どんなに流行のメイクを頑張っても、台無しにしてしまうのがほうれい線。ほうれい線が目立つと一気に老け顔に見え、顔全体をたるんだ印象にしてしまう危険性も。
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鏡を見て「まだまだ大丈夫」と思っていても、何もしないでいると、気付いたときには「クッキリシワ」が、なんてことに。隙間時間をうまく使って、ほうれい線予防&解消のためのケアをしておきましょう。
■油断大敵! ほうれい線のできやすさチェックほうれい線ができるのは、年齢によって肌の弾力が低下してしまうから。「私はまだ大丈夫」と思っていても、最近では、食生活の変化やパソコン作業などの影響で、ほうれい線ができる年齢が昔に比べて早くなっているのだとか。
顔や口周りの筋肉の状態などによって、ほうれい線のできやすさには個人差があります。後であわてないためにも、自分のほうれい線のできやすさをチェックしておきましょう。
□ 肩や首がこっている
□ 姿勢が猫背気味になりがち
□ 寝ている間に顔に枕などの跡がつくと、なかなか落ちない
□ 食べ物をかむとき、左右のどちらか片方でかむクセがある
□ パソコン作業など、前かがみの姿勢になることが多い
□ 目が疲れやすい
□ 二重あごが気になる
□ 頭皮を指で動かしても顔の皮膚は動かない
あてはまる項目が多いほど、顔や口周りの筋肉がかたくなったり衰えたりしており、ほうれい線もできやすい傾向が。
そのほか、何度もダイエットを繰り返したような場合も、皮下脂肪が減少し、皮膚がたるんでほうれい線ができやすくなるといわれています。
■ほうれい線を撃退する 簡単マッサージほうれい線を防ぐには、頬を引き上げる役割を持つ筋肉を鍛えることが大切。それが、頭の横にある側頭筋です。側頭筋はストレスなどによってかたくなりがち。簡単マッサージで、日頃からコリをほぐしておきましょう。
ほうれい線撃退「簡単マッサージ」- 両手の人差し指と中指、薬指の3本をこめかみのあたりにあて、やや強めの力で押しながら小さな円を描くようにして揉みほぐします。
- その3本の指を耳の後ろにあて、同じように小さな円を描きながらマッサージします。かたくなっている部分や押すと気持ちいい部分を探しながら、少しずつ位置を変えていきましょう。
- 耳の後ろから、円を描きながら指を少しずつ上にずらしていき、こめかみの上あたりまでマッサージしていきます。ほうれい線予防と同時に、頭皮の血行促進にもおすすめです。
■「顔ヨガ」で内側からハリを取り戻す特別な道具も必要なく、気づいたタイミングで手軽に行える「顔ヨガ」。顔の筋肉のコリやたるみを解消して、ほうれい線撃退を目指しましょう。
ほうれい線撃退「顔ヨガ」- まず、舌の先を使って、口の内側からほうれい線に沿って、ゆっくりと押しながら口の周りを一周させます。
- それを5回繰り返したら、今度は反対回りに同じように5回。
きちんとほうれい線に沿って舌を動かすために、鏡で確認しながら行うとよいでしょう。舌の筋肉も鍛えられるため、二重あご防止にも効果的です。
また、ほうれい線には肌の乾燥も大敵です。隙間時間でのケアと同時に、肌の保湿もしっかりと行うようにしてくださいね。
(加藤 朋実)