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“御金魚帖”も!奈良・大和郡山市の「金魚スポット」を歩く

2021-06-21

奈良県大和郡山市は、金魚の養殖が盛んな地で、年間約6000万匹の金魚を販売している金魚の町として知られています。町を歩けば、泳ぐ金魚を眺めながら食事が楽しめるカフェや、一年中、金魚すくいができるショップもあります。そのほか、金魚箱に金魚改札機、金魚灯籠などいたるところに金魚の棲家が増殖中。郡山柳町商店街の新企画「御金魚帖」を片手に、心なごむ「金魚スポット」めぐりを楽しんでみませんか?

膨大な数の金魚コレクション!箱本館「紺屋」

写真:モノホシ ダン

金魚スポットめぐりの前に、ぜひ立ち寄りたいのが大和郡山市今井町にある「箱本十三町観光案内所」。金魚スポットの印のついたマップなどを入手できます。ほかに案内所の人から親切な観光案内も受けられます。ちなみに、案内所の前に立っているのは、全国金魚すくい選手権大会のマスコットキャラクター「きんとっと」。
<箱本十三町観光案内所の基本情報>
住所:奈良県大和郡山市今井町15-3
電話番号:0743-55-7013
開所日:火、木、土、日
開所時間帯:10:00〜15:00
アクセス:JR郡山駅から徒歩で約12分 近鉄大和郡山駅から徒歩で約10分

写真:モノホシ ダン

箱本十三町観光案内所を出たら、まず最初に見学したい金魚スポットが、すぐ近くにある箱本館「紺屋」。藍染めを職業とする人たちが集まった紺屋町で、伝統の藍染めの技を受け継いできた奥野家を使った歴史資料館および藍染め工房(体験は電話予約制)です。入口には「金魚灯籠」があるのでぜひ見てください。

写真:モノホシ ダン

箱本館「紺屋」の館内展示品では、金魚をテーマにした美術工芸品・生活用具など約1000点の金魚コレクションを所蔵、展示しています(展示替えあり)。
さらに金魚水槽では、親しみのある代表的な約40匹の金魚の展示も。金魚を愛でながら、土間のセルフカフェ「和気藍々」でコーヒーやジュースを飲みながらくつろぐのもおすすめです。
<箱本館「紺屋」の基本情報>
住所:奈良県大和郡山市紺屋町19-1
電話番号:0743-58-5531
入館料:無料
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日の平日)年末年始(12/28〜1/4)
アクセス:JR郡山駅から徒歩で約10分 近鉄大和郡山駅から徒歩で約5分

いつでも金魚すくいが楽しめる「おみやげ処こちくや」

写真:モノホシ ダン

箱本館「紺屋」の通りの並びにある「おみやげ処こちくや」は、金魚をモチーフにした小物類、お土産、記念品などを売っています。また、金魚すくい道場が併設されていて、全国金魚すくい選手権大会のルールにのっとった練習ができます。

写真:モノホシ ダン

全国金魚すくい選手権大会は、奈良県大和郡山市で毎年8月に行われるイベント。1人1枚のポイで、3分間あたり何匹の金魚がすくえるかを競います。ちなみにポイの名前の由来は、金魚をポイポイとすくう動作に由来する説と、破れたらポイッと捨てることに由来する説とがあります。

写真:モノホシ ダン

「金魚すくい道場」では、1年中、大和郡山名産の金魚すくいが楽しめます。金魚すくいは1回150円(ポイ2枚)。すくった金魚の持ち帰りはできませんが、金魚の欲しい方は3匹100円で購入できます。なお持ち帰り袋は無料です。
金魚スポットや歴史散策のあとは、こちくやでお気に入りのおみやげや金魚すくいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<おみやげ処こちくやの基本情報>
住所:奈良県大和郡山市紺屋町23-1
電話番号:0743-55-7770
営業時間:9:00〜18:00
金魚すくい料金:1回150円
定休日:年中無休(正月のみ5日間休み)
アクセス:JR郡山駅から徒歩で約10分 近鉄大和郡山駅から徒歩で約6分

“金魚ストリート”「郡山柳町商店街」の「御金魚帖」とは

写真:モノホシ ダン

近鉄郡山駅から徒歩約3分のところにある「郡山柳町商店街」は、南北約700メートルの柳のように長くのびる商店街です。ここでは“金魚ストリート”と銘打ち金魚の魅力を活かした取り組みを行っています。
現在「まちなか金魚水族館」として各店頭にて金魚を飼育、30品種、200匹以上の金魚を見ることができます。

写真:モノホシ ダン

郡山柳町商店街では、2021年(令和3年)2月27日より、寺や神社の御朱印帳からヒントを得た新企画「御金魚帖」がスタート!これは、参加30店舗それぞれで用意した「御金魚印」(スタンプ)を集めながら、商店街をめぐる企画です。
御金魚帖は、御菓子司「本家菊屋」、書店「とほん」などで、1冊500円で販売しています。まずはそれをゲットしましょう。

写真:モノホシ ダン

「御金魚帖」を手にしたら、参加店に用意されている金魚印をスタンプラリーのように集めて回りましょう。金魚印は、参加店それぞれの商売を元にした個性豊かなデザインで、どれもとってもキュート。思わず夢中になってしまうこと間違いなし!
なお、参加店ごとに定休日・営業時間が違いますので、何度も足を運びコンプリートを目指しましょう。

郡山柳町商店街で楽しい「金魚スポット」探しを

写真:モノホシ ダン

金魚印集めとともに楽しみたいのが、商店街の金魚たちの棲家めぐり。「彩食キッチンBonやなぎ店」の店頭には、「全国 金魚のお部屋・おうちデザインコンテスト」で屋外部門の最優秀賞に輝いた「金魚改札機」があります。
ゲートは手動で動かすこともできます。こんなユニークな自動改札機なら何回も行ったり来たりしたくなりますよね。

写真:モノホシ ダン

旧ガソリンスタンドを改装したユニークな外観の「k coffee」前の金魚広場には「金魚箱」が。2トンを超える水量と濾過槽を備えたオーバーフロー式の大水槽で、水槽をぐるりと囲むカウンターで、金魚を眺めながら至福の一杯を楽しむことができます。

写真:モノホシ ダン

金魚が泳ぐカフェで有名な「きんぎょcafe柳楽屋 陽だまり」の前では「金魚自販機」が。パッと見は普通の自動販売機ですが、よく見ると金魚が泳いでいます。しかし、コインを入れても金魚・お酒は出てきません。金魚改札機と同様、金魚を眺めて楽しみましょう。

金魚が泳ぐカフェ「きんぎょcafe柳楽屋 陽だまり」

写真:モノホシ ダン

金魚が泳ぐカフェ「きんぎょcafe柳楽屋 陽だまり」。町家風の落ち着いた雰囲気の店内には、たくさんの水槽があって色々な種類の金魚が泳いでいます。水槽の上には、金魚の解説がついているテーブルもあって、食事やカフェを楽しみながら、金魚について詳しく知ることもできます。

写真:モノホシ ダン

昼食メニューのおすすめは、ワンプレートランチ(1400円)。ミニスープ・サラダ・惣菜3種、雑穀米orパン付です。ほかに、かつおと昆布の出汁をベースにスパイスから作った和風カレー(900円)もあります。

写真:モノホシ ダン

スイーツでイチ押しは、きんぎょ掬いあんみつ(700円)。寒天、フルーツ、白玉、上品な甘さの粒あんがトッピングされています。器にポイが刺さっているのはデコレーション。木のスプーンで召し上がってください。
ほかの看板メニューでは、きんぎょソーダ(700円)が。なんと金魚鉢に入って出てきます。暑い日におすすめのドリンクです。
<きんぎょcafe柳楽屋 陽だまりの基本情報>
住所:奈良県大和郡山市柳2丁目22
電話番号:080-1477-9495
休業日:月曜日(祝日の場合は営業)
営業時間:12:00〜16:00(曜日により変更あり)
アクセス:近鉄郡山駅より徒歩約3分 JR郡山駅より徒歩約15分

大和郡山城の散策やお花見とともに訪れたい

いかがでしたか。金魚スポットめぐりのほかにも、大和郡山では「続日本の城100名城」に選ばれた大和郡山城の見学がおすすめです。
城では、修復なった郡山城天守台展望施設や、金魚の養殖を奨励した郡山藩主の柳沢藩の歴史を知ることのできる柳沢文庫、城の石垣では転用石の逆さ地蔵などのみどころがあります。
さらに大和郡山城は、奈良県で有数の桜の名所でもあります。大和郡山で金魚スポットめぐりと歴史体験の旅、またはお花見を存分に楽しんでみてください。
2023年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
一般財団法人 大和郡山市観光協会(外部リンク)
http://www.yk-kankou.jp/
箱本館「紺屋」(外部リンク)
http://www.hakomoto.com/
おみやげ処こちくや(外部リンク)
http://www.kotikuya.sakura.ne.jp/menu.htm
御金魚帖(外部リンク)
https://yanagimachi-st.jp/gokingyo/index.html
桜に時代行列や和太鼓の演奏も!奈良「大和郡山お城まつり」
https://www.travel.co.jp/guide/article/37508/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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