このお話は作者エェコさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。個人の特定を防ぐため、脚色を加えてあります。
■前回のあらすじ
恋人いない歴=年齢の正子。ある日の仕事帰り、玄関に見知らぬ女性が。「あなたが佐藤正子ね」と近づいてきたその女性は、正子をにらむと「高橋武夫の妻」を名乗ります。なぜか正子と自分の夫が付き合っていると思っているその女性。意味がまったくわからない正子。いったいなぜこんな誤解をうけることに!? 怒り心頭の女性に話せばわかってもらえるのでしょうか。
高橋武夫なんて知らないのに…!


今まで1回も男の人と手もつないだことないのに



今まで生きてきて、男性と手すら握ったことないのに、女性は正子が自分の旦那と付き合ってると言い張ります。しかも今回が初めてではなく、1回再構築したのだとまで。
正子の名前や職場まで奥さんは知っていると言うのですが、いったいどうやってそんな個人情報を手に入れたかも気になります。
証拠だと言って女性が見せた写真には、たしかに男性の横で笑う正子の姿が。でもこの写真、なんだか違和感があります…。
(エェコ)