武洞見学者の立ち寄りスポットとして親しまれてきた玄武洞ミュージアムは、2018年にリニューアル。玄武岩の形状でもある六角形を連ねたデザインの建物に生まれ変わりました。
主に鉱物や宝石、化石などを展示した「石の博物館」で、約4千点の収蔵品から常時2500点ほどを展示しています。大きな石が多いのが特徴で、これほどのコレクションは国内でも珍しい博物館です。

写真:塚本 隆司

まず、ホールで驚かされるのは、古代アジアゾウの仲間(ステゴドン)の原寸大骨格レプリカ。
玄武洞ミュージアムは、化石の展示も充実しています。但馬地方では、足跡化石や歯の化石が多く発見され、かつてはゾウが生息していました。

写真:塚本 隆司

他にもティラノサウルスの骨格レプリカなどがあり、恐竜好きの子どもたちが大はしゃぎすること間違いありません。

「豚肉石ってナニ?」知れば知るほど楽しい石の世界

写真:塚本 隆司

観光地に博物館や資料館がある場合、先に知識を得ていた方が楽しめることが多いですが、初めて玄武洞公園に行くのであれば、先に玄武洞を見てから玄武洞ミュージアムに行く方をおすすめします。なぜなら、まずは玄武洞の圧倒される景観を見ておいてからの方が、その解説がわかりやすくなるでしょう。
館内では「なぜこのような石が生まれたのか」という疑問を丁寧に解説。地中には、想像を絶するような世界が存在していることや地球の神秘、山陰海岸で見られる美しい景観の秘密などが、わかりやすく学べるよう展示・解説されています。

写真:塚本 隆司

誕生石などで知っている石も、原石の状態で陳列されていると、印象が違ってきます。大きな原石の展示は、数が豊富で改めて石の魅力と不思議さに引きこまれてしまうはず。実際に石に触れられる展示もあり、興味が無かった人でもつい時間を忘れるほどです。

写真:塚本 隆司

面白い石を集めたコーナーもあります。石に興味が無い人でも、きっと楽しめます。写真は、どう見てもステーキな「豚肉石」。
紫外線を当てると石が光るコーナーにも注目です。ブラックライトを当てれば、輝きだす神秘的で不思議な世界。石の種類によって様々な色に光り、それが鏡に反射して「光る石の万華鏡」になります。
他にも、楽器のように鳴らして遊べるカンカン石など、体験できるコーナーがあります。

豊岡の特産品「豊岡杞柳細工」展示も

写真:塚本 隆司

館内には、豊岡特産の杞柳(コリヤナギ)を使った国指定伝統的工芸品「豊岡杞柳細工(きりゅうざいく)」の紹介コーナーもあります。
玄武洞の前を流れる円山川は杞柳の産地で、1200年も前から杞柳で編んだ籠などが作られています。江戸時代には全国的に名が知られ、豊岡の柳行李(やなぎごうり)のもつ柔らかさと丈夫さ、そして色合いの美しさから、飛脚や富山の薬売りにも愛用されてきました。
展示コーナーでは、古いものだけではなく、新たに生み出されたファッション性の高い商品まで並んでいます。

写真:玄武洞ミュージアム

杞柳細工のかご編み体験もあります。旅の思い出づくりや、夏休みの工作に挑戦してみるのもおもしろいでしょう。

写真:玄武洞ミュージアム

写真は制作例のコースターやペットボトルホルダー。その他に化石発掘体験や誕生石キーホルダー作りなど、玄武洞ミュージアムならではの体験が楽しめます。
体験としては、円山川を船で巡るミニ遊覧船(大人700円)があります。約10分ほど解説付きで巡ります。ミュージアム入館とのセット券もあり(大人1500円のところが1300円に)お得になっています。

但馬牛のローストビーフに舌つづみ

写真:塚本 隆司

隣接した店舗棟には、レストラン&カフェ「GENBUDO」があります。但馬地方らしさを大切にしたレストランで、玄武洞観光者に嬉しい内容になっています。店内からは、円山川と対岸の来日山(くるひざん)が眺められ、ひと休みに格好の場所。白や木目を基調にした明るい店内も気持ちがいいです。

写真:玄武洞ミュージアム

テラス席は川面をなでる風が心地が良く、気持ちのいいロケーション。玄武洞公園に行ったあとの休憩には、ちょうどいいでしょう。カフェメニューには、カステラやパフェ、手作りぜんざい、自家製ところてんなどのスイーツがあり、ひと息つける最高の場所です。

写真:玄武洞ミュージアム

おすすめのランチは「但馬牛ローストビーフ温玉丼」(1760円)。但馬牛のローストビーフや自家製米など、但馬地方の食材をふんだんに使った旅の食事にピッタリのランチメニューです。
他にも、「玄武洞 かご手まりむすび膳」(2200円、3日前の正午までに予約が必要)があります。器は玄武岩をイメージした六角形の特別あつらえで、豊岡の特産品・杞柳細工の弁当箱におにぎりが入っています。
但馬牛ハンバーグランチや玄武洞バーガー、店内製麺のうどん、お子様や小食の人用にミニランチプレートもあります。

豊岡の特産品が並ぶミュージアムショップ、パワーストーンや化石も

写真:塚本 隆司

玄武洞公園に行き、玄武洞ミュージアムで学んだ後は、ミュージアムショップへ。先に紹介したカフェレストランの他、ソフトクリームや玄武洞にちなんだ自家製菓子などが製造販売されています。

写真:塚本 隆司

ショップでは、パワーストーンや化石など石にまつわる商品はもちろん、杞柳細工や豊岡鞄などの特産品、お土産にぴったりなお菓子や地酒がそろっています。

写真:玄武洞ミュージアム

玄武洞ミュージアムへのアクセスですが、最寄り駅はJR玄武洞駅になります。しかし、円山川を挟んだ対岸にあるため、渡し船(片道大人400円/人)で向うことになります。乗船時間は約5分。事前連絡が必要です。
天候によっては運行できません。電車の本数が少ないため、電車利用前に電話確認することをおすすめします。
他には、豊岡駅か城崎温泉駅からのバスもしくは、タクシー(2000円程度)が利用できます。車の場合は、無料の駐車場(玄武洞公園と共通)があります。

玄武洞ミュージアムの基本情報

住所:兵庫県豊岡市赤石1362番地
電話番号:0796-23-3821
営業時間:9時〜17時
休館日:年末年始(12月31日、1月1日)、臨時休館等は公式サイトを参照
入館料:中学生以上800円、小学生500円、幼児(4歳以上未就学)400円
アクセス:
電車・路線バスの場合、JR玄武洞駅前より渡し船で7分(渡し船利用は事前連絡要 0796-23-3821)
車の場合、北近畿豊岡自動車道但馬空港ICから約12km(約25分)、城崎温泉から4km(約10分)
駐車場:普通車70台、無料
2022年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
玄武洞ミュージアム(外部リンク)
http://genbudo-museum.jp
豊岡観光おすすめ情報サイト「とよおかステッチ」(外部リンク)
http://www.toyo-kan.jp
玄武洞公園は兵庫の奇勝、四神の名を持つパワースポット
https://www.travel.co.jp/guide/article/10605/

【トラベルjp・ナビゲーター】
塚本 隆司

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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