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北海道・日高地方の3大岬めぐり!襟裳岬・エンルム岬・判官岬

2021.06.09

北海道・日高地方の海岸線は、日高山脈がそのまま海に落ち込んだような急峻な地形になっています。とくにサラブレッドの産地で知られる襟裳岬から新冠町に至るルートは、ダイナミックな海岸線の連続で、見ごたえがあります。サラブレッドの故郷で、心地よい潮風を感じながら、「襟裳岬」「エンルム岬」「判官岬」の3大岬めぐりを楽しんでみませんか?

襟裳岬は日本屈指の強風地帯「風極の地」

写真:モノホシ ダン

日高の岬めぐりのハイライト「襟裳岬」は、全長約150kmにもおよぶ北海道の背骨とも呼ばれている日高山脈の最南端に位置している岬です。
岬の名前の由来は、アイヌ語の“オンネエンルム”から。エンルムは「突き出たところ」で、オンネは「大老の・大きい」を意味しています。

写真:モノホシ ダン

また襟裳岬というと、誰でも思い出すのが、森進一さんの大ヒット曲『襟裳岬』。当然のことながら、岬の展望台には、その歌碑が立っています。北海道を題材にした“ご当地ソング”では、北島三郎さんの『函館の女』と並んで、もっとも有名な一曲といえるのではないでしょうか。

写真:モノホシ ダン

“日本の灯台50選”にも選ばれている「襟裳岬灯台」は、1889年(明治22年)に建設されました。現在の灯台は、戦災で破壊された後、1950年(昭和25年)に再建された2代目です。
灯台の海面からの高さは約73m。直径1.5mの巨大なレンズを備え、15秒に1回の割合で閃白光が、海上42km先まで届けられます。
また、襟裳岬は風速10m以上の風の吹く日が、年間290日以上もある日本屈指の強風地帯。風が強い場所として「風極の地」とも呼ばれています。

「襟裳岬」は日高山脈の背中が海に沈み込む場所

写真:モノホシ ダン

雄大な景観が見られる岬の突端には遊歩道が通じています。北海道の背骨と言われる日高山脈の連なりが、2km沖までの太平洋に沈み込む、壮大な景観を楽しめます。

写真:モノホシ ダン

遊歩道から見る「襟裳岬灯台」と断崖に築かれた「襟裳岬風の館」は、襟裳岬を紹介するパンフレットや雑誌などにも使われる、最も絵になる風景です。
ところで襟裳岬で有名な自然現象のひとつに“霧”があります。それは、沖合いで暖流と寒流がぶつかりあって海霧を発生させるから。
年間霧日数は約108日で、これは1年のうち3分の1が霧に覆われているという計算になります。ですから、襟裳岬を訪れて晴天に出会えるというのは、とてもラッキーと言えるかも知れませんね。

写真:モノホシ ダン

襟裳岬突端からは、大小の岩礁群が点々と続いている光景を見ることができます。さらに南東185km先の海中には「襟裳海山」と呼ばれる海中の山が存在しています。
この海山は日本海溝の最北端にあり、海山の高さは富士山よりも高い約4200m、さらにその頂上は海面下3735mの深海にあります。

「襟裳岬風の館」で強風体験も面白い

写真:モノホシ ダン

岬の先端に建つ「襟裳岬風の館」は、襟裳岬の“風”をテーマにした施設です。建物は、すぐ近くに襟裳岬灯台があるため、灯台の明かりを遮らないようにするため、半ば地下に埋もれるような形で設計されています。

写真:モノホシ ダン

襟裳岬の野生動物では、ゼニガタアザラシが有名です。岬周辺には、約500頭のゼニガタアザラシが生息しており、毎年、4月下旬から5月かけて出産し、約4週間かけて子育てを行います。
夏は、年に1度の毛がわりの時期なので、換毛の促進のために、1年のうちで最も多くのアザラシが岩礁に上陸する姿を見ることができます。
館内の展望室には望遠鏡が設置されていて、ゼニガタアザラシのウォッチングを楽しむこともできます。

写真:モノホシ ダン

館内の1番人気コーナーは“えりも風体験”。ジェットエンジンのような機械で作る風を体験でき、風速25mの襟裳の風は、真っ直ぐに立つことも難しい、声を出しても声にならないほどの風の強さです。
<襟裳岬風の館の基本情報>
住所:北海道幌泉郡えりも町字東洋366-3
電話番号:01466-3-1133
開館時間:9:00〜17:00(但し5月〜8月は9:00〜18:00)
休館日:12・1・2月は冬季休館
見学料:大人・大学生300円 小・中・高校生200円
アクセス:札幌〜浦河まで道南バス「ペガサス」号で約3時間30分、浦河〜様似までJR北海道バスで約30分、様似〜襟裳岬までJR北海道バスで約1時間
車利用の場合は、札幌から高速道路を使って約4時間 苫小牧から約3時間

様似町にある“プチ函館山”の「エンルム岬」

写真:モノホシ ダン

続いてご紹介するのは、様似(さまに)郡様似町にある「エンルム岬」。エンルム岬の“エンルム”とはアイヌ語で、「突き出た・先端」の意味があります。

写真:モノホシ ダン

高さ約70mの展望台からの風景は、まるで、夜景で有名な“プチ函館山”のよう。それもそのはず、エンルム岬は、函館山と同じく、島が砂嘴によって陸とつながった「陸繋島(りくけいとう)」だからです。
頂上には、エンルムチャシ跡があります。“チャシ”とは、アイヌ語で砦のこと。つまりエンルムチャシとは「突き出た砦」という意味で、かつてアイヌの人々の砦だったことが伺えます。

写真:モノホシ ダン

駐車場から約200段ほどの階段を登った頂上からは、太平洋と様似漁港の眺めが楽しめます。様似漁港では、シンボルのソビラ岩、その向こうには親子岩が見えます。
なおエンルム岬は、夕陽の名所であり、夕陽の中で親子岩に祈ると家族に幸福をもたらすとの伝説があります。様似のパワースポットで見事な眺望を楽しみましょう。
<エンルム岬の基本情報>
住所:北海道様似郡様似町会所町
電話番号:0146-36-2119
アクセス:札幌から道南バス「ペガサス」号にて、「浦河ターミナル」下車し東町駅まで行き、JR北海道バスに乗り換え、「様似」方面行きに乗車、「JR様似駅」下車、徒歩約20分
車利用の場合は、日高自動車道日高厚賀IC下車、国道235号線、236号線、336号線と進み、様似町本町3丁目の信号右折(看板あり)

源義経ゆかりの「判官岬」

写真:モノホシ ダン

日高西海岸の岬めぐりのラストにご紹介するのは新冠(にいかっぷ)町にある「判官岬」。判官岬は、別名“判官館”ともいい、新冠八景のひとつです。
標高約80mの断崖絶壁上に展望台があって、太平洋と新冠町の素晴らしい景観を楽しめます。岬の名称は、その名前の通り、源九郎判官義経に由来します。
兄の源頼朝に追われる身となった義経は、海路、蝦夷地を目指し、この岬に上陸してしばらく暮らしました。義経は、自らの名にちなんで、この地を判官館(はんがんだて)と名付け、アイヌの娘ピリカメノコと恋をしたり、絶壁を馬で駆け登ったという伝説が、今でも語り継がれています。

写真:モノホシ ダン

また判官岬からは、高波や台風被害などによって一部廃線となったJR北海道の日高本線(鵡川駅〜様似駅間)の線路跡を見ることができます。まさに波打ち際で、いかに厳しいところに線路を敷かざるを得なかったかが良く分かります。

写真:モノホシ ダン

ほかに判官岬は、日高西海岸で有数の夕陽の名所にもなっています。静かに水平線上に沈んでゆく夕陽は、自然の雄大さを改めて感じさせてくれるでしょう。
なお、展望台から駐車場までの道は、街灯もなく、夜間は真っ暗になりますので、必ず懐中電灯を持っていくようにしましょう。
<判官岬の基本情報>
住所:北海道新冠郡新冠町字高江 判官館森林公園
電話番号:0146-47-2193(判官館森林キャンプ場)
アクセス:JR日高本線鵡川駅から、日高本線代行バス静内行きで新冠駅下車 徒歩約30分
車利用の場合は、日高自動車道日高厚賀ICから国道235号を経由して、浦河方面へ約30分

日高地方の牧場めぐりの旅と組み合わせるのも楽しい

いかがでしたか。このように襟裳岬を含む日高西海岸の岬めぐりは、美しい自然を満喫できる観光ルートです。また、日高地方は、サラブレッド銀座といわれるほど、牧場の多いところです。
新冠や浦河の牧場の見学と合わせて、3大岬めぐりの旅を楽しむのもおすすめですよ。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
新冠観光協会(外部リンク)
http://niikappu.gr.jp/
様似町観光協会(外部リンク)
http://www.apoi-geopark.jp/apoi_map/area_c.html
襟裳岬風の館(外部リンク)
http://www.town.erimo.lg.jp/kaze/
北海道「うらかわ優駿ビレッジAERU」に泊まってJRA日高育成牧場を見学!
https://www.travel.co.jp/guide/article/32440/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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