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ブーム到来!若狭鯖街道・熊川宿のゆったり贅沢時間を楽しもう!

2021.05.16

重要伝統的建造物群保存地区であり日本遺産の第一号に選出された「若狭鯖街道・熊川宿」。賑やかだったころの宿場町の面影を今に伝える全長1キロ余の街道は、宿内を流れる前川と、雪国ならではのベンガラ塗りの家並みが印象的。かつて大陸文化と海の幸が行き交った交通と軍事の要衝は、2020年のNHK大河ドラマに取り上げられ、以来じわじわと人気上昇。古民家カフェや古民家宿が続々オープン。贅沢時間をお楽しみ下さい。

それぞれの個性が光る宿場町・熊川宿!

写真:SHIZUKO

熊川宿が指定を受けている「重要伝統的建造物保存地区」とは、建造物単体ではなく、城下町や宿場町などの伝統的建造物群を面としてとらえ、その地域固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われてきた歴史上価値の高い建造物、ならびに周辺が一体となって形成してきた環境が重要なものであると考えられている地域のこと。
戦国時代の終盤、交通と軍事の要衝として小浜城主・浅野長政に保護され、宿場町として誕生した熊川宿。大陸文化や豊かな海の幸が、人々とともにこの街道を往来し、畿内へと運ばれていきました。

写真:SHIZUKO

街道の両側に目をやれば、緑豊かな山並み。自然豊かな若狭の地を貫く幅広い街道には、夏でも涼しげな水音をたてて流れる前川が流れています。これぞ熊川宿のシンボル。前川は平成名水百選にも選ばれている清流です。

写真:SHIZUKO

街道に並ぶ建物は、一見、統一感があるようにも感じるのですが、実は、一軒一軒とても個性的。平入り(街道に対して軒が並行している)建物や妻入り(街道に対して三角の屋根が見える)建物が混じった変化に富んだ家並みなのです。
町屋の外観も、古いものは2階部分が低い「逗子二階」。新しい2階部分高い「本二階」など、それぞれに違う景観を持っているのに、連続した美しい風景になっているのが不思議。

「下ノ町」「中ノ町」「上ノ町」三つの町がそれぞれに

写真:SHIZUKO

熊川宿は「上ノ町(かみんちょ)」「中ノ町(なかんちょ)」「下ノ町(しもんちょ)」の3つの町で構成されています。3つの町はそれぞれに少しずつ雰囲気が違います。その違いを楽しみながら散策できるのが魅力です。
中心となるのは「中ノ町」。
江戸時代には、大きな問屋や旅篭、商家が立ち並び、藩の町奉行所が置かれ、蔵屋敷(蔵奉行所)や足軽長屋などもあり華やいでいた街道です。御蔵道と呼ばれる蔵屋敷へ米を運んだ路地も残っています。
当時の問屋の形式がしっかり残っている重要文化財指定の倉見屋・荻野家住宅や旧逸見勘兵衛住宅、大店の菱屋など見学できる建物も多く、古民家カフェやお土産処など、ゆったりとした時間が過ごせる場所。神社やお寺などが多いのも特徴です。

写真:SHIZUKO

熊川番所(関所)は、東に延びる「上の町」の端にあります。重伝地区に番所が残っているのは、全国でも熊川宿だけ。
鉄道の登場で宿場町はその役目を終えますが、江戸時代は関所が置かれるほどの重要拠点だったのが熊川宿なのです。
<熊川番所の基本情報>
住所:福井県若狭町熊川18-2

写真:SHIZUKO

「まがり」と呼ばれるひし形に曲がった道の向こうに続いている「下ノ町」。敵の突進を防ぐために、わざわざ作られた曲がり角。
多くの宿場町では入り口に作られることが多いものですが、街の途中にあることから、熊川宿が西へどんどん発展していったことがわかります。下ノ町は、今でも多くの人が住む生活圏。夕方になると、ゆったり散歩をされている方に多く出会います。

菱屋街道シェアオフィス&スペース

写真:SHIZUKO

宿内を滔々と流れる前川は、まさに移りゆく歴史をその流れに映してきた川。重伝建に選定されたのは2008年。それから四半世紀。街道に世代交代の風が流れ、空き家も増えてきました。
観光資源としてだけではなく、住んでいい街として活性化し、人の流れをいかに作り出すか。熊川宿でも様々な取り組みが始まっています。ただ保存するだけではダメ。人々がここで暮らし、伝統を踏まえつつ新たな流れを作り出す。熊川宿を歩いていると、街道としての息遣いを大切に、生きた街へと変貌を遂げ始めているワクワクする空気を感じることが出来るはず。
そんな中、熊川宿の最大級の大店問屋「菱屋」も生まれ変わりました。
菱屋の外観は、間口28間(約50メートル)と横に長い建物に、美しいベンガラ格子。中に入れば、予想以上の広さと奥行き。軒を支える腕木の風情が美しく前川の流れと相まって、熊川宿の重要な景観を担っています。

写真:SHIZUKO

この問屋跡も一時期は空き家となっていたのですが、2018年に改装されて「菱屋街道シェアオフィス&スペース」として甦りました。
7部屋あるシェアオフィスには、若狭の山々と熊川宿を繋ぐ新たな若狭トレイルを企画している山岳ガイド事務所=PLUS WILDや、古民家宿「八百熊川」のラウンジや受付スペースがあります。大きなかまどでご飯炊いて食べる体験コーナーもあり、これからの熊川宿の中心地として、人が集まり、出逢い、次へと進んでいく場所になることでしょう。
<菱屋街道シェアオフィス&スペースの基本情報>
住所:福井県若狭町熊川30-6-1

写真:SHIZUKO

熊川宿のちょうど真ん中にあたる菱屋の一階にあるおしゃれなカフェ。東京に3店舗展開している、すっきりとしたコーヒーがご自慢の「SOL’S COFFEE」。
毎日飲んでも体にやさしいこだわりコーヒーは、鮮度の高い最高生豆のみを使用し、焙煎の前後に2度行う丁寧なハンドピックによって豆を選別。店内に備えられた大きな焙煎機で、飲みやすさとフレーバーのピークが重なる一点を見極めたからだに優しい焙煎によって生まれます。
テイクアウトも出来ますから、お散歩の途中にもピッタリ。自家製パンのサンドイッチや、鯖街道らしい鯖の入ったキッシュも大好評。ぜひ、お立ち寄りください。
<SOL’S COFFEEの基本情報>
住所:福井県三方上中郡若狭町熊川30-6-1 菱屋
電話:080-3578-5661
営業時間:11時から16時
定休日:火曜日、水曜日

旧逸見勘兵衛住宅に泊まる!

写真:SHIZUKO

多くの人が行き交った熊川宿に一泊するのも素敵な経験。
熊川宿では、なんと!町指定文化財の旧逸見勘兵衛住宅に泊まることができるのです。文化財に泊まれる体験は、ワクワクしませんか。

写真:SHIZUKO

この家は、初代熊川村村長さんの家で、外観は当時のまま。内装を暮らしやすく改革し、リノベーションのモデルルームとしての役割も担っている場所です。
吹き抜けの広々としたリビングでゆったり過ごす気持ちよさ。部屋もお風呂もとても居心地よく、喫茶スペースの表玄関では、ご自慢の葛を使った料理をいただけます。
<旧逸見勘兵衛住宅の基本情報>
住所:福井県若狭町熊川30-3-1

写真:SHIZUKO

「熊川宿おもてなしの会」によって運営されているこのお宿の夕食は、若狭鯖街道ならではの「浜焼き鯖」がドドーンと。
他にも心づくしのお料理がたっぷり。それがまた、若狭の地酒「わかさ」によく合います。食べたら後は寝るだけの安心感の中、ゆっくりと熊川宿の夜をお楽しみください。
母屋の南側には、庭と蔵があり、2020年に一棟貸しの宿泊施設として改修されました。

紅葉の隠れ名所へ

写真:SHIZUKO

全国各地に紅葉の名所は数々あれど、中ノ町にある「松木神社」の紅葉は、熊川宿のクローズアップと共に人気上昇。大木ぞろいで、紅葉の時期だけでなく青紅葉の風情も素敵な場所。
<松木神社の基本情報>
住所:福井県三方上中郡若狭町熊川32

写真:村田浩道・PLUS WILD

ただ紅葉の木があるだけでは、名所とはなりえず、その木々の一本一本のたたずまいが、名所を決定づけると言えます。松木神社の参道は階段。その階段の上から腕を伸ばし、顔をのぞかせる紅葉の葉。

写真:SHIZUKO

境内に入れば、苔むす広々とした大地に点在する紅葉。ゆったりと静かに秋の風情に身を任せられる名所です。ぜひ自分だけの紅葉として、ゆったりと贅沢な時間をお楽しみください。

本物の宿場町がある熊川宿

江戸時代に栄え、鉄道が発達してから一気に衰退した熊川宿。大河ドラマで熊川出身の人物が取り上げられ、全国区の注目を集め始めました。徐々に人も増え、少しずつ町に変化が現れ始めている今、様々な形で景観保護をしながらも、住みやすく、新たな人も受け入れられる町であるための模索が続いています。
時間をおいて何度か訪れてみると、その変化がはっきりとわかり、生きている街道を感じることが出来ます。ぜひ、一度行ってみてください。ゆったりとした贅沢時間が楽しめますよ。
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
若狭鯖街道熊川宿(外部リンク)
http://kumagawa-juku.com/index.html
御食国若狭と鯖街道(外部リンク)
http://www1.city.obama.fukui.jp/japan_heritage/
菱屋街道シェアオフィス&スペース(外部リンク)
https://hishiya-wakasa.com/
PLUS WILD(外部リンク)
https://pluswild.com/
SOL’S COFFEE(外部リンク)
https://www.sols-coffee.com/#/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
SHIZUKO

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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