高尾山・初心者にオススメのコース!登山もグルメも楽しもう

小さな子供連れからお年寄りまで様々な人が訪れる高尾山。都心から近く、ケーブルカーなどを利用すれば約1時間で山頂まで登れてしまう気軽さと、高尾山ならではグルメも楽しめる魅力的な山です。
高尾山には登山コースがいくつかありますが、今回は登山初心者におすすめの簡単コースをご紹介します。

高尾山へ行こう!リフトorケーブルカーが便利

新宿駅から京王線の特急に乗り、約47分で高尾山口駅に到着。車の場合は中央自動車道八王子JCTを経由し、圏央道高尾山ICを降りて約5分ほどで高尾山口駅に到着です。
駐車料金は駅近くの市営が一番安く平日800円、土日祝日1,000円です。そのほかの民間駐車場は平日1,500円、土日祝日2,000円が相場となっています。市営駐車場は、料金が最安なうえ置ける台数も少ないのでほとんど空いていないと思ったほうがいいでしょう。
※詳細は記事最後のMEMO欄を参照してください。

高尾山の中腹まではケーブルカーかリフトを利用して登ることが出来ます。
リフト乗り場へは約100段の階段を登る必要がありますので、あまり体力を使いたくない人はケーブルカーを利用しましょう。階段が苦でなければ、リフトのほうが景色や開放感を楽しめるのでおすすめです。
料金は共に大人490円(片道)950円(往復)、子供250円(片道)470円(往復)。リフトの場合は満3歳以上から料金が発生し、ケーブルカーは小学生から子供料金で、中学生から大人料金です。

ケーブルカーを降りてすぐの所にある「高尾山ビアマウント」。東京一高い場所にあるビアガーデンで、ビールやサワー、日本酒などのアルコール類と和洋中の約30種類のビュッフェを楽しむことができます。
8、9月の週末は大変混雑しますが、満席時には整理券が配布されるようになったため、炎天下に行列を作って待つ必要はなくなりました。ただし、呼ばれたときにいないとキャンセルになりますので気をつけましょう。予約もできますが、平日4人、土日祝10名以上からなど条件があります。
＜2020年 高尾山ビアマウントの基本情報＞
開催期間:6月15日(月)〜10月15日(木)
料金:男性3,900円、女性3,700円の2時間飲み放題、食べ放題(和洋中)のセット※
その他、シニアから幼児まで細かく料金が設定されています。
営業時間:13:00〜21:00
※詳細は記事の最後にあるMEMO欄を参照してください。

気軽に登るなら舗装された1号路

リフトやケーブルカーを降りたらそのまま1号路を歩いて山頂を目指しましょう。1号路は舗装された道が山頂まで続いているため、大変歩きやすく普段着のまま登っている人もいます。
リフトから山頂まで約50分ほど。最後の方の階段が少しきついですが、小さい子供連れや、抱っこ紐を使用した乳児連れでも登頂可能です。
1号路含め全部で7つもの路がありますが、案内が分かりやすく掲示してあるので、間違えることはないでしょう。

途中、男坂、女坂への分岐点があり、左側の男坂は人間の煩悩の数と同じ108段の石段が続きます。体力に自身のない方は、比較的なだらかな坂道が続く女坂を進みましょう。
男坂も女坂も、どちらに進んでも途中で合流し、同じ道になります。

リフトを降りてから山頂までには7つもの茶屋があります。団子やソフトクリーム、おそばなど茶屋ごとに名物グルメがありますので、ぜひ、立ち寄って見てください。

あらゆる御利益を得られるパワースポット「薬王院」

古くから修験道の聖地として知られる高尾山。山頂の手前には、1200年以上の歴史を誇る薬王院があります。高尾山のいたるところにある天狗の象は、薬王院の御本尊である「飯縄権現堂」を守るためのものです。

行列が出来るご利益スポット「願叶う輪潜」。願いが叶いますようにと念じながらくぐり、先にある大錫杖を鳴らすのがルール。他にも、縁結び、合格祈願、厄除け、商売繁盛、開運とありとあらゆる後利益スポットが点在しています。

薬王院ではお守りや御朱印などはもちろん、オリジナルのTシャツやお茶、ドーナツなど種類豊富にお土産を用意しています。その他、二人以上で一週間前までに予約すれば、薬王院の食事会場(大本坊)で精進料理を食べることもできます。メニューは天狗膳2800円と高尾善3800円の2種類から選択しましょう。
・食事時間は11時〜14時頃まで
※予約などの詳細は記事の最後にあるMEMO欄参照。

広々と開けた山頂!ゆっくりと休みながら景色を楽しもう

薬王院を抜け急な坂道を登りきると、標高599.15mの高尾山山頂に到着です。まずは登頂の証として、高尾山頂と書かれた看板の前で記念撮影を撮りましょう。

山頂の展望台からは丹沢の雄大な山々を望み、天気が良ければ富士山も見ることができます。
山頂は平面で広く開けているため、スペースが空いていれば周辺に座ってお弁当を食べたりしながらゆっくり休むことも可能です。また、三軒の茶屋もあり、そばやカレーなどの食事を食べたり、おでんやかき氷などのテイクアウトメニューなどを楽しめます。
帰りは体力的に余裕があるならケーブルカーやリフトを使わずに、1号路をそのまま下るのもおすすめです。コンクリート舗装された下り坂が続き、山頂から下まで約90分です。

ケーブルカーやリフトを使わずに下りる、もう一つのおすすめコース6号路。沢沿いの自然豊かな道を歩く、変化に富んだ楽しいコースです。こちらは2021年3月末に舗装の改修工事が終わり、300段以上の長い木製階段が新設されました。
整備された1号路と違い、階段が終わった後は足元の悪い未舗装の道が続きます。動きやすい服装と登山靴やスニーカーなどの準備をしていきましょう。
道幅が細いため、混雑するハイシーズンは上り線用の一方通行となります。山頂から下まで、下りで70分ほどです。

高尾山グルメを満喫!

登山はもちろん、豊富なグルメも欠かせません!
数ある茶屋の中でも、抜群の眺望を誇る「十一丁目茶屋」。目の前に絶景の広がるテラス席が人気で、いつも多くの観光客で賑わっています。オススメはみたらし団子と草団子、コーヒーが付いた「コーヒーセット(700円)」。
店内は座敷席なので、小さな子供を休ませたりするのにも最適です。
営業時間は10時30分から16時。不定休。

ケーブルカーを降りてすぐの「高尾山スミカ」で販売している「天狗焼(150円)」。高尾山のシンボルとも言うべき天狗をかたどったSNS映えする焼き菓子です。
焼きたての天狗焼きは、薄皮鯛焼きのようにパリッとした食感の生地の中に、大粒の黒豆がゴロッと入っています。見た目のインパクトに負けないとっても美味しい焼き菓子です。

高尾山の名物グルメといえは「月見そば」。駅周辺はもちろん、山の中腹から山頂までいたるところで個性豊かな月見そばを食べることができます。
中でもオススメなのが、創業150年を超える老舗「高橋屋」の「とろろそば(1000円)」。コシのある麺と出汁のきいた上品な味わいのツユを、粘りの強いとろろに絡めると絶品の美味しさです。ぜひ、登山の前後に味わってみてください。
営業時間は10時から18時で、ラストオーダー17時30分。定休日は不定期であります。詳細は記事最後にある、MEMO欄のHPを参照ください。

世界一登山者数が多い高尾山

単純な登山だけではなく、観て食べて楽しんでと観光地としての魅力がとっても豊富な高尾山。2007年にミシュランガイドで三つ星を獲得し、今では世界で一番登山者数が多い山となりました。普段登山に興味がない人も、ぜひ、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
高尾登山鉄道
http://www.takaotozan.co.jp/
高尾山薬王院
http://www.takaosan.or.jp/
高橋家
http://www.takahasiya.com/index.html

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
KA RINTO