ホーム 旅行&おでかけ > ミラノで買いたいお土産!喜ばれる老舗菓子3選

ミラノで買いたいお土産!喜ばれる老舗菓子3選

2024-02-14

国際都市ミラノは、観光客が増え続けて2017年は840万人が訪問しました。近年は市内開発が目覚ましく高層ビルが建ち並び、最先端の街へ変貌を遂げています。そんなミラノの観光土産に何を買ったらいいかしら?そう思われた方に必見です!ミラネーゼからの信頼が高く、イタリア国内の実店舗はミラノだけという貴重な老舗菓子店をご紹介いたします。価値あるミラノのお土産としておすすめです!

ジョバンニ・ガッリの絶大なる人気菓子「マロン・グラッセ」

写真:Etsuko Ciao

1911年に産声を上げた「ジョバンニ・ガッリ」は、創業者の名前が店名となった菓子店です。店内には、プラリネ、ボエリ(サクランボのリキュール漬け入りチョコレート)等の小さなお菓子がショーケースに並んでいます。その中で圧倒的な人気を誇っているのが「マロン・グラッセ」。ジョバンニ・ガッリを代表するシンボル的なお菓子です。大切な人へのお遣い物やプレゼントとしても購入されています。

写真:Etsuko Ciao

ジョバンニ・ガッリは、ミラノ市内2店舗で営業しており、本店はポルタ・ロマーナ大通り。写真はヴィクトルユゴー店で、観光名所のドゥオモからわずか数分の距離。ミラノ土産に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

写真:Etsuko Ciao

おいしさの秘密は、最高品質の栗と昔ながらのこだわり製法

写真:Etsuko Ciao

ジョバンニ・ガッリのマロングラッセは1粒4cm程で非常に大粒。カンパーニャ州モンテッラ産の良質なマローネを使用しています。
イタリアでは栗はカスターニャ種とマローネ種の二種類があり、粒が大きい品種がマローネで毬(イガ)の中に実が1〜2個、カスターニャは毬に3〜4個入っています。比較すると大きさは歴然。水に浸すとマローネの方が沈みやすく、甘みもマローネの方があります。
モンテッラ産マローネは、IGP(保護指定地域表示)に認定された最高品質。創業当時と変わらない製法でマローネをシロップに漬けて、一粒一粒丁寧に仕上げているのです。

写真:Etsuko Ciao

驚くべきは、濃厚な味わいなのにお酒が一切使用されていないこと。さらに砂糖とバニラのみのシロップには、合成保存料も使われていません。
クオリティの高さから、ジョバンニ・ガッリのお菓子は1942年にサヴォイア王室御用達の称号である上皇資格認定書「IL BREVETTO DELLA REAL CASA DI SAVOIA」が授与されました。

写真:Etsuko Ciao

販売方法は個数売りではなく、基本量り売りです。とはいえ、一粒から購入できますのでご安心を。4粒までは紙袋、6粒以上は紙皿でパッケージ包装、個数が多ければ箱での包装となります。購入は、店員さんに希望の個数を伝えてからレジへ移動してお会計をします。ご参考まで、2個ならドゥエ・ペッツィ(due pezzi)、4個ならクアットロ・ペッツィ(quattro pezzi)です。
お値段は1キロ70ユーロで販売。1粒約2.25ユーロ(2018年5月現在)。じっくりと味わいたいマロン・グラッセです。
<Giovanni Galliの基本情報>
ヴィクトル・ユゴー店
住所:Via Victor Hugo 2,20123 Milano
電話番号:+39-02-86464833
営業時間:月曜日-土曜日8:30-20:00、日曜日9:00-13:00

創業1817年、セレブからも愛され続ける「コーヴァ」

写真:Etsuko Ciao

コーヴァは、1817年アントニオ・コーヴァ氏によって創業。スカラ座傍らにて営業を始めました。戦禍吹き荒れる1943年、空爆により店舗は崩壊。その2年後に再建した後に、1950年に現在のモンテナポレオーネへ移転しました。
アントニオ氏はマーケティング力、プランニング力に長け、様々なテーマで財界、芸能界、貴族等に向けパーティを繰り広げたのでした。カフェを社交界のサロンにしたいという彼の理想は見事に成就し、コーヴァは当時ミラノのステータスと言われるほどの社交サロンへと成長を遂げました。
顧客にはオペラ作曲家のヴェルディ、小説家のヘミングウェイがおり、ヘミングウェイの小説「武器よさらば」にはデートコースとして紹介され、チョコレートを買うシーンも登場するのです。

写真:Etsuko Ciao

現在のコーヴァは高級店の風格をそのままに、朝は出勤前に立ち寄る人、日中は観光客やカフェ利用の人々で一日中賑わっています。店内は、焼き菓子だけでなく可愛らしいフレッシュケーキをカフェでいただけます。
コーヴァで有名な菓子といえば、「貴婦人のキス」という名のバーチ・ディ・ダーマ、パネットーネ、プラリネ、ジャンドゥーヤがあります。写真のジャンドゥーヤはヘーゼルナッツをペーストにし、チョコレートに混ぜて造ったイタリアを代表するチョコレート菓子です。外見は横から見ると三角で、細長い形が特徴です。

写真:Etsuko Ciao

本店で購入するおすすめ土産は、可愛らしいパッケージのキャンディ。小さなサイズで、コーヴァの中ではお手頃な1個8ユーロ。お友達への配り用に最適!日本のコーヴァオンラインショッピングで取り扱われていませんので、ミラノのお土産として喜ばれますよ。
その他、持ち帰るには大きいのですがパネットーネもおすすめです。ミラノ名物であり、コーヴァの名物とも言われていますので!
<COVA Montenapoleoneの基本情報>
住所:Via Montenapoleone, 8 20121 Milano
電話番号:+39-027-600-5599
営業時間:月曜日-土曜日7:45-20:30、日曜日9:30-19:30

200年の歴史的老舗「マルケージ」色鮮やかなお菓子が魅力!

写真:Etsuko Ciao

1824年創業のマルケージは、アンジェロ・マルケージ氏が家族とミラノで始めた菓子店です。本店は地下鉄のカイローリ駅から徒歩5分ほど。築200年の趣ある建物で、創業時と同じ場所で歴史を刻み続けています。チョコレート、ジャム、ジェラティーネ、ペースト状のクリーム、キャンディや焼き菓子等が購入でき、カウンターでコーヒー等をいただくことができます。クラシカルな家具、照明等で老舗の風格を感じさせます。
<Marchesi本店の基本情報>
住所:Via S. Maria alla Porta 11/a,20123 Milano
電話番号:+39-028-62770
営業時間:火曜日-土曜日7:30-20:00、日曜日8:30-13:00

写真:Etsuko Ciao

現在は本店の他に、観光名所のドゥオモ近くのガレリア店と、高級ブランドが並ぶモンテナポレオーレ通り店が加わりました。
2店ともグリーンを基調とした華やかで高級感溢れるハイセンスな内装で、多くの女性ファンの心を魅了しています。マルケージのパンやケーキをいただく人で、ティールームは大変な賑わいぶりです。
<Marchesi Monte Napoleone店の基本情報>
住所:Via Monte Napoleone, 9, 20121 Milano
電話番号:+39-027-600-8238
営業時間:月曜日-日曜日 7:30-21:00
ガレリア店は関連メモからご確認下さい。

写真:Etsuko Ciao

マルケージのお菓子の魅力は、なんといっても鮮やかでカラフルな可愛らしさ。洗練されたパッケージのチョコレート、キャンディ、ジャム等は、眺めていたくなるほど。
おすすめは、発色の美しい「ジェラティーネ」(写真手前の赤い色)と、アーモンドを砂糖でコーティングした「コンフェッティ」です。ジェラティーネはHPでは大きいサイズの30ユーロのみ掲載されていますが、店舗では小さいサイズの9ユーロも販売されており、お友達へのお土産へ最適です!
華やかなマルケージのお菓子類は、関連メモのHPからご確認下さい。

ミラノ観光のお土産は、ハイクオリティな老舗菓子で決まり!

イタリアのお土産としてオリーブオイル、チーズ、乾パスタのイメージは浮かんでも、ミラノ発のお土産となると「何があるかしら?」となかなか思いつかないのではないでしょうか?
ご紹介させていただきました老舗菓子3店は、ミラノでトップクラスの実力と人気を誇り、地元ミラネーゼからの信頼あるお店ばかり。いずれもイタリア国内の実店舗はミラノのみ。価値ある味わいのお土産にきっと喜ばれることでしょう。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は関連MEMOからご確認ください。

■関連MEMO
Giovanni Galli
http://www.giovannigalli.com/
Marchesi
https://www.pasticceriamarchesi.com/it.html
Cova
http://www.covamilano.com/it_IT/
初めてのミラノ旅!王道観光スポットを巡る1日モデルコース
https://www.travel.co.jp/guide/article/33191/

【トラベルjp・ナビゲーター】
Etsuko Ciao

関連記事

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

Facebook
P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ