クリスマスのホリデー当日まで、毎日スライスして楽しむ伝統菓子
「シュトーレン(シュトレン)」。ドライフルーツや洋酒が使われるなど、種類も様々です。練り込まれたフルーツが、
日ごとに生地に馴染んで熟成され味わい深くなるのも魅力です。
今回は、
シュトーレンを手作りしたい人におすすめの
レシピ4選を紹介します。王道から、ショコラ、マロン、シュトレーン風パウンドケーキまで、初めての人もぜひ挑戦してみてくださいね。
■定番シュトーレンの作り方レーズンとアーモンドたっぷり!シンプルシュトレン(シュトーレン)
【材料】(4人分)<前種>
準強力粉(フランスパン専用粉のリスドォル等) 50g
きび砂糖 小さじ 1
牛乳 65g
ドライイースト 3g
<生地>
無塩バター 70g
塩 2g
きび砂糖 30g
卵黄 1個分
アーモンドプードル 50g
シナモンパウダー 2〜5g
準強力粉(フランスパン専用粉のリスドォル等) 150g
自家製ラムレーズン 120g
アーモンド 30g
無塩バター 70g
粉糖
【下準備】1、<前種>の牛乳を人肌程度に温めてボウルに入れ、きび砂糖とインスタントドライイーストを加えて泡立て器で混ぜて溶かし、準強力粉50gを加えて30秒よく練り混ぜる。ラップをかけて温かいところに置き、ひとまわり大きくなるまで45分置く。

2、<生地>の無塩バター70gを常温に戻しておく。
3、ラム酒漬けレーズンは水気をきる。
4、アーモンドは粗く刻んでおく。
【作り方】1、大きめのボウルに<生地>の無塩バターと塩を入れて泡立て器で混ぜ、砂糖を加えて全体が白っぽくなるまでよく混ぜる。

2、(1)に卵黄を混ぜ合わせ、アーモンドパウダーとシナモンパウダーを加えてさらに混ぜる。

3、(2)に準強力粉150gを加え、ヘラで切るように混ぜてそぼろ状にする。

4、(3)に<前種>を加え、ヘラで切るように8割程度合わせる。

5、(4)にラム酒漬けレーズンとアーモンドを加え、手でまとめる。捏ねすぎないようにする。

6、生地を楕円形に伸ばし、端を少しずらして二つ折りに成形する。オーブンシートを敷いた天板に移し、ビニール袋等をかぶせて1時間置く。

7、予熱をしていない170℃にセットしたオーブンで20分焼く。いったん取り出してレーズンの焦げを防ぐためアルミホイルをかぶせ、さらに15分焼く。
8、無塩バター70gを湯せんでとかし、刷毛で(7)全体にぬる。

9、シュトレンが入る大きさの容器の底に粉砂糖を振り、(8)を置き、粉砂糖を全体にたっぷりとかける。冷蔵庫で1週間以上置き、薄くスライスしていただく。
【このレシピのポイント・コツ】ドライフルーツはラム酒漬けレーズンだけでも美味しいですが、オレンジピールやクランベリーを合わせても美味しいです。(ラム酒漬けレーズン90g・オレンジピール20g・ドライクランベリー10g)また、スパイスはシナモンパウダーにカルダモンやナツメグパウダーを合わせるとより風味豊かに仕上がります。この季節に製菓店でよく見かける「ミックススパイス」を使うのも便利です。
【準強力粉がない場合こちらに置き換えてお作りください】
<前種>
強力粉…40g
薄力粉…10g
<生地>
強力粉…120g
薄力粉…30g
焼いた当日は崩れやすいですが、寝かせると馴染んでしっとりとおちついてきます。
■ショコラのシュトーレン 初心者にもおすすめ
ドイツ定番のシュトーレンです。クリスマスに人気の味わい。今年はチョコレート味でクリスマスを待ちわびましょう。初めての人にもおすすめのレシピです。
■マロンたっぷり!黒糖シュトーレン
ラム酒に漬けたマロン、レーズン、イチジクが少し大人な風味を演出してくれます。一晩寝かせてから食べるとよりおいしいですよ。クリスマスのおもたせにもおすすめです。
■シュトーレン風 パウンドケーキ
発酵させないシュトーレン風のパウンドケーキです。アーモンドプードル入りのリッチな生地です。シュトーレンを作るよりも、手軽で簡単。本格的な味わいを楽しめますよ。
(Shino)