普段の生活に少し足すだけ。ダイエットを“爆速化”させる食べ物があるんです

１）クミンパウダー

ダイエットの基本は、食事の改善や運動でですが、ダイエッターなら誰もが「なるべく楽に、早く痩せたい！」と思っていますよね。そこで活用したいのが、近年の研究で体脂肪を減らす効果が判明した「ダイエットブースター」食品です。

イランのShahid Sadoughi医科大学が88名の太り過ぎの女性大して行った研究によると、3か月間、毎日小さじ1杯のクミンパウダーをヨーグルトと一緒に摂取したグループとそうでないグループでは、以下のような差が出たとのことです。

・体重：クミンパウダーを摂取したグループは、そうでないグループに比べ、平均1.4キロ余計に体重が減っていた。
・体脂肪：クミンパウダーを摂取したグループは平均14.64％も体脂肪率が減少したのに対し、摂取していないグループは4.91％しか減らなかった

88名の太り過ぎの女性は、全員1日当たりの摂取カロリーを500キロカロリー減らすという、同じダイエットを行いました。クミンパウダーを摂取するかどうかで、同じダイエットをしていても、体脂肪の減少率に大きな差異が出たのです。

２）食物繊維を含む食べ物

カナダのカルガリー大学は、ラットを2つのグループに分け、高脂肪・高炭水化物のエサを与えました。さらに、このラットを2つのグループに分け、一方には高脂肪・高炭水化物のエサとともに食物繊維のサプリメント、もう一方には高脂肪・抗炭水化物のエサのみを与える実験を行いました。

その結果、食物繊維を与えられたラットは、体重の増加が約3分の1に抑えられたとのことです。

ラットの中には、遺伝的体質から太りやすいラットもいましたが、太りやすい体質のラットも、他のラットと同様に体重増加が抑えられました。

３）アーモンド

お腹やウエスト、そして足は特にみなさんが気になる部分ですよね。その場合に絶対に食べるべきなのがアーモンドです。

ペンシルベニア州立大学の研究チームが、52人の太り過ぎの中年を対象に行った実験では、おやつとして毎日1.5オンス（42g、250kcal程度）のアーモンドを食べた人たちのグループは、同じカロリーのオヤツを食べた人のグループより、お腹や足の脂肪が有意に減少しました。

体脂肪の燃焼を促進するクミンパウダー、痩せやすく太りにくい体質を作る食物繊維、気になるお腹や足の脂肪を減らすアーモンドの3つを活用すれば、ダイエットの効果ががり、さらに、リバウンドも防止できます。また、ダイエット以外にもそれぞれ美容効果が期待できるのでぜひ取り入れましょう。

ダイエット以外の美肌効果って？

肥満の原因！？腸内フローラとは

腸内フローラとはなんなのでしょうか？

私たちの腸内には100種類以上100兆個ともいわれるたくさんの細菌が住みついています。これらは種類ごとにまとまって、腸内に壁面を作って生息しています。その集まりが、顕微鏡で見たとき花畑（フローラ）のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。

肥満の人と標準体型の人では「腸内フローラ」に大きな違いが見られることが研究によって明らかになっています。また、人によって腸内フローラの様相はまったく異なり、ライフスタイルや年齢、ストレスなどによっても変わってきます。

成人の腸内細菌は、「バクテロイデス門」と「フィルミクテス門」の2種類が優勢となっています。

バクテロイデス門は、菌が食べ物を分解する際、短鎖脂肪酸が排出されますが、この短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると肥満の予防につながるとされています。またフィルミクテス門の菌は、肥満に結びつきやすくなるといわれています。

肥満の人は、フィルミクテス門の細菌が多く、バクテロイデス門の細菌が少ないといわれています。

腸内フローラを改善するコツ

肥満は遺伝するの？

「親が太っていると、子供も太る」という話を耳にすることがありますが、真実なのでしょうか？肥満と遺伝の関係についてみていきましょう。

肥満の原因は、「遺伝が3割、生活習慣や環境が7割」といわれており、食べ過ぎや運動不足など、後天的な環境要因の方が大きく影響する

家族が同じような体型になるのも、遺伝的要因よりも、食事のメニューや食べる量、生活スタイルなどに共通点があることのほうが大きいと言えるでしょう。

肥満に関係する“遺伝子”って…？

脂肪とはこれでさよなら！

いかがでしたか？さっそくダイエットブースター食品を試したくなりますよね。無理なく日常生活に取り入れて健康的に痩せましょう。ヘルスケア大学には、他にも正しいダイエットの方法が掲載されています。ぜひ、ご覧になってください。

正しいダイエットの方法、教えます