2021-05-13
滋賀県大津市の坂本は、比叡山の麓に位置し、比叡山で修業を積んだ僧侶が隠居後に生活を営んだ寺院「里坊」が数多く残されているところです。「旧竹林院」はこうした里坊のひとつで、主屋からは四季の彩り鮮やかな名勝庭園を鑑賞することができます。その旧竹林院で最近人気なのが主屋の1階と2階に備えられた座卓を絡めて庭を撮影するリフレクション(反射)撮影。旧竹林院で幻想的なリフレクション撮影を楽しんでみませんか?
旧竹林院は、坂本の延暦寺里坊のひとつです。現在でも周辺には数多くの里坊が残り、特色ある町並みを作っています。国の名勝に指定されている旧竹林院庭園は、面積千坪(約3300平方メートル)で里坊庭園の中でも最大規模を誇っています。
主屋の1階と2階には、座卓が置かれていて、手軽にリフレクション撮影を楽しむことができます。時間は、開園直後の人が少ない時間帯がおすすめです。
リフレクション撮影の仕方は、いとも簡単。座卓にカメラを置いてシャッターを切るだけです。あとはレンズの向きや焦点距離を変えたりしてお好みの構図を切り取ってください。ただしテーブルを動かすのは禁止です。
風景だけでなく人物を入れるのもおすすめです。リフレクションと人物のシルエットがとても印象的です。
1階での撮影を楽しんだなら、2階に上がってみましょう。ここにも座卓が配置されていて、1階と同じく、リフレクション撮影を楽しむことができます。
2階のリフレクション撮影では、柱を中心としたシンメトリー(左右対称)の構図がおすすめ。露出はややアンダー気味にするといいでしょう。
2階でも、いろいろ設定を変えて撮ってみましょう。目に染みるような“青もみじ”は、素晴らしいのひとこと。なお、旧竹林院庭園の青もみじの見頃は、例年5月上旬から6月上旬です。
リフレクション撮影を楽しんだら、回遊式庭園を散策してみましょう。旧竹林院庭園は主屋の南西にあり、八王寺山を借景として、滝組、築山、茶室、四阿(あずまや)などを配しています。
庭園は、比叡山を源流とする大宮川の清流を引き込んで曲水とし、たっぷりと植えられた木々や、手入れの行き届いた苔を潤しています。
庭園内には2棟の茶室と四阿があり、大津市の指定文化財になっています。なかでも入母屋造りカヤ葺きの茶室(小間)は「天の川席」と呼ばれる珍しい間取りです。
二つの出入り口を設け、主人の両脇に客人が並ぶもので、この様式は全国でも武者小路千家東京道場(旧久米邸)以外に例がありません。かつては、各流の家元や茶匠も来遊し、茶事を催しました。
坂本は戦国武将、明智光秀ゆかりの地です。おすすめのお土産では、2020年に放送されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にちなんだ「明智の郷」。わらび餅、和栗羊かん、はさがけ餅が入ったお得なセットです。
ほかに一服400円でお抹茶をいただくこともできます。名園を眺めながら贅沢な時間を過ごすのもおすすめです。
いかがでしたか。旧竹林院のある坂本は、大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公、明智光秀ゆかりの地です。坂本を訪れた際には、明智光秀が祀られる古刹「西教寺」などとともに訪れてみてはいかがでしょうか。そして、いにしえから伝わる趣ある情景のリフレクション撮影を楽しんでみてください。
住所:滋賀県大津市坂本五丁目2番13号
電話番号:077-578-0955
開園時間:9:00〜17:00(受付は16:30まで)
休園日:月曜日(祝休日は開園)・祝日の翌日 12月26日〜12月31日
入園料:大人330円、小学生160円
アクセス:
JR湖西線「比叡山坂本駅」から山手へ徒歩約20分
京阪電車「坂本比叡山口駅」から山手へ徒歩約10分
車利用の場合は、国道161号線、西大津バイパス滋賀里ランプ降り、坂本方面日吉大社鳥居下まで
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
元里坊 旧竹林院(外部リンク)
https://kyuchikuriin.web.fc2.com/
坂本観光協会(外部リンク)
https://www.hieizansakamoto.jp/
フォトジェニックな秋を!滋賀・坂本の元里坊「旧竹林院」の紅葉
https://www.travel.co.jp/guide/article/45088/
『麒麟がくる』主人公・明智光秀ゆかりの地 滋賀県「西教寺」
https://www.travel.co.jp/guide/article/39113/
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン
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