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テロや暴動が発生!パッケージツアーのキャンセルはどうする?

2024-01-17

海外旅行を予定していた国でテロ事件が発生!デモ活動やストライキ、感染症の流行で危険レベルが上げられた!そんなとき、申し込んでいるパッケージツアーはどうなるでしょうか?
パッケージツアーは中止になるのか、取りやめたらキャンセル料は発生するのか、有事に備えて知っておきたい情報をご紹介します。
※本記事は概要を説明したものとなり、状況により対応は異なります。最新情報は必ずご自身でご確認ください。

テロ、暴動が発生!危険情報はどこで確認する?

旅行を予定していた国でテロ事件が発生、政情不安でデモ活動が活発化、エボラ出血熱などの感染症の拡大……。そんなとき、まずはどこで最新情報を確認すればよいのでしょうか。
海外の国や地域の情報は、外務省の「海外安全ホームページ」にある「海外安全情報」で詳細を確認することができます。「危険情報」と「感染症危険情報」が掲載されていて、渡航の判断目安となる危険度は以下のように1〜4でレベル分けされています。

危険レベル、具体的にはどこが該当する?

危険レベルと聞くと「紛争真っ只中の国」という印象を受けますが、実は旅行先として人気の国や地域も含まれています。
カンボジアはスリや強盗などの発生、バリ島はテロの可能性から、危険レベル1に該当。旅行中は注意して行動する必要があります。
エジプトはカイロなどの主要観光地がレベル1に該当。一部地域を除く西部および南部の砂漠地帯、国境地帯などはテロ発生の恐れから、レベル2〜3とされています。

パッケージツアー中止の判断は?

危険レベルによって、パッケージツアーを催行中止とする判断基準はあるのでしょうか?
多くの旅行会社が加盟する日本旅行業協会(JATA)が定めたガイドラインによれば、明確に旅行を中止にする危険レベルは「3、4」、レベル「1、2」については情勢を加味した上で催行可否を各旅行会社が判断するもの、とされています。

外務省が危険レベルを3、4に引き上げた場合は、ガイドラインに従いツアーは催行中止。危険レベルが1、2の場合でもフライトがキャンセル、現地ホテルが営業できない状態であれば、こちらも催行中止です。また、旅行会社が旅行者の安全が確保できないと判断すれば、危険レベルに関係なくツアーは中止せざるを得ません。
旅行会社の判断で催行中止となった場合は、旅行代金は全額返金されます。

パッケージツアーはキャンセルできる?

先述の通り、危険レベルが1や2であれば、旅行会社の判断でツアーを催行することができます。ではその場合に自己判断でキャンセルをすると、キャンセル料はかかるでしょうか?
飛行機が通常通り運航していて、宿泊施設も営業していて、旅行会社がツアーを催行できると判断している場合は、キャンセル料は規定通りの日付から発生します。
ただし旅行会社によっては予約者に配慮し、「●月〇日までの出発分についてはキャンセル料免除」というように、キャンセル料なしで旅行の取りやめができる期間を設ける場合があります。

レベル1、2で行ってもいい?行かない方がいい?

ツアーの中止は残念ですが、逆に「行かない」という決断ができるので少し気が楽になるのも確かです。悩ましいのは、ツアーは催行されるけれど本当に行っても大丈夫なのか、ということ。
国ごと、エリアごと、危険レベルが引き上げられた理由によって異なるので、一概に「行っても大丈夫」「行かない方が良い」とは判断がつきません。ツアーが催行されるからと言って、その行き先の明日の情勢は誰にも分かりません。
海外旅行初心者、学生グループ、子供や年配の方を含む家族旅行など、情報を収集して迅速に対応するのが難しい方は、出発を控えた方がいいでしょう。

レベル1、2でもツアーが催行されるから旅行へ行く!と決めたなら、以下のように万全の対策をして出発しましょう。
・インターネット環境を整え、情報収集を
レンタルWi-Fiを借りるなどし、現地でインターネットにつながる環境を整えることが重要です。出発前から現地滞在中、出国するまでこまめに最新情報をチェックしましょう。外務省や在外公館のHPをチェックするほか、SNSでの情報収集もおすすめ。
・緊急連絡先を確認!
ツアーで行く場合は、現地でトラブルに遭った時のための緊急連絡先が用意されています。旅行会社の現地支店やツアーデスクの所在地、大使館や領事館の連絡先と場所も控えておきましょう。家族や勤務先、友人に現地での滞在先を知らせておくのも忘れずに。
・たびレジに登録
外務省が提供する海外安全情報配信サービスで、登録すると現地の安全情報が受信でき、被害状況によっては安否確認の連絡がもらえる場合があります。

情勢を把握して、不安なら諦める勇気を

多くの方にとって、海外旅行は特別なもの。年に1回の楽しみという方や、新婚旅行や記念日旅行という方もいらっしゃるかもしれません。しかし安全に楽しく旅行できてこそ、一生の思い出になるもの。出発まで少し日にちに余裕があれば、行き先を変更することも可能です。間際であれは国内旅行に切り替えるという選択肢もあります。状況を冷静に判断し、旅行可否を検討してください。
※本記事は概要を説明したものです。情勢や状況、旅行会社によって対応は異なります。必ずご自身で最新情報を確認し、旅行可否を判断してください。

■関連MEMO
外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/

【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部

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