ホーム 旅行&おでかけ > ニュージーランドのWi-Fi事情 安く快適にインターネットを利用する方法は?

ニュージーランドのWi-Fi事情 安く快適にインターネットを利用する方法は?

2024-03-19

南半球はオーストラリアの東に位置するニュージーランド。日本と同じく四季を楽しめ、火山や湖、温泉など自然溢れる景色が観光客に大変人気です。
そんなニュージーランドへ行く前に気になるのが、現地のインターネット事情。美しい自然の景色をSNSにアップしたり、観光情報の収集したりと、旅行にインターネットは欠かせませんよね。
本記事では、安くかつ快適に現地のネット環境を利用する方法をご紹介します。

ニュージーランドのインターネット事情について

おいしいレストラン探しや目的地までのアクセス方法の確認、SNS利用などの頻度が高まり、旅先のインターネット環境が重要になってきました。緑の草原に羊といった自然のイメージが強いニュージーランド。インターネットがどの程度普及しているのか、想像が付きづらいですよね。
人の多い都市部ではインターネット環境が比較的整っており、空港やホテルをはじめ、カフェやレストランなど公共施設ではフリーWi-Fiの利用が可能です。ただし、日本のように早くて安定しているとは言い難く、日本人旅行者にとってはストレスを感じる場面もあります。

また、ニュージーランドの景観としておなじみの牧草地など、人口の少ない地域や田舎では、まだまだWi-Fi設備が弱い場所も少なくありません。
それでは次項から、快適な旅での情報収集には欠かせない、ニュージーランドのインターネット利用についてご紹介します。

方法1:フリーWi-Fiに繋ぐ

ニュージーランド最大の都市であるオークランドでは、フリーWi-Fiの普及が進んでおり、街中でもインターネットを楽しめるスポットが多くあります。空港や図書館などの公共施設、レストランやカフェなどの飲食店。そして、ニュージーランドで都市間を移動するのに重要な長距離バスでも環境が整っています。
ただし、チェーン店のレストランや空港では多くの人が利用するため、繋がりにくかったり速度が非常に遅い場合があるので注意が必要。回線が細いので日本以上にストレスを感じることもあります。

ニュージーランドの北島は大きな都市がいくつも点在しており、街中でもフリーWi-Fiを利用できる環境がありますが、南島は山脈も多く過疎の地域が少なくありません。
街中ではi-Siteと呼ばれる観光案内所がフリーWi-Fiを開放していますが、中心部を少し離れるだけで人家がほとんどない田舎になるため、フリーWi-Fiは繋がらなくなります。大自然を満喫するキャンプが盛んなニュージーランドには、ホリデーパークを始めとしたキャンプ場が点在しており、一部キャンプ場ではフリーWi-Fiを開放している場所もあります。
以上のように、様々な場所でフリーWi-Fiの環境は整っていますが、日本のように早くて切断しにくい快適な環境はまだ少ないので、過度な期待は禁物なのが実情です。
またフリーWi-Fiを利用する場合は、どこかしらの施設を利用しなければならないので、常にSNSを利用したり旅の情報を収集したい場合には不向きとなります。

方法2:海外用Wi-Fiルーターを日本でレンタルする

2つ目にご紹介するのは、日本で海外用Wi-Fiルーターをレンタルする方法です。ネットで申し込むことができ、自宅への郵送もしくは空港での受け取り・返却もできるため、日本で設定を済ませておけば現地でスムーズに利用することができます。
プリペイドSIMとは異なり、複数人でデータ通信量をシェアすることも可能な点が最大のメリット。また近年では通信料もどんどん安くなってきているので、600MB/1日あたり1,500円ほどで利用できるプランもありとってもお得です。
1日あたりの通信容量が決まっているので使いすぎてしまうことはないですが、Wi-Fiルーターの電源を入れたままにしておくと、アプリの自動更新などで気づかないうちに容量を使ってしまうこともあるので要注意です。こまめに電源を切って、電池と通信容量の消費を抑えましょう。

方法3:Wi-Fiルーターをニュージーランドでレンタルする

3つ目は現地でWi-Fiルーターを手に入れる方法です。オークランドやクライストチャーチ、ウェリントンなどの主要空港には、ニュージーランドの通信会社であるVodafoneのカウンターが設置されており、そこで購入することができます。
注意する点はレンタルではなく、ルーター本体含めての買い切りだという点。1GBの通信料込みでおおよそ100ドル弱(約7000円)になります。1GBを使い切ってしまった場合は、通信量の追加購入も可能。
ルーターの設定もお店のスタッフの方が行ってくれるので、簡単に利用することができます。
※2019年10月時点の情報です

方法4:現地で利用できるプリペイドSIMを使う

インターネットを利用する4つ目の方法は、現地通信会社のプリペイドSIMの購入になります。主要空港でも購入可能で、現地に着いてすぐに利用することができます。
プリペイドSIMを利用するメリットは、日本と同じようにスマートフォンを利用できることにあります。通話をする方やインターネット回線の速度遅延によるストレスを感じることなく使いたい方にオススメです。
一方でデメリットも。契約期間が30日からと短期滞在には適しておらず、SIMフリーのスマートフォンに限られます。また1台ごとの契約なので、複数人での旅行の場合はネット環境を共有できないので注意しましょう。
【ニュージーランドの主要通信会社】
・Vodafone
・Spark
・2 degrees
通信エリアが最も広い(4G/LTEで国土の94%以上をカバー)、VodafoneのプリペイドSIMがおすすめ。2GBは24ドル、3GBだと29ドル、8GBでは42ドル。日本円にすると約2,200〜4,000円ほどで購入可能です。
なお、端末本体に埋め込まれたチップに、契約者の情報をデータとして内蔵する「eSIM」対応機種なら、SIMカードを入れ替える必要なく料金プランを切り替えることができます。

方法5:携帯電話会社の海外ローミングを利用する

最後は、ご利用のキャリアが提供する海外パケットの定額サービスを利用する方法になります。日本の携帯電話会社は海外パケットの定額サービスを提供しており、条件を満たしているだけで特別な手続きも不要なので簡単です。
キャリアによって異なりますが、1日の定額料金の上限は980〜2980円ほど。容量無制限での利用は3,4日で1万円ほどになってしまうので、他の方法と比べると割高感があります。
費用は高くなりますが、快適なインターネットを手軽に楽しみたい人には最適です。

ニュージーランドでおすすめのネット利用方法は?

1.1週間以内のひとり旅
SNSを頻繁にチェックしないのであれば、フリーWi-Fiのみで充分過ごせます。旅先の情報はホテルや休憩時のカフェ、また移動時のバスの中などを上手く利用しましょう。ただし、常に快適なインターネットを楽しみたい方は、Wi-FiルーターをレンタルするかプリペイドSIM、eSIMの購入がおすすめです。
2.1週間以上のひとり旅
長期間ニュージーランドに滞在する場合は、プリペイドSIMやeSIMがお得です。値段も安く、通信容量が足りなくなったら追加チャージも可能ですので、常に快適な環境でのインターネット利用が可能です。
3.グループ旅行
複数人での旅行の場合は、Wi-Fiルーターがおすすめです。シェアできるのでコストも抑えられるでしょう。ニュージーランド現地でもWi-Fiルーターを購入することが可能ですが、安価でスタッフの方が使い方の説明もしてくれる、日本でのレンタルがおすすめです。

インターネットを利用してニュージーランド旅行を楽しもう!

ニュージーランドのWi-Fi普及率は比較的高いですが、インターネット回線が日本より弱いことや、田舎ではまだ整っていないこともあり、フリーWi-Fiだけで旅行するのはちょっと不便なこともあります。
そのため、常に快適でストレスフリーなインターネット利用を楽しみたい方は、フリーWi-FiにWi-FiルーターやプリペイドSIM、eSIMを組み合わせて、ニュージーランド旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※本記事は概要を説明したものとなり、料金等は2024年3月現在のものとなります。旅行時には最新情報を必ずご確認ください

【トラベルjp・ナビゲーター】
アシュ 飯田

関連記事

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

Facebook

あなたにおすすめの記事

P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ