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駅から1分でお城に桜…築城400年の明石城でお花見を

2023-02-03

神戸市の隣にある明石市は日本標準時の子午線・東経135度が通る町として、また海産物の商店街「魚の棚」や「明石焼き」でも有名です。
そんな町の中にある明石城は江戸幕府二代将軍秀忠が築城を命じた城。現在「日本100名城」のみならず「桜名所100選」にも選ばれており、城跡の広い公園を春は1000本もの桜が彩ります。しかも1619年に作られた城は築城400年という記念の年。そんな明石城で、さあ、お花見を。

西国のおさえとして築城された明石城

写真:万葉 りえ

二代将軍徳川秀忠の命により、外様大名が多い西国のおさえの一つとして築城された明石城。それは大坂夏の陣からわずか4年の1619年、江戸幕府がまだまだ盤石とはいえない頃のことでした。
初代藩主は徳川家康のひ孫にあたる小笠原忠政。その後も松平家など徳川家と縁の深い藩主が治め、明治時代まで続きます。その後城跡は公園として整備され人々の憩いの場となっています。

駅のホームからも眺められる重要文化財の櫓

写真:万葉 りえ

お城があるのはJRや私鉄の明石駅からすぐの場所。
しかも、ホームに降り立っただけで、城が迎えてくれるような近さで見えるのです。駅のホームが高い位置にあるからこそ見える、一段と高く積み上げられた石垣とその上に長く続く白壁。そしてその両端に建つ二つの櫓の姿をまずは観賞しておきましょう。

写真:万葉 りえ

日本に12基しか残っていない三重の櫓のうち、その2つがある明石城。それが本丸跡の東側に建つ巽櫓(たつみやぐら)と西側の坤櫓(ひつじさるやぐら)です。ただの櫓と思うなかれ。明石城は天守閣が築かれなかったので、本丸南に建てられたご覧の坤櫓が天守閣の役目を果たしていたと考えられているのです。

お弁当を広げたい芝生広場

写真:万葉 りえ

駅から近いのもあり、桜の開花時期は地元の人々だけでなく遠方の人も惹きつけます。
駅の北側にある信号を渡り大きな堀を超えれば、もうお城の敷地内。きっとたくさんの人が思い思いに芝生広場で花見を楽しんでいる姿を目にするでしょう。大人数でなければ早くから場所取りをしなくてもいいというのも魅力の一つ。そして、「旅行中だからお弁当は作れない」と思う方もご心配なく。明石駅はショッピングゾーンも充実。ごみのマナーなどを守って楽しい時間をお過ごしください。

芝生広場以外にもちりばめられた桜のいろどり

写真:万葉 りえ

芝生広場にもたくさんの桜がありますが、時間に余裕があればもっと上へあがってみましょう。東西に離れて建っている櫓の足元近くからは、櫓近くへと上がっていける道があるのです。その道はもちろんのこと、さらに本丸方向へと進む石段でもご覧いただいているように幾本もの桜が枝をさしかけているのです。素敵なシーンに出会ったら、ぜひ写真におさめておいてくださいね。

剛の池を縁どる桜

写真:万葉 りえ

明石城跡は明治10年代から公園として整備されてきた歴史を持っています。坤櫓に向かって左側からさらに明石公園の奥へと進んでいきましょう。桜以外にも様々な花が手入れされている明石公園ですが、先にある剛の池も春はこのように薄いピンク色が淵をいろどります。ゆったり散策するのもいいのですが、ボートの上から眺める桜もお勧めです。

写真:万葉 りえ

大きな城はあらかじめ調べておかないと桜と城を合わせて写真におさめるのが難しいのですが、明石城は石垣周辺にも桜がたくさん植えられているので撮影しやすく、しかも駅近!
桜を観賞した後は、魚の棚商店街で「明石鯛」や「明石たこ」をはじめ海産物を買い求めたり、鯛やたこ、そして明石焼きの美味しいお店を楽しんだり…買い物でも食事でもその土地ならではの特色が楽しめる明石。
この季節だからこその明石の楽しみ。旅の予定に加えてみませんか。

明石公園の基本情報

住所:兵庫県明石市明石公園
アクセス:JR「明石」・山陽電車「山陽明石」駅下車、北側すぐ
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
明石公園
http://www.hyogo-park.or.jp/akashi/

【トラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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