■前回のあらすじ
家族ならありのままを受け入れてほしいのに…お互いへの不満や違和感を伝えあったふたり。すると夫が語り始めたのは、自分の生い立ちについてでした。
その日初めて聞いた夫の生い立ち。
それがどうやら今の、美にこだわりの強い夫を作ったようです。
大人になってみると、きっと子育てに追われて時間がなかったのだろう、金銭的な大変さもあったのだろうと親の状況を理解できるようになったそうですが、当時は本当に恥ずかしくてつらかったという夫。
「どうせ母ちゃんなんて」が口癖の母親のことをからかいまくる父親の態度も、内心嫌だなあと思っていたそう。周りのお母さんがキレイにしているのをみると、それをさせてあげられない父親が不甲斐なく感じていたのだとか。
だからこそ夫は、自分の欲求には素直でいたい、ちょっと無理してでも美しいと思えるモノや姿勢を貫く人生がいい、そして自分の妻には母親になっても子育てだけで我慢させるのではなく、自分自身にも手をかけて欲しい…そんな気持ちが強くあったというのです。
※この漫画は実話を元に編集しています
(高尾)