出逢いが多い春。歓迎会など飲みの席も多くなる時期ですよね。ただしそこで注意したいのが胃を痛めてしまうこと。胃がキリキリと痛む経験をしたことはありませんか。
胃の痛みは、胃酸の過剰な分泌や血行不良が大きな原因の一つとされています。緊張状態が続くと、胃酸が多く分泌されるのです。その胃酸が胃壁を荒らしてしまうことで、胃が痛くなるというプロセスです。
やはり胃に負担をかけない食生活をすることが大切です。簡単に取り入れられる食生活のちょっとした工夫をご紹介します。特に最近、胃が弱っているなと自覚している方はぜひ参考にして下さいね。
■よく噛んで食べる口の中で食べ物を良く噛むことで消化酵素のアミラーゼがたくさん分泌されます。アミラーゼにより、食べ物が十分に分解されていれば、その後の胃や小腸の負担は軽減されます。
ある程度消化されているので、胃酸が大量に分泌することを防ぐことが出来るのです。噛めば噛むほど胃にやさしいといえますね。食事の際は、最低でもひとくち30回は噛むように心がけましょう。
■1日3食はNG健康を保つために、朝・昼・晩と1日3食食べることがベストと言われています。ただし、胃の消化力が弱っている人にはお勧めできません。少量を数回に分けて食べる方が胃に負担をかけないのです。
1回の食事でとる量を2〜3回に分けて、2〜3時間おきに食べるようにしましょう。少しずつを良く噛んで食べることで、胃の疲れをなるべく軽減してあげましょう。
■肉や乳製品は控えめに日本人は、お米を食べる食文化で長い間過ごしてきました。その為、穀物などの糖質を分解する消化酵素を分泌することには慣れていますが、肉や乳製品などの動物性たんぱく質や脂質を分解する消化酵素を分泌することには慣れていません。
胃が弱っているときは消化のいいものを摂るようにしましょう。楽しい時間を過ごすためにも、自分の胃の管理はきちんと行いましょうね。
(平野宏枝)