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北キプロス・心なごむ「ラピダガーデンホテル」でスローライフ体験

2021.01.24

地中海に浮かぶキプロス島。四国の半分ほどしかない小さな島は、南はEUに加盟するキプロス共和国、北は「北キプロス・トルコ共和国」、国連の緩衝地帯を境に2つの国に分断されています。世界で唯一トルコだけが国と認める、いわば「未承認国家」の北キプロスを旅行するなら「ラピダガーデンホテル」がおすすめ。北キプロスの人々の生活風景に迫ることのできるアットホームなホテルです。

キプロス島の北半分は「北キプロス・トルコ共和国」

写真:Chanos Maya

紀元前6000年頃から始まるキプロスは、北にトルコ、西にギリシャ、東にイスラエルなどの中近東が至近に迫るそのロケーションから、いつの時も歴史の舞台となってきました。
四国の半分ほどしかないこの島が、ふたつに分断されるきっかけになったのが1970年代のキプロス紛争。ギリシャ系住民の多い南部キプロスと、分離独立を求める北部のトルコ系住民との衝突を抑止するため、1974年に国連がコントロールする緩衝地帯「グリーンライン」が引かれました。島の南半分はギリシャ系の「キプロス共和国」、北半分はトルコ系住民が多く住む「北キプロス・トルコ共和国」に分かれました。
キプロス共和国はEUにも加盟していますが、北部キプロスは世界で唯一トルコだけが国家として承認しており、一般的には国として認められていません。しかし北キプロス領内に入ると、いたるところにトルコと北キプロスの国旗が掲げられ、トルコの影響を受けてイスラム教のモスクからはアザーンが聞こえてきます。通貨もユーロではなくトルコリラが使われています。グリーンラインを一歩越えただけで街並みや文化風習は大きく変わり、事実上は2つの別の国として存在しています。

地中海を望むラプタ村にある「ラピダガーデンホテル」

写真:Chanos Maya

南北キプロスそれぞれが首都とするニコシアを過ぎ、またグリーンライン上に置かれる国境「クロスポイント」を越え、到着するのはラピダガーデンホテルのあるラプタ村。ラルナカ空港からは車で約1時間半のところにあります。
ラプタ村は、キプロス島の北部に位置する地中海に面した小さな村。その村の一角にあるラピダガーデンホテルで一晩過ごして目を覚ますと、にわとりが鳴く声が聞こえ、ホテルの外を散歩すれば、洗濯物を干しているお隣の人が手を振ってくれる、そんなのどかで優しい集落です。
ホテルにはプールやハーブや果樹が育つガーデンがあります。地中海気候で冬も温かく、たくさん実ったオレンジやレモンなどのシトラスの木々に囲まれ、リラックスできます。ホテル内はオーナーの先祖から伝わるアンティークや暖炉が置かれ、民家がそのままホテルになったような、素朴なホテルです。

心のこもった手作りの味・朝食&夕食で北キプロスの食文化を知る

写真:Chanos Maya

ラピダガーデンホテルの魅力は、なんといっても北キプロスの家庭料理が楽しめること。手作りのジャムが何種類も並ぶ朝食とオーナーの心のこもった体に優しい夕食。敷地内で完全無農薬で育った果物や野菜などはレストランでの食事にもふんだんに使われています。
朝はホテルのダイニングエリアに、パンやチーズとともにビターオレンジやグレープフルーツ、アプリコットなど旬の果物のジャムが並びます。シトラス類からカローブと呼ばれる地中海原産の黒糖のような味の果物まで、すべてガーデンで採れたものから作られています。木の上で完熟した果物は、収穫されそのままキッチンへ。果物と砂糖だけでじっくり煮込んで作られたジャムは絶品!毎日6種類程度のジャムが用意されており、朝食の時間が楽しみになります。
気に入ったジャムがあれば、ぜひチェックアウトの時にスタッフに声をかけてみましょう。ジャムはお土産として購入することも可能です。

写真:Chanos Maya

レストランが数件並ぶ程度の静かなラプタ村。ラピダガーデンホテルにはハーフボード(ホテルの朝食と夕食がセットになった滞在プラン)も用意されているので食事の心配はありません。
ハムス(ひよこ豆のペースト)やオリーブ、人参のグラッセなど4、5品が盛り合わせになったMeze(メゼ)からスタートする3コースディナー。メゼはキプロス料理の前菜にあたり、野菜を中心に地中海の恵みを味わうことがきます。
「ほとんど食事」な前菜のあとはメイン。牛ひき肉のミートボール「キョフテ」にぶどうの葉にご飯が詰まった「ドルマ」など、プレートいっぱいに盛り付けられた北キプロス料理をいただきます。
デザートも自家製のオレンジゼリーやクルミのカローブシロップ漬けなど、最後まで一切加工品はなく手作りにこだわった、キプロスの家庭料理メニュー。北キプロスの味覚を存分に味わうことができるのもラピダガーデンホテルの魅力です。
(クリスマスなどのイベントや季節によりビュッフェスタイルになることもあります。)

ホテルがそのまま教室に!北キプロス料理のレッスン

写真:Chanos Maya

北キプロスの文化や風習は、歴史的な背景によりトルコや中近東の影響を強く受けています。北キプロスのあまり知られていない食文化を深く知るなら、ホテルのオーナーが自ら伝授する北キプロス料理教室がおすすめです。(別料金。予約時に催行状況を確認してください)
北キプロス風パンピザ「ピデ」は料理教室でピックアップされるメニューのひとつ。生地作りから始まり、牛ひき肉とミントの葉に、現地で古くから食べられてきた「ハルミチーズ」を包んだ塩味のピデ、ぶどうシロップやタヒニ(ゴマペースト)とクルミを包んだおやつ系ピデまで、オーナーが作るのを見ながらゲストもそれにならいます。あっと驚くような味覚の組み合わせや、伝統的な調理器具など現地の食文化を実際に学び、味わえるアクティビティです。
ゲストが自分の国に帰ってからも作りやすいようにというその配慮から、簡単なレシピで材料も日本でも手に入りやすいものが中心。日本に帰ってから北キプロスの味を再現してみるのも楽しかった旅のおまけとなるはずです。

ホテルスタッフとともに北キプロスの歴史の舞台を訪ねるツアー

写真:Chanos Maya

世界遺産の遺跡や美しいビーチ、両国が首都とするニコシアなど見逃すことのできないスポットが多数あります。しかし特に北キプロスには、旅行者が乗りこなせるような公共の交通手段はほとんどありません。
ラピダガーデンホテルのオーナーの息子さんがアレンジとエスコートをする、北キプロスツアーもぜひ参加したいアクティビティの一つです。北キプロスにある7世紀に建てられたキレニア城、13世紀にできたベラパイス修道院、そして南北キプロスにより世界唯一、今も分断されたままの首都ニコシアへのツアーなど、歴史に翻弄されてきた北キプロスを深く知ることのできるツアーがたくさん用意されています。
1970年代に引かれたグリーンラインの存在もあり、北キプロスを訪れる観光客は南部のキプロス共和国に比べるとまだまだ少なく、未知なる国です。そんな北キプロスをじっくり、ラピダガーデンホテルのゲストだけが参加することのできるアットホームな専用車ツアーで巡ってみましょう。
(これらのツアーは別料金です。予約時に催行状況を確認してください)

ホテルというよりホームステイをしている気分!

ラピダガーデンホテルに滞在して、庭のオレンジやレモンで作ったジュースを飲み、小さなバルコニーから霧のかかる山や地中海を眺めてのんびり過ごしていると、キプロスの人はこんな風に暮らしているのかなと、どなたかのお宅に滞在しているような気分になります。
ラピダガーデンホテルには5つ星ホテルのような豪華さや、現代のテクノロジーがちりばめられたモダンさはありません。かしこまったサービスもありません。オーナーは気さくでにぎやか。たった1泊でもあたたかくゲストを迎えてくれます。どこか昔懐かしさを感じさせる、ゆっくりとした時間が流れるホテル。未承認国家、北キプロスのラピダガーデンホテルでゆっくり暮らすような旅をしてみませんか?

■関連MEMO
ラピダガーデンホテル
http://www.lapidahotel.com/
世界で唯一!2カ国に分断されたキプロスの首都「ニコシア」を歩く
https://www.travel.co.jp/guide/article/37072/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
Chanos Maya

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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