このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
ワーキングママのさくらはある日突然、夫によって息子のゆうたと引き離されてしまう。慰謝料と息子ゆうたの養育費を狙い、夫と交際相手の綾乃が共謀したのだ。そこでさくらは審判で夫側と闘うことに。審判では、綾乃が自作自演した音声データが夫から提出され、さくらは人を傷つけるような危険な人物として誤解されしまい、さらに夫は「妻に息子を引き渡すのは危険」だと主張する。そこでさくらは新たな証拠として家の防犯カメラを提出。すると映像には、薄ら笑いを浮かべながらひとりで家の物を投げたり壊したりする綾乃の姿が写っていた。そして、さらに見た夫は何か都合の悪い事実に気づいたようで…!?
■なぜ夫は慌てている!?家の中にたくさんのビデオカメラが設置されていたことを知り慌てる夫。家にカメラがあったことで、夫には困ることがあったのです。
そう…、ビデオカメラを設置したのは最近の話ではありません。もともとは木下綾乃が暴れるところを撮るつもりで設置したわけではないのです。
夫はビデオカメラを設置したのが1年半前だと言うと、顔色を変えました。1番古いフォルダに残されていた映像は…。
■夫の悪行が次々と…?引き出しからお金を抜き取る夫…。この日の前日、借金の督促状が来ていたので生活費に手をつけるのはあらかじめわかっていました。
そして次のフォルダの映像こそ、今後「審判離婚」で使う予定であった物。私が証拠として1年半前からビデオカメラを設置し撮影したかった映像…。
そう…、夫と木下綾乃の関係を証明する映像だったのです。
(にしやまポケット)