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ユリの絶景がすごい!袋井市「可睡ゆりの園」世界150余品種の競演

2021-05-25

静岡県袋井市の「可睡ゆりの園」は、東海地方随一といわれるユリの名所。名刹「可睡斎」に隣接しており、見頃を迎える5月下旬〜7月上旬のみ開園します。
色とりどりの約150余品種・200万本のユリが順次花開き、約3万坪の敷地に咲き乱れる光景は圧巻!日本庭園様式の緑豊かな湖畔の散策路であり、滝やアジサイも楽しめます。わずか1ヶ月余という期間限定の絶景をお見逃しなく!

世界約150余品種のユリが咲く広大なゆり園!

写真:波奈 美月

「可睡(かすい)ゆりの園」は、徳川家康ゆかりの名刹・可睡斎(かすいさい)に隣接する丘陵地にあります。東名袋井ICから車でわずか5分と便が良く、駐車場(有料)も、園の正面をはじめいくつもあるので、車での訪問がお薦め。
約3万坪の園内は、風情ある日本庭園として整備され、中心となる池の周囲の斜面には、約150品種・200万本ものユリが植栽されています。美しいユリと一緒に日本庭園のたたずまいを楽しめるのも大きな魅力!

写真:波奈 美月

散策に必要な時間は、歩き方にもよりますが1時間〜1時間半ほどでしょう。でも、無料休憩所・食事処・甘味処・売店などがあり、丸一日ゆっくり過ごすこともできますよ。
暑い時期の散策になるので、帽子の着用・日焼け止めの使用など、暑さ対策をしっかりしていきましょう。

「可睡ゆりの園」園内の絶景をご紹介!

写真:波奈 美月

園内は、ユリの花の色でエリア区分されています。
正面入口から入ると、まずは遊歩道沿いに咲く、赤・黄・オレンジ・白・ピンクの"5色混合"のユリ達がお出迎え!大きな灯籠や滝がある池の風景を楽しみながら歩いていくと、今度は"黄"のエリアが現れます。
園の南端にある"黄"エリアは、斜面一面に輝くような黄色のゆりが広がり、「天国とはここのこと?」と思うほどの美しさ!これほど広大なユリ畑は、滅多に見ることができません。

写真:波奈 美月

池沿いの散策道だけでも美しいユリを堪能できますが、斜面に咲き乱れるユリを、上から見おろすのもお薦めです。ぜひ"尾根の散策道"も歩いてみましょう。
"尾根の散策道"では、斜面の頂上を歩くので、斜面南側の"5色混合"と、斜面北側の"白"エリアをいっぺんに見ることもできますよ。

写真:波奈 美月

池沿いの散策道のほうを進むと、色とりどりのユリに囲まれて、お釈迦様の初めての説法の姿である「初転法輪座像」(しょてんほうりんざぞう)が鎮座しています。 お釈迦様の生涯を足跡で表した「仏足跡」もありますよ。旅の安全を祈ってお参りしていくのも良いですね。

一番人気は"5色帯"のエリア!

写真:波奈 美月

園内には、数種類のアジサイが咲いているエリアもあり、開園中に綺麗に色づきます。たくさんのユリとアジサイを一緒に楽しめるなんて、なんとも贅沢な体験がですね。
その先の橋では、高さ20mから流れ落ちる滝を間近で眺めることができます。池のコイにエサをあげて楽しむ絶好のポイントでもあるので、休憩がてらいかがでしょうか?コイのエサは、橋の上や無料休憩所などで販売しています。

写真:波奈 美月

橋を渡った先でも、5色混合・白・ピンク白黄・黄・赤白と、ユリのエリアが続きます(※エリアの色が変わる場合もあります)。同じユリでも、色によって印象が変わるのが魅力的!写真は"5色混合"の様子です。まるで宝石箱のようですね。

写真:波奈 美月

散策コースの大詰めは、園の北端にある"5色帯"のエリア。5色(オレンジ・白・赤・黄・ピンク)のユリが帯のように丘に広がる様子は、園内でもひときわ華やか!一番人気のポイントです。ぜひ丘の高い所からも眺めてみましょう。

「可睡ゆりの園」お薦めの時期は6月上〜中旬頃!

写真:波奈 美月

園内では、見頃が違う品種を植えて、時期をずらして咲かせ、長い間、たくさんのユリを観賞できるように配慮しています。6月中旬頃までは「アジアティック(スカシ)系」のユリが咲き、それが終わる前に「オリエンタル系」のユリが咲き出して、7月上旬頃まで楽しめます。
「アジアティック系」は、上向きに咲き、香りがなくて発色が綺麗、「オリエンタル系」は、香りが良くて大輪であるのが特徴です。上の写真が「アジアティック系」、下の写真が「オリエンタル系」です。

写真:波奈 美月

一番のお薦めの時期は、6月上〜中旬頃。園内でもっとも人気がある、南端の広大な"黄"エリアと北端の"5色帯"エリアが見頃を迎えます(※年により多少のズレもあります)。
ユリの香りを楽しみたいなら、「オリエンタル系」が咲き始める6月中旬以降に訪れるのがよいでしょう。ユリの香りは副交感神経に作用して、新陳代謝を良くするため、気持ちを落着かせ、ダイエットや糖尿病にも有効といわれています。

名物「ゆりの天ぷら」は見逃せない!

写真:波奈 美月

「可睡ゆりの園」を訪れたら、ぜひ味わっておきたいのが名物の「ゆりの天ぷら」。池のそばの食事処では、ざるそばやざるうどんと一緒に、珍しいつぼみやゆり根の天ぷらをいただくことができます。「ゆり苗直売所」の近くでも「ゆり根の天ぷら」を販売しており、持ち帰りもできますよ。
隣接する「可睡斎」では、開園期間に合わせ、諸堂拝観券付きで、ゆり根や花を使った精進料理「ゆり膳」をいただくことができます。予約無しでもOKですが、提供できない日もあるため、事前の確認をお勧めします(可睡斎:0538-42-2121)。

写真:波奈 美月

出口近くにある「ゆり苗直売所」では、何十種類もの大きなつぼみがついたユリの鉢を販売しています。お土産にして、絶景の感動をご家族へ持ち帰ってはいかがでしょうか?
園内の状況は、日々公式サイトに掲載されます。記事下の「この記事の関連MEMO」よりアクセスできますので、お出掛けの前にぜひご覧ください。

写真:波奈 美月

開園期間中、近隣の「加茂荘花鳥園」(掛川市)では「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」を開催!周智郡森町の「一宮花しょうぶ園(小國神社)」・「ききょう寺(香勝寺)」・「あじさい寺(極楽寺)」も見頃を迎えます。ドライブルートによっては併せて訪れて、"遠州花巡り"をするのもお薦め!
いずれも別記事で紹介していますので、ご旅行の参考に、記事下の「この記事の関連MEMO」よりぜひご覧ください。

可睡ゆりの園の基本情報

住所:静岡県袋井市久能2990-1
電話番号:0538-43-4736
開園期間:5月下旬〜7月上旬・開園中は無休
開園時間:9:00〜17:00
入園料金:大人1,100円・小中学生400円・幼児無料
駐車場:あり・乗用車500円
アクセス:
JR袋井駅から遠州森町行バスで約15分、可睡斎入口下車徒歩5分
東名袋井ICから約5分・新東名森掛川ICから約23分
2022年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
可睡ゆりの園
http://www.yurien.jp/
掛川市「加茂荘花鳥園」庄屋屋敷に咲き誇る花菖蒲とアジサイは圧巻!
https://www.travel.co.jp/guide/article/18298/
一宮花しょうぶ園・あじさい寺・ききょう寺!小京都・遠州森町で花巡り
https://www.travel.co.jp/guide/article/26462/
静岡県「小國神社」本殿から奥宮・奥磐戸神社まで!パワースポット巡り
https://www.travel.co.jp/guide/article/45687/

【トラベルjp・ナビゲーター】
波奈 美月

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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