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新メニュー登場!愛知新城「鳳来館」は大正ロマン薫るギャラリーカフェ

2021-03-22

「大野宿美術珈琲鳳来館」は、大正末期に建てられた重厚な地方銀行をリノベーションしたギャラリーカフェ。大正ロマンが漂う店内では、1杯ずつ丁寧にサイフォンで淹れたコーヒーなどを飲む贅沢なひとときを過ごせます。
桑の葉を使った限定「桑の葉うどん」も隠れた人気メニュー。店内には静かにジャズが流れ、2階の多目的ホールと竹久夢二の作品室も人気です。

元地方銀行本店をカフェにリノベーション!

写真:麻生 のりこ

愛知県と静岡県との県境に位置する新城市。その北部、湯谷温泉から車で約6分のところに建つ「鳳来館」は、大正14年(1925年)大野銀行の本店として誕生しました。
外観は鉄筋コンクリート造りですが内部は木造となっていて、1階には喫茶兼ギャラリーとして使用している喫茶室のほか旧金庫室を利用した売店などがあります。
2階には大野銀行時代に本店業務室だった多目的ホールと、竹久夢二の作品を飾る「夢二作品室」なども。館内のそこかしこから大正ロマンが漂っています。

写真:麻生 のりこ

どっとりとした木製の扉を開ければ、そこにはカウンター越しに喫茶室が広がっています。ここは銀行時代に窓口業務が行われていた場所。
現在はそこに無垢の輪切りテーブルと木製の椅子が並べられ、大きなテーブルでゆったりくつろげると評判を呼んでいます。周辺地域は林業が盛んなことから、カウンターは檜の1枚板なんですよ。

新名物は桑の葉うどん!

写真:麻生 のりこ

店内スタッフの交代に伴い、食事系メニューの殆どが入替えとなった鳳来館。新たなる名物が、こちらの「桑の葉うどん」です。
桑の葉は、食後の血糖値上昇をゆるやかに抑える働きが期待できる注目の健康食品。鳳来館の桑の葉うどんは、麺へ粉末状にした桑の葉を練り込んでいるので、ミネラルや食物繊維なども摂れます。
見た目も鮮やかでつるつるっとした喉越しの桑の葉うどんは、冷たい「ざるうどん」と温かい「にかけうどん」の2種類から選べ、どちらも隠れた人気メニューです。
なお、桑の葉うどんは1日限定20食。乾麺を買いたい方はスタッフに声を掛けてみて。(1人前1袋200円)

写真:麻生 のりこ

カレーライスもリニューアル。「昔ながらの懐かしいカレーライス」は、ルーの味と具の素材が、どこか懐かしさを感じさせてくれます。スパイスが効いた少し辛めの「鳳来館スペシャルカレー」にしようか迷ってしまうかも!?
そのほかには、カレーうどんやポーク照り焼き重、カレースパゲティにナポリタンスパゲティなども。詳しくは記事下欄の【関連MEMO】から公式サイトをご覧ください。
ランチタイムは午前11:00から。嬉しいことにドリンクセットにすると500円以下のドリンクが300円に。

贅沢な空間でティータイムを

写真:麻生 のりこ

ティータイムや食後にはドリンクやデザートをどうぞ。鳳来館ではコーヒーや渋みが少なくて飲みやすい鳳来産和紅茶のほか、シフォンケーキやパンケーキ、レアチーズケーキなどが楽しめます。
こちらは鳳来産の茶葉を使用した「和紅茶」。ポット提供でカップ2杯半分たっぷりと飲めるので、最初はストレートで茶葉の味わいを、次にスティックシュガーで甘みをつけて飲むのはいかが?

写真:麻生 のりこ

コーヒーはサイフォンで1杯ずつ丁寧に抽出。
種類はグァテマラにペルー産の豆をブレンドした「鳳来館ブレンド」と、東ティモールとペルー産の豆をブレンドした「オリジナルブレンド」から選べます。
オリジナルブレンドは本格派タイプ。香り高く豊かな味わいの本格的コーヒーは、いつでも注文に応えられるように準備OK!

写真:麻生 のりこ

喫茶室の右奥には旧金庫室を利用した売店コーナーが。出入り口を除く三方の壁には棚が設けられ、中では奥三河地方の民芸品や食品、手作り品などを販売中。気に入ったものを、お土産にできますよ。
起き上がり小法師の「寅童子」は、鳳来寺山の東照宮でも販売されている民芸品。鳳来寺は直虎の元許婚・直親の一人息子である直政が、今川家から逃れるために幼少期を過ごした場所です。

シャンデリアが麗しい2階多目的ホール

写真:麻生 のりこ

喫茶室を抜け階段を上がると、かつて本店業務室だった多目的ホールと2つの小部屋があります。
212平方メートルの広さを持つ多目的ホールでは、天井にも注目を。3つのシャンデリアとその根元に施された漆喰の装飾が、室内の麗しさをアップさせています。
この多目的ホールは貸しギャラリーとなっています。訪れる度に違う展示物を見ることもできるので、足繁く通ってしまう方もいるとのこと。コンサートやパーティー、結婚披露宴が催されることもあるんですよ。舞踏会ができそうな空間でのパーティーも素敵ですね♪

本物の夢二作品に会える!

写真:麻生 のりこ

2つある小部屋の1つが「夢二作品室」です。大正時代から昭和初期に活躍した画家・竹久夢二。作品室では彼の描いた日本画や掛け軸、関連書籍や美人画(版画)などを常設しています。

写真:麻生 のりこ

「婦人グラフ」の表紙絵は鑑定書つき。ガラスケースに収められた「抒情画選集(上巻)」や「童謡集」は初版本です。嬉しいことに施設内の観覧は無料! 夢二の本物の美人画(版画)を見られるチャンスです。
館内の隅々まで大正ロマンの薫りが漂う鳳来館は、平成21年(2009年)に国の有形文化財に登録されました。
高い天井に広々とした喫茶スペース。黄緑色の色ガラスが嵌め込まれた窓ガラスから降り注ぐ柔らかい日差しや、落ち着いた照明の下で豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
1階ではオーナー・安形氏の書画や彼が蒐集したアンティークなども展示中です。また、建物西側には別館として「ギャラリー蔵」と古民家の「旧料亭 菊水」もあり、こちらも無料で観覧可能です。

ギャラリーカフェ鳳来館の基本情報

住所:愛知県新城市大野字上野17-2
電話番号:0536-32-2332
アクセス:
・JR飯田線「三河大野」駅下車、徒歩約10分
・東名高速道路「豊川」I.Cより国道151号線経由、約40分
・浜松からは国道257号線経由、約1時間
営業時間:10:00〜17:00(LO…16:30)
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は火曜日振替)
駐車場:完備
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
大野宿 美術珈琲 鳳来館
http://horaikan.suehiro-i.com/

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麻生 のりこ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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