毎日飲むお茶でアンチエイジングできたら理想的。でも、健康茶はいろいろな種類があって、どれにしようか悩んでしまう…。そこであらためて、女性にうれしい効果が得られるというお茶を紹介しましょう。
© yasuhiro - Fotolia.com
■デトックスして美肌にまずは、デトックス系のお茶をご紹介。体に貯まった老廃物など、悪いものを排出すれば、お肌の調子もよくなりダイエットにもつながります。
●コーン茶:便秘解消、鉄分補強コーン茶にはカリウム、ミネラル、食物繊維、ビタミンE・B群、リノール酸などが含まれています。血圧を下げ、冷えやむくみの解消によく、便秘や下痢にも効果的。妊娠や生理などで不足しがちな鉄分の補強にも◎。
●ユーカリ茶:デトックス、老化防止ユーカリ茶は、オーストラリアのアボリジニの間で薬草として伝統的に飲まれてきました。コレステロールを排出してくれるカルシウムやカリウム、抗菌・殺菌作用のあるシオネール、解毒にいいとされるクロロフィル、老化防止にいいポリフェノールの一種である抗酸化物質SODなどを含んでいます。
●ベニバナ茶:婦人病の悩み、便秘解消ベニバナ茶は、ビタミンE、リノール酸、食物繊維を多く含み、婦人病、冷え性、血流サラサラなどの効能があるといわれています。整腸作用、下痢症、便秘などに効果があるフラボンやカルコンも含まれているそう。
■加齢によるトラブルに早い人では、30代でも生理が乱れ更年期障害に似た症状が出る人も。またスマホなどの影響で眼精疲労になったり、若くても老眼になる人も多いといわれています。そんな加齢によるトラブルにおすすめのお茶はこちら。
●ザクロ茶:更年期障害、美肌ザクロ茶は、女性ホルモンと同じ化学構造を持つエストロンやエストラジオールを多く含みます。女性ホルモンをアップさせ、美肌効果や更年期障害などにもよいとされています。
●アンチャン(バタフライピー):抗酸化作用、眼精疲労英名はバタフライピー、タイ語ではアンチャンと呼ばれるハーブは、水色(すいしょく)がきれいな青色をしたマメ科の植物。抗酸化物質・ポリフェノールの一種であるアントシアニンを主成分としているので、老化を防ぎ、眼精疲労にもいいと言われています。
■物忘れが激しくなったと感じたら記憶力は10代がピークで、年々落ちていくのだとか。劇的に向上することはなくても、少しでもキープしたいところ。そんな人におすすめのお茶もあるのです。
●苦丁茶:眼精疲労、記憶力向上、ダイエット中国の伝統的健康茶で、実はいろいろな種類があるのですが日本で飲まれているのはモチノキ科の植物から作られたもの。一枚をこよりのように巻いて加工することから「一葉茶」とも言われます。
熱を冷ます作用があると言われ、体の熱をとることで眼精疲労、頭痛によいのだとか。また、コレステロール値を下げ、記憶力の向上、ダイエット効果、美肌効果も期待できます。
●イチョウ茶:記憶力向上、美肌イチョウ茶は10種類以上のフラボノイドを含んでいて、血流をよくし、細胞の老廃物を排出してくれるとか。物忘れの予防や記憶力向上、コレステロール値の低下などにもいいとされています。
●緑茶:記憶力向上これまで紹介してきたお茶は、すべて本来のお茶ではない「茶外茶」。本来、お茶はチャノキの葉や茎から作られたものを指します。発酵の度合いにより紅茶や黒茶などが作られますが、緑茶もその一種です。
緑茶には脳のニューロンの生産を促す抗酸化物質が豊富に含まれているそうで、記憶力向上につながるとか。
毎日、ゆっくりお茶をいれて飲む。それだけでも心のデトックスになりますよね。毎日のお茶の習慣でキレイと健康を手に入れられたらうれしいですね。
(平野智美)