■前回のあらすじ
役所で公証人にメモを確認してもらい、公正証書を作り、無事に離婚が成立…。
みなさんこんにちは。もちもちエプリデイ作者のかわベーコンです。
無事、離婚が成立した私。
元夫とのことはあらかた片づきましたが、早急に決めなければいけないことがまだ残っておりました。
それは建築予定だった新居のことです。
すでにハウスメーカーさんと契約済みで、土地の整地がすでに終わっている状態でした。
そんな時に離婚問題が浮上したので、ハウスメーカーの担当者に電話して、作業を止めていただいている状態だったんです。
しかし、そう長く止めてもらえず、もし家を建てるのなら早めに進めなければいけない状態でした。
また、仮に家を建てないという選択をすると、契約は済んでいるので、それを破棄する必要がありました。
違約金も発生する…。
それを元夫が支払えるのだろうか。
そこまではさすがに無理だろうな、と思いボーッと家が建つ予定の土地を、実家の窓から眺めていました。
■覚悟を決めて家を建てることを決意したそこの土地がそのままでも、他の家が建ったとしても、それを見るたびに私は負の感情を抱えて、ため息をついてしまいそうでした。
それに、子どもたちはどんどん大きくなっていく…。
自分の部屋がほしくなるだろうけど、実家に子どもたちの部屋はありません。
その時、こう思うかもしれない。
「あの時、家を建てていれば」と。というわけで、覚悟を決めました。
ビックリなのは、私一人でもローンが通ったこと。
当初は元夫と共同でローンを組む予定でしたが、私だけのローンでも良かったかもしれません。
いや、誰もこんなことになるなんで思わないじゃん? というわけで、私は「シングルママン(子ども2人)」に加えて、「家持ち」という新たな肩書を得ました。
しかし、人生にいつまでもまとわりつくアイツのことが、再び私の心に浮上してきました。
そうお金です。
■稼がなければ、と思いハードな日々を過ごすこの時期は本当に時間も金も足りない! もっとだ! ってなっていました。
すぐにどうこうなるわけではありませんでしたが、時間もお金もあればあるほど、安心できます。
とりあえず動けるうちに稼がなければ! と思い立ち、ネットでパートの仕事を探しました。
すると、本業にそこまで支障が出ず、子どもがいても大丈夫で、時間拘束も厳しくないところをアッサリ発見!
倉庫内で商品の検品やシールを貼ったり、商品を運んだりする、お仕事です。
わりと力作業で、夏場は暑くてやばい! ってなりましたが、人間関係が良い職場だったので楽しかったです。
ただ、私の体力の減りは半端なかった…。仕事が終わって、買い物行って、子どもたちが帰ってきて、ご飯を作る前にちょこっと寝て、子どもたちのご飯を作ったらお風呂の用意をして、二人の食事が済むまでちょっと寝て、お風呂に入って、子どもたちを寝かせて、夜から漫画やイラストの仕事をして、ちょっと寝て、朝がきて、ご飯を食べた子どもたちを送り出して、パートの仕事…。
文章にするとすさまじい…。
漫画にあるように、今はもう本業が安定しているので、パートのお仕事は辞めています。
おかげさまで、まだ未定ではありますが、会社設立を視野に入れるところまできました。
■離婚後の子どもたちは、笑顔で楽しく過ごしている離婚当時、息子は小さくてほとんど何もわからなかったと思いますが、娘は幼稚園生だったのでいろいろと覚えているでしょう。
でも、昔と変わらず娘も息子も優しいです。
娘は、悩みがあるときは、私に打ち明けてくれるようになり、たくましく成長しました。息子は、走り回ったり、飛び回ったりして、汗をかいてビショビショになるような元気な男の子に育っています。
もう少し大きくなったら、何か思うこともあるのかな…。
でも、子どもたちに、金銭的に不自由な思いはさせたくない! 誰かに「母子家庭だから〜」とも言われたくありません。
そのため、連れて行ける場所には連れて行くし、甘やかさない程度に物を買ってあげて、パパとママの役目を担う「パマン(壊滅的にネーミングセンスがない)」として、わが子を見守っていきたいと思います。
これが離婚してから今までの私たちです。
親子3人で、今日も楽しく、ちょっぴりお下品なことを言い合いながら、笑って生きています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(かわベーコン)