子どもが生まれる前まで10分前行動が染みついているタイプの人間だった。
特に人との待ち合わせの前や、「○時開始」など時間が決まっている場合は10分と言わず、出られるものなら可能な限り早めに出発して20分以上は余裕をもっておきたいタイプであった。
![子どもが生まれる前の自分は、待ち合わせは10分前行動だった。](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/46a6863ebd531067fcd4ee602bbb43c2adbcdb1220df272d771bdc5a5f00163a.jpg)
しかし子どもが生まれてからこれほどまでにたった10分前に行動するということが難しいと思ったことはない。
![しかし、子どもが生まれてからの準備はどんなに頑張っても…](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/51b8bf3fe0576c6d0f8fcb608caeaffa904fbda9b449ddda22c5f68a3ed0c779.jpg)
![うまくいくかはすべて子ども次第…!](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/fb5bc8e07d9e19a954e80c870c61c85a3697aa89834d83d82c4f0796bf69c0f4.jpg)
どんなに事前に準備をしていてもすべて「その日の我が子の様子で決まる」といっても過言ではないのが子連れの行動。
「要領の悪さを理由にした言い訳では?」と思う人もいるかもしれないが、とにかく子どもと一緒だとどんなに予想していても、さらなる予想外のことが巻き起こってしまうのである。
そして我が子が1人目の子育ての場合「そのパターンは知ってるよ」「それも知ってる」なんて場面はなく、大体のピンチは初めましてのピンチである。
しかしあるときそんなお出かけ前のバタバタに終止符が打たれた。
そんな乳幼児期を終え息子が幼稚園年長さんくらいからだろうか、ある程度自分の準備を自分でしてくれるようになったため、息子の分も同時進行でこなしていた計2人分の準備から、私1人の分と気持ち手伝いくらいの息子の準備1.2人分くらいの量になった。
![しかし息子が幼稚園に入ったくらいから…、準備が楽になってきて…!?](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/aaea2d4c49fd5a47a3766cce998f87a16e3ea5f2495601d24608f8008cf6e3a7.jpg)
しかし…
![そうなると待ち合わせより早めに到着する私たち。しかし、子連れ外出は逆に20分ぐらいを待つのも大変だと気づき…。](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/8647d0406a8f6c30223ac581d9621c5090bbd33c49e3bdcbd72e3303369f2805.jpg)
子どもといて10〜20分の時間をつぶすなどはできないので、もうこうなったら目的地に行ってその前で時間が過ぎるのを待とう!
けど…
![どこにも行かず、目的地で待ってみたらどうかと思ったが、お出かけでハイになっている息子を止めるのは大変なのだと気づくのだった…。](https://beauty-cdn.oricon.co.jp/img/column/1/E1709006306332/detail/5f56699ce57fcaf1a31b6b8fd0919e5f9a63f89a8c9c81170d4bf6035b728f0e.jpg)
子どもといてこの微妙な時間をなんとかやり過ごすってなんと難しいこと…。
子どもって暇が嫌いだよね。
時間をもたせる暇つぶしグッズも移動の電車などですべて遊びつくしたし、なにより「現地に着いた!」のテンションなのでもうそんな小手先の時間つぶしは通用しない。
そんな息子も現在小学2年生になり、10分程度ならトイレ、20〜30分なら本屋に行ったり近くのカフェでジュースを一杯飲むなどして大分大人と同じペースでサクッと行動ができるようになった。
時計もよめるようになったので「あと何分?」も大分体感で理解してくれるお年頃に。
なので目的地に行って時間がかかる場合もしりとりをしたりおしゃべりしたりして目的時間までを過ごすことができるようになった。
大人と同じである、楽になった…!!
息子が幼稚園小学校に入るくらいまでは「ああ…外出ひとつでいつまでこんな大変なことが…」と思っていたが、過ぎてみるとちゃんとゴールはあったなぁと思う。
(ユキミ)