私は雪菜。妊娠6ヶ月で夫の浩人ととあるマンションに住みはじめました。
これが「お隣さん」の成美さんとの出会いでした。
あとから聞くと、成美さんは私の1つ下。自分の友達に居ないタイプの人だな…と思いつつ、隣なので良好な関係は築いておきたく、適度な距離感を保って成美さんと接していこうと決めました。
しかししばらくしてお互いに子どもが生まれ、私が復職したときから、成美さんの行動に疑問を抱く機会が増えていったのです。
私が仕事から帰ると、ほぼ毎日私の家の玄関先で立ち話をするために待っているのです…。
そして立ち話をすること15分。
内容は毎回、旦那さんや義両親やママ友の愚痴。一方的に話し続けるばかりで、気持ちのいいものではありません。
成美さんの旦那さんは仕事が忙しく、成美さんはほぼワンオペなので、私以外に愚痴を聞いてあげられる人もいないのだろう…と思い、無下にもできず話を聞いていました。
しかしそんな日々も長く続くとこちらの負担もあり、仕事から帰ったあとの時間帯はやることがたくさんあるため付き合っていられません。
私はもともと人見知りで、人付き合いは「相手との適切な距離感」を汲み取るのが大切だと思い生活してきました。成美さんが私とコミュニケーションをとろうとしてくれていることはありがたかったのですが、その距離感は私にとって適切なものではく、日に日にストレスになっていました。
なるべく波風の立たない生活が送りたくて、私は成美さんを刺激しない形で「毎日のおしゃべりは終わりにしたい」と伝えることにしたのですが…。
次回に続く!
※この漫画は実話をべースにしたフィクションです
原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・のばら
(ウーマンエキサイト編集部)