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那須で大人気「バターのいとこ」知ってる?カフェや新味も登場

2021-06-05

栃木県の那須高原で話題のお菓子、「バターのいとこ」をご存知でしょうか。通販は約3か月待ち、イベント出店では約1000人が行列するほど人気のおやつです。那須高原にある「バターのいとこ」のショップには、2020年7月に待望のカフェもオープン。カカオ味やあんバター味といった新商品も続々登場しています。その美味しさの秘密と商品に込められた深い思い、カフェでしか食べられない限定メニューもご紹介しましょう。

「バターのいとこ」ってどんなお菓子?

写真:バターのいとこ

「バターのいとこ」、このちょっぴりユニークな名前は主原料の無脂肪乳からきています。バターをつくったあとの副産物としてできる無脂肪乳。その価値を高め、つくる人も食べる人も地域もみんなが嬉しいお菓子をと考え出されたのが、この「バターのいとこ」なんです。
バターが香るゴーフル生地にサンドされているのは、無脂肪乳から作ったミルク感たっぷりのジャムとバタークリーム。ひと口味わうと、ふわっとしたゴーフル生地の中から、シャリッととろっとしたミルクジャムとバタークリームがあふれ出します。食べ進めるごとに異なる食感と美味しさが広がるのが「バターのいとこ」の魅力です。

写真:野水 綾乃

「バターのいとこ」はおいしいだけじゃなく、みんなが豊かになれる仕組みを目指したお菓子です。
牛乳からバターをつくるとき、バターとなるのはそのわずか4%ほど。残りの約90%は無脂肪乳(スキムミルク)になり、脱脂粉乳として安価に取引されています。那須には良質な牛乳やバターをつくる酪農家さんたちがたくさんいます。バターの副産物である無脂肪乳も美味しい牛乳からつくられた一部。その価値を高めることができれば、酪農家さんたちもバターをつくりやすくなり、お土産として食べる私たち消費者もそれを応援できます。そんな幸せな循環を「バターのいとこ」は目指しています。
本州随一の酪農王国・那須。緑豊かな那須高原の自然をつくっているのは酪農家さんたちがいるから。酪農家を助けること、それは那須の自然を守ることにもつながっています。

手作りだから生まれる「バターのいとこ」の美味しさ

写真:野水 綾乃

「バターのいとこ」の主原料である無脂肪乳。現在は那須北部の森の中で放牧を行う「森林ノ牧場」のジャージー牛からとれたものを使っています。銅鍋に入れて丁寧にかきまぜながら弱火でじっくり煮詰めること1時間。キャラメル色になったらミルクジャムの完成です。

写真:バターのいとこ

バターが香り立つゴーフル生地も少量ずつ工房で手焼きしています。生地にはコクと深みのある地元のブランド玉子・那須御養卵も使っています。

写真:野水 綾乃

焼きあがったゴーフル生地に、白いバタークリーム、そして無脂肪乳を煮詰めたキャラメル色のミルクジャムを手で搾っていきます。バタークリームには種子島産のサトウキビを不純物だけを取り除いて結晶化させた原糖を加えていて、これが食べたときのシャリッと感を生み出しています。

「バターのいとこ」ショップ&カフェの場所は?

写真:野水 綾乃

「バターのいとこ」のショップ&カフェがあるのは、那須高原のメイン通りである那須街道(県道17号)から1本入ったところ。「GOOD NEWS」という複合施設の一角で、隣には原料のミルクを生産している「森林ノ牧場」の濃厚なジャージー牛のミルクを使用したソフトクリームの専門店「SOFTCREAM STAND」があります。

写真:野水 綾乃

ショップではバラ売りもされていますので、箱入りのお土産とは別に1枚食べてみて。作りたての美味しさはまた格別で、生地のもっちり感、クリームのふわっと感が楽しめます。
バターのいとこは半生菓子です。賞味期限はたったの1日ですが、1枚1枚丁寧に包んだ箱入りは12日間ほど楽しめるので、安心してお土産にもできます。

「バターのいとこ」の続々登場する新味も見逃せない

写真:野水 綾乃

「バターのいとこ」には定番のミルク(プレーン)のほかにも、新しいフレーバーが続々と登場しています。
2019年に登場した「チョコ(カカオ)」は、アグロフォレストリー(森林農業)という自然の森に近い状態で栽培された中米グアテマラ産のカカオ豆を使用しています。ゴーフル生地に練り込むだけでなく、バタークリームとミルクジャムにもカカオをプラス。食べるとカカオ本来のフルーティな果実味が鮮烈に広がり、「カカオってフルーツだったんだ」と思わせてくれます。熟したカカオの実の艶やかなピンク色をイメージしたパッケージもキュート。

写真:野水 綾乃

こちらは2020年12月に発売された新作の「あんバター」。
「あんバター」は、北海道の先住民族であるアイヌの末裔の方が代々受け継いできた貴重な大粒の大納言小豆を使用しています。バターにも合うよう、その小豆の風味を活かしたつぶあんのペーストにもスキムミルクを加えてコクを出しています。豆本来の風味と香りに、ほのかな塩気がアクセントになっています。

「バターのいとこ」カフェでしか食べられない限定メニュー

写真:野水 綾乃

「バターのいとこ」のカフェでは、バターのいとこと同じスキムミルクを使用したバタードーナツなどがいただけます。
写真はイートイン限定で人気の「ふふふドーナツ」。温めたバタードーナツに、スキムミルクでつくったアイスとたっぷりの生クリームをトッピングした冷アツスイーツで、最後にかけた岩塩とオリーブオイルが味わいを引き締めています。

写真:野水 綾乃

まるでパフェのようなフローズンドリンク「ふふふ」もおすすめですよ。
味はチョコレート、抹茶のほか、季節のフルーツなどを使った限定フレーバーも登場します。こちらもスキムミルクがベースになっています。
写真の「ふふふ」チョコレート味は、バターのいとこの生地の切れ端をこんがり焼いたサクサク食感の「いとこのラスク」のチョコ味とスライスアーモンドをトッピング。控えめな甘さと食感の違いが楽しいフローズンドリンクです。

「バターのいとこ」の基本情報

住所:栃木県那須郡那須町高久乙2905-25
電話番号:0287-62-2100
アクセス:
黒磯駅から那須湯本温泉行きバスで「田代小前」下車徒歩5分
東北自動車道「那須」ICから車で7分
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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バターのいとこ(外部リンク)
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野水 綾乃

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