いよいよ紫外線が気になる季節です。紫外線対策といえば、顔や体への対策がメインですが、髪も紫外線を受けるとダメージを受けます。
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髪は紫外線を浴びると乾燥し、パサパサ感の強い髪になり、色素や光沢が消えてしまいます。ツヤやコシのない痛んだ髪となり、枝毛、薄毛などの原因にもなります。
さらに頭皮も、紫外線を浴びると日焼けしたり、皮膚に浸透すると栄養分が失われ、育毛の働きも損なわれます。
つまり、紫外線を浴びることは、髪や頭皮にとても悪い影響があるのです。そのため、顔や体と同じようにしっかりとした紫外線対策が必要になるのです。
■髪の日焼け対策1 〜帽子で対策〜いわずもがな、ですが、一番簡単にできるのが帽子による対策です。選び方のコツをご紹介しましょう。
・ツバ付きでUVカットタイプ(UPF・紫外線保護指数の高いもの)を選ぶ
・サイズは大きめで通気性の良いものを
まずツバ付きを選ぶポイントととしては、ツバの広さが7cm程度あれば、だいたい50%は紫外線をカットできると言われています。
■UPF指数と選び方のコツそしてUVカット加工がしてあることが大切です。紫外線カット率の目安として、UPF(紫外線保護指数:ウルトラ バイオレット プロテクション ファクター)の指数が目安になります。
UPFは、衣類や帽子などの繊維製品に使われる紫外線カットの数値で、3段階に分かれています。
・50+〜40:エクセレント(優秀)
・35〜25:ベリグッド(優良)
・20〜15:グッド(良)
一番高いエクセレントレベルの帽子なら、なんと95%以上もの紫外線をカットできるのです。なるべく数値の高いものを選びましょう。
サイズはやや大きめで、通気性があるメッシュ加工がよいですね。空気の通気口があり、汗を吸ってためこまない素材なら、汗をかいても頭皮の湿度が上がりにくいので、衛生面でもおすすめです。
■髪の日焼け対策2〜 日焼け止めのヘアケア商品〜帽子をかぶりすぎで髪がぺちゃんこになる、ヘアスタイルが決まらなくなるという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。。
そんな時は、日焼け止めのスプレーやヘアフレグランスがおすすめです。
多くの日焼け止めスプレーは、髪にも使えます。(髪にも使えますという表示を確認してください)。クリームタイプと比べて手が汚れず、時間がないときでも手軽に使えます。
反面、ムラができやすいところがあるので、しっかりと全体に吹きかけるようにスプレーしましょう。
それ以外にも、UVカット機能付きの洗い流さないトリートメントやヘアクリームなども利用できます。こちらは浴びてしまった紫外線の処置に効果的。一度浴びてしまった紫外線は取り除くことはできません。
髪が紫外線を浴びると、髪のキューティクルがダメージを受け、痛んだ状態になります。そのためUV対策用のシャンプーやコンディショナーで壊れたキューティクルや頭皮の回復させる必要があります。
そして最後は、洗髪後にイオンドライヤーなどで髪に水分を与えたり、ヘアーオイルなどで栄養分を与えてあげましょう。健康的な髪をキープするためにも、こうした一連のケアが、大切です。
(宮本燈)