わが家はみんな食いしん坊。
胃袋の大きな夫に似て、娘と息子も早くも底なしの食欲を見せつけてくれています。
笑顔で食べてくれるのはありがたいのですが、いかんせん、食費がかかる…。
預金がゼロになったこともある火の車のわが家です。
栄養価を気にしつつもなんとか食費を抑えようと、日々、四苦八苦しながら、私は雑誌やネットで節約術の勉強をしていました。
■まとめ買いをしてみたところ…!?そこにあふれるのは
“とにかく、まとめ買い”というワード。
一週間分の食料をまとめ買いしてしまえば、あとは無駄なお金を使わずに、献立も立てやすい、という見事な戦術です。
なるほど…と思い、私も三日分の食料を、とりあえずまとめ買いしてみました。
これで、ちょっとしたセールの誘惑や子どもたちの喜びそうなおやつに惑わされずに済むぞ!
しかし…。
わが家には、
夫という伏兵がおりました…。
■俗に言う“食い尽くし系”のわが夫うちの夫は、とりあえず“食べつくす”タイプの人間。
食べ物を粗末にするなという祖父の教えを大切にしているのは良いのですが、いかんせんその
“食べなければ”という使命感が強すぎる。ビールをケースでプレゼントされれば「残しておいてはいけない…」という勢いで、毎日飲みまくる。
三日分のお肉を買った上で炊事をお願いすれば…。
使いつくす…!確かに、確かに「これは○日の夕飯用でこれは○日のお昼用…」なんていう説明をしなかった私も悪かったかもしれない。
でも、子どもたちは「一日一個だよ」と言い聞かせればそれを守ってくれるのに、なぜかうちの夫は
食べ飲みつくす使命感にかられているのです。
牛乳も、卵も、納豆、発泡酒も…あればあるだけ、「冷蔵庫をピカピカにしなければ」という、使命感に燃える夫が吸いつくすのでした。
■わが家にはわが家の節約法を…!そんなわけで、わが家においてまとめ買いは節約にはならず…。
私なりに考えた結果、家族の「これほしい!」に惑わされないために、“ひとりで買い物へ行く”というところだけは守り、今日も二日分の食料だけまとめて、買い物に行くのですが…。
お店の魅力的な安売りには歯向かえず、今日もちょっとだけ、無駄使いをしてしまっているのでした…。
(たんこ)