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車もお祓い!京都市・城南宮「愛車の茅の輪くぐり」

2021-06-24

「茅の輪くぐり」は、夏越のお祓いとして、毎年6月から7月にかけて各地の神社でとりおこなわれる祭礼。参道に設けられた「茅の輪」をくぐることで無病息災の御利益があるとされますが、京都市の城南宮には、なんと車に乗ったままくぐり抜けることのできる大きな茅の輪があるのです。今回は全国的にも珍しい城南宮の「愛車の茅の輪くぐり」をご紹介しましょう。

車のお祓いを受けられる「愛車の茅の輪くぐり」

写真:乾口 達司

「城南宮(じょうなんぐう)」は京都市伏見区にある神社。794年(延暦13)、都が平安京に遷る際、都の南方を守護する目的で創建されました。以来、方位の災いを祓う社として、現在にいたるまで篤く崇敬されています。

写真:乾口 達司

そんな城南宮では、毎年6月下旬になると「茅の輪くぐり」がおこなわれます。
「茅の輪くぐり」はほかの神社でももよおされますが、城南宮の「茅の輪くぐり」が他と違うのは、交通安全を願って、車自体の「茅の輪くぐり」もおこなわれること。「愛車(おくるま)の茅の輪くぐり」と呼ばれているもので、毎年7月1日から7日までの一週間とりおこなわれます。
期間中、国道1号線に面した境内西側参道付近にはご覧のような案内板が設置されるため、城南宮に参拝するための目印としてください。

車が大きな茅の輪をくぐる!愛車の茅の輪くぐり

写真:乾口 達司

車用の茅の輪が設置されるのは、境内の西側に位置する駐車場。ご覧のように大きな茅の輪が設置されています。
茅の輪の直径は約5メートル!こんなに大きな茅の輪は滅多にお目にかかれませんよ。

写真:乾口 達司

国道1号線から進入してきた車は西側駐車場に入ります。誘導路に従って進むと、目の前に茅の輪が現れます。

写真:乾口 達司

茅の輪の手前で車を一旦停止させると、それを合図にして、神職が車に向かってお祓いをしてくださいます。
お祓いを受けた後は車をゆっくり発進させ、茅の輪をくぐることになります。もちろん、オートバイでのくぐり抜けも可能ですよ。

ありがたくいただこう!交通安全を祈った授与品

写真:乾口 達司

お祓いの後は神職からご覧のようなお札までいただけます。初穂料も不要ですので、ありがたく頂戴しましょう。

写真:乾口 達司

茅の輪くぐりとは別に、お車のお祓いを受けることもできます。車専用の祈祷所は西側駐車場の隣り。
あらためてお車のお祓いを受けたい方は、まずは社務所に声を掛けましょう。

こちらもあわせて!参道に設けられたもう一つの茅の輪

写真:乾口 達司

本殿前にも、他の神社でも見られる一般的な茅の輪が設けられています。先ほどの大きな茅の輪は自動車やオートバイ専用のものなので、徒歩で参拝された方はこちらの茅の輪をくぐりましょう。
もちろん、自動車やオートバイで来られた方もくぐり抜けをすることができますよ。

写真:乾口 達司

こちらでは、お車でくぐるよりも茅の輪を間近でじっくり観察することができます。
茅の輪が、文字通り、たくさんの茅を輪のように束ねたものであることが、よくわかりますね。

お参りを忘れずに!境内の様子

写真:乾口 達司

茅の輪をくぐったら、本殿にもお参りしましょう。その後、本殿のまわりをめぐりましょう。広い境内には、本殿を筆頭にさまざまな建物が散在していますよ。

写真:乾口 達司

とりわけ、注目したいのは、参道に立つこちらの「城南宮鳥居」。一般的な鳥居に対して屋根がついており、扁額のあるべきところに、太陽・月・星を組み合わせた城南宮ならではの「三光の御神紋」がとりつけられています。「三光の御神紋」は祭神・神功皇后の御座船の旗印に由来しており、全国的に珍しいものです。
茅の輪くぐりの際にあわせてご覧ください。

城南宮で「愛車の茅の輪くぐり」を受けよう

城南宮の「愛車の茅の輪くぐり」がいかに珍しいものであるか、おわかりいただけたでしょうか。名神高速道路の京都南インターチェンジをおりてすぐのところに位置しているため、特にお車でのアクセスはきわめて好都合。城南宮でお車とあわせてお祓いを受けてみてください。
2024年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
乾口 達司

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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