こんにちは、宝あり子です。
■前回のあらすじ
母乳拒否が続く中で搾乳は続けていましたが、だんだんと搾乳にかける時間が減っていき…。
母乳拒否が続き、
直母で飲んでくれる可能性も低いのにこのまま搾乳を続けていくべきなのか否か。
悩んだまま娘が生後2カ月をむかえたある日、新生児訪問で助産師さんが家にきました。
助産師さんに今までのことを話し、
「このまま搾乳を続ける」か
「粉ミルク一択にする」か相談しました。
そして助産師さんに直母で授乳するときの様子を見てもらいました。
直母を拒否されたら、搾乳しておいた母乳を哺乳瓶で飲ませる。
搾乳の量が足りない分は粉ミルク。
と、授乳のルーチンを説明しました。
すると助産師さんは私の母乳が出るかチェックしてくれました。
助産師さんは少し悩んでいました。
そして申し訳なさそうに…。
そう告げました。
搾乳した母乳は哺乳瓶で飲むから、おそらく母乳自体が問題ではない。
でも、直母で飲ませようとすると嫌がる。
つまり長女の中では「哺乳瓶=食事」。
直母で飲まされそうになるのは、おなかが減っているのにごはん(哺乳瓶)を出してくれず、食事と無関係のものを出されているようなものなのかも…。
そう思ったら「それは直母で飲ませようとしても嫌がるよね」と納得できました。
悲しくないといえばうそですが、理由がわかり気持ちが軽くなりました。
そして助産師さんに
「ハッキリ言ってもらえてスッキリしました。直母でいつか飲んでくれることを期待して搾乳してましたが、これからはミルク一択にしようと思います」
と、わたしの率直な気持ちを話しました。
すると助産師さんが
「つらい思いをしながら搾乳を続けるより、ミルクでママの気持ちが楽になるならそっちの方がいいんじゃないかな」
と言ってくれました。
助産師さんのその言葉を聞いて、涙が止まりませんでした。
この日をきっかけに粉ミルク一択になりました。
「なんでおっぱい飲んでくれないの?」と悩むこともなくなり、気持ちが楽になりました。
そんな娘は元気に成長して今年、小学生になりました。
大きな病気をすることなく、今年は一度も病気にかからず、元気に日々、過ごしています!
もしかしたら、私のように
母乳・混合・ミルクなど、授乳方法で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、
“自分が笑顔で授乳できるのはどの方法なのか”。
それを基準に考えるのも、ひとつの手かと思います!
(宝あり子)