■これまでのあらすじ
主人公・しろみと彼氏のユウがデート中、ユウの母親が突然現れ、しろみに暴力的な態度をとり、卒業旅行のために予約していた旅館も勝手にキャンセルされてしまいました。耐えきれずしろみはユウに別れを告げましたが、ユウは別れを受け入れられず、距離を置くことを提案。しろみは大学生活の4年間、たまに連絡を取り合う程度の距離を保ちました。卒業後、実母とのトラブルで家出したしろみは、ユウの提案で一緒に同棲することに。義母について聞いたところ、ユウは大学入学後にしつこく連絡してくる義母に会うため一度だけ帰省したのだそう。人が変わったようにしおらしくなった義母はしろみに悪いことをしたと反省していたようですが、過保護っぷりは変わっておらず、ユウは新しい連絡先を告げないままそれ以降義母とは連絡をとっていないとのこと。そんな話を聞いていると、ユウが唐突にプロポーズをしてきて…!?
■義母への恐怖心が薄まりつつある今…■ユウと一緒にいる時間は幸せだから…■この選択が、地獄への第一歩…?実母との関係が元々良好でなかったしろみは、家事や日常の些細なことに感謝してもらえるということをユウと一緒に住むようになって初めて体験しました。
初めのうちは「ありがとう」と言われるだけで戸惑うことも多かったようですが、自分では当たり前だと思っていた行為に対して気にかけてくれるユウの存在が、だんだんと心にゆとりや安心感を与えてくれていたのでしょう。
義母への恐怖心は距離を置いていた4年の間に徐々に薄まっていて、それ以上にユウの存在が大きくなっていたしろみにとって、彼との結婚はさらなる幸せの第一歩だと信じていました。
しかし、そう簡単に引き下がる義母ではないようです…。
(しろみ)