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特別なクリスマスを演出!【シュトーレンの作り方】本格・シンプル・黒糖を使ったレシピ4選も

クリスマスシーズンに欠かせないシュトーレン。お店で買うのも良いのですが、手作りにも挑戦してみませんか? 材料や工程が多くて大変そうに思うかもしれませんが、作り始めると案外スムーズです。特別感があるので、クリスマスパーティーの手土産にもおすすめですよ。


そこで今回は、シュトーレンの基本の作り方をはじめ、生地や具材に特徴をもたせたアレンジレシピなど【4選】をご紹介します。食べ方や日持ちさせる方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

■シュトーレンとは?
シュトーレンはドイツ発祥の伝統的なお菓子です。たっぷりのバターが入った生地に、ラム酒に漬けられたドライフルーツやナッツが練り込まれています。クリスマスを迎える4週間前から、毎日薄くスライスして食べていくのが伝統的な食べ方です。時間がたつにつれて、生地に素材の味がなじんで美味しくなるため、味の変化を楽しみながら、クリスマスのワクワク感を高めてくれます。

■日持ちさせる方法
シュトーレンの賞味期限は使用している材料によって異なりますが、保存食なので基本的に1ヶ月ほど持ちします。最後まで美味しく食べきるためには、ラップでしっかりと包み、ビニール袋などに入れて冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。シュトーレンは中央からカットし、断面をぴったり合わせてラップに包んでおけば、生地の乾燥や風味が落ちるのを防げます。

■人気のチョコレート風味! シュトーレンの作り方
本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さん
本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さん

【材料】(2個分)

強力粉 120g
薄力粉 80g
インスタントドライイースト 小さじ 1
砂糖 大さじ 2
ココアパウダー 大さじ 1
塩 小さじ 1/2
無塩バター 40g
水 50ml
溶き卵 1個分
<混ぜ込み具材>
レーズン 90g
ラム酒 50~60ml
チョコチップ 45g
スライスアーモンド 25g
無塩バター(ぬる用) 20g
グラニュー糖 大さじ 1
粉糖 大さじ 1~2


【下準備】

1、レーズンは湯通しをする。ラム酒を加え、密着ラップをし、一晩置く。

レーズンを漬ける時間は調理時間に含まれません。時間があれば数日漬けるとさらに風味が移りますよ。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの下準備1

2、スライスアーモンドは170℃で7分ローストする。レーズンの余分なラム酒はキッチンペーパーで押さえる。

3、人肌程度に温めた水にインスタントドライイーストを混ぜ溶かす。
無塩バターは小さく切り、室温に戻しておく。


【作り方】

1、ボウルに強力粉、薄力粉、ココアパウダー、塩を入れてしっかり混ぜ、上に砂糖を入れる。イーストを溶かした水、溶き卵を砂糖めがけて注ぎ入れ、ゴムベラで混ぜる。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方1

2、粉っぽさがなくなってきたら無塩バターを入れ、ひとかたまりになったら台に出し、生地がなめらかになるまでこねる。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方2

3、伸びがよくなり、生地にハリが出たら、手で四角く押し広げる。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方3

4、レーズン、チョコチップ、スライスアーモンドを全体にのせ、手前から巻き込む。上から軽く押し二つ折りにする。数回繰り返し、具材を混ぜ込む。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方4

5、表面のきれいな生地を上にしてボウルに入れ、ラップをして温かい所で40〜50分、一次発酵する。

30〜35℃くらいの温度でゆっくり発酵させます。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方5

6、【一次発酵後】生地が1.5〜2倍の大きさになったら、分量外の強力粉を指につけてフィンガーテストし、軽くガスを抜く。2等分にして丸め、ベンチタイムを10分とる。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方6

7、【成形】閉じ目側を上にし、めん棒で縦20cm横15cmのだ円か長方形にする。右側の生地を持ち上げ、二つ折りにする。上の生地は下の生地より1cm短くなるようにかぶせる。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方7

8、オーブンシートを敷いた天板にのせ、ラップ、固く絞った塗れ布巾をかけ、温かい所で25〜30分二次発酵する。オーブンを190℃に予熱しておく。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方8

9、【二次発酵後】生地がしっかり緩んでいればOK。190℃に予熱をしておいたオーブンで25分焼く。

生地の端をさわってみて、生地がフワフワに柔らかくなっているのが目安です。

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方9

10、【焼成後】生地が熱いうちに無塩バターを全体にぬり浸透させ、さらに上からグラニュー糖をかける。粗熱が取れたら、茶こしで粉糖を表面がまっ白になるまでかける。

生地にバターをぬることで保湿し、さらに上からグラニュー糖、粉糖で乾燥しないようにコーティングします。薄くスライスして少しずつどうぞ!

本格シュトーレン クリスマスの定番 by西田 直子さんの作り方10


【このレシピのポイント・コツ】

ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。




■シュトーレンのおすすめレシピ4選

・とっておきの本格シュトーレン



こちらのシュトーレンはマジパン入りで、しっとりとコクのある仕上がり。時間がたてばたつほど、マジパンが熟成されてしっとり感が増します。本格派シュトーレンを楽しみたい方におすすめのレシピです。漬け込みフルーツはミックスフルーツを使うことで、より手軽に作れますよ。



・レーズンとアーモンドたっぷりのシンプルシュトーレン



バターたっぷりの生地にラム酒漬けレーズンとスライスアーモンドを練り込んだシュトーレン。手に入りやすい材料で作るシンプルなレシピなので、初心者でも作りやすいです。しっかりと味をなじませるために、1週間は冷蔵庫に置いておきましょう。



・マロンたっぷり黒糖シュトーレン



黒糖入りの生地にラム酒漬けしたマロン、レーズン、イチヂクをたっぷり練り込んでいます。焼き上がり後に、ラム酒を塗ってしみ込ませるため、大人向けのリッチな味わいです。ローストしたクルミを入れることで香ばしさ&食感を楽しめます。一晩寝かしてからお召し上がりください。



・シュトーレン風パウンドケーキ



パウンドケーキの生地にドライフルーツ、ナッツ、スパイスをたっぷり入れて、シュトーレン風に仕上げました。発酵不要で、混ぜて焼くだけ! 手軽にシュトーレンを楽しみたい方におすすめです。スパイスの種類や具材を変えるなど、お好みでアレンジしてみてくださいね。



シュトーレンはクリスマスの時期にしか食べられない特別なお菓子です。自家製であれば、生地や具材などを自分好みにアレンジして楽しめます。ぜひシュトーレンを手作りして、ステキなクリスマスをお迎えくださいね。





(川原あやか)
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