わが家の春休み。
息子は幼稚園のため、預かり保育を自粛すると1カ月近いお休みという、在宅ワーカーな母にとっては、とてもヘビーなものでした。
そんな中、テレビゲームでひとり時間をつぶしてくれる、4つ上のお姉ちゃん…。
■長い春休みの救世主は…テレビゲーム!
何を隠そうわが家はゲーマー、一家。
パーティゲームが好きな夫、のんびりスローライフなゲームが好きな娘、そして、家族が寝静まった後にこっそりゲームしたいけど最近ドライアイがつらくてなかなかできない私。
休みの日は夫が主導してパーティーゲームをするような家族です。
そんな家族の影響もあり、息子もテレビゲームをやりたがるようになりました。
テレビゲームは、“ボタンを押せば音がでる”というシンプルなものではなく、ボタン操作がテレビ画面上のものを動かす、という不思議なものです。
最初は見よう見まねで操作に苦戦していた息子も、一緒にやりたい一心で練習を重ね、気付けばパーティーゲームの仲間に入れるようになり…。
家族の指示が通るように!私はこの時点で感動していました。
だって、右も左もわかっている。このボタンを押せばこうなるって、わかっている。
ある意味、療育でお世話になったスイッチ遊びのようなものです。
ちゃんと理屈を理解しながらも楽しそうにプレイする息子に、夫も私も成長をひしひしと感じていました。
■実況動画のマネが言葉の発達に…また、ゲームの実況動画のマネをして、おしゃべりをしながらゲームをするわが家の姉弟。

いつのまにそんな言葉を覚えたの!? という感じで、子どもたちは実況してくれます。
ただでさえ私はゲームをするにしても何をするにしてもだんまり集中タイプなので、しゃべりながらできる、というマルチタスクっぷりに感動していたのですが、言葉の遅かった息子も
“アイコンタクトも指さしもできないゲームプレイ中”という窮地の中、それが起爆剤になっているかのように、どんどんと言葉が発達していきました。
三語文が出てきたかな!? というところだった息子が「〇〇だから、●●しゅるね〜」という説明をしながら、アクションゲームでお姉ちゃんのフォローをしているのです…。
すごい…!好きこそものの上手なれ、とは言いますが、まさに楽しく好きなことをすることで、息子もぐんぐん成長していきました。
■ゲームとも動画とも、上手に付き合えるように…もちろん、視力への影響や、のめり込みすぎることへの危険性は身をもって体験しているので、時間もほどほどに、区切りの良いところでいつも終了させるようにしているものの、今のところ二人とも「もっとやりたいー!」はないので、助かっています。
それが出てくるこれからが、本当の勝負になるかもしれませんが、悪影響がクローズアップされることが多いテレビゲームや動画鑑賞。
でも、それで子どもたちが成長できたり、コミュニケーションの味方になってくれる部分もあるのだということは忘れずに、仲良く付き合っていけたらと思っています!
(たんこ)