こんにちは、あり子です。
■前回のあらすじ
破水か尿漏れか分からずドキドキ。
早朝に入院して、陣痛が始まらないままあっという間にお昼になりました。
そしてついにお昼頃からおなかに生理痛のような痛みがでてきました。
おなかに定期的な痛みがあるものの、食欲はあったので陣痛と陣痛のあいだに昼食を食べ進め無事完食。
昼食後はおやつも配膳され、これも完食。
しかしわたしの食欲もここまででした…
おやつを食べてしばらくすると気持ちが悪くなってきました。
ナースコールで吐き気を催していることを伝えたら、すぐに助産師さんが受け皿を持ってきてくれました。
そしておう吐。
陣痛時におう吐することもあると初めて知りました。
そして「お産が進んでいる」ということで、このタイミングで病室から陣痛室へ移動することに…
生理痛を倍増させたようなおなかの痛みと気持ち悪さでフラフラしながら陣痛室へ。
半泣きで脂汗をかきながら陣痛室にやっとのことで到着。
静かで薄暗い部屋にオルゴール調の音楽が流れていました。
ベッドで横になり、ここからひたすら陣痛に耐える時間…
陣痛は「痛い!」と叫んでいるイメージがありましたが、わたしの場合は意識がもうろうとして声が出ない状態でした。
さて、ここまで読んでくださった方で、あり子が1人で陣痛室にいると思いましたか?
ひたすら陣痛に耐えるわたしと、ひたすらスマホゲームをしている夫。
そして、ようやくなにかに気づいた夫が
こう言いました…知ってる!?わたしも夕飯をたべてないんだよ!!
彼は妻が誰の子を苦しみながら出産しようとしているのか分かっているのだろうか?
そして特になにもする気がないのなら、なぜ彼は陣痛室への付き添いを希望したのだろうか?
外食している間に赤ちゃんが産まれるかもしれないのに、なぜ出産の立ち会いを希望したのだろうか?
こうして出産時の遺恨はずっと残り続けるのでした。次回に続きます。
※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
(あり子)