物価高騰の中でも毎日続く
ごはん作り。苦しい節約や我慢をするのではなく、
賢く楽しもうと考える「アルモンデ」というワードが注目を集めています!

そこで今回は、アイデアと工夫が詰まった
「アルモンデ料理のレシピ」をご紹介。
常備野菜や缶詰などを活用すれば、時短で作れる新しいおいしさに出会えますよ。ぜひ参考にしてください。
■令和の節約術「アルモンデ」とは?まるでイタリア語のようですが、
「アルモンデ=あるもので」という意味で、新たに食材を買い足すことなく、家にあるもので料理を作ることです。食品値上げによる節約志向が影響し、料理SNSなどで使われ始めました。
例えば、冷蔵庫に残っている野菜や買い置きの缶詰を活用したり、足りない材料は別のものに代えたり、
工夫してポジティブに料理するのが特徴です。
節約はもちろん、冷蔵庫の中がすっきりして
食品ロス防止の効果も絶大。ぜひ「アルモンデ料理」を一緒に楽しみましょう!
■【コスパ最強】モヤシの納豆炒めリーズナブルで節約に欠かせない
「モヤシ」と
「納豆」が主役! 食材を切らずに、炒めるだけでパパッと作れる一品です。しょうゆとゴマ油の味つけで十分おいしく、ご飯が進みます。刻んだネギやゴマを散らせば、見栄えも良いですね。
モヤシの納豆炒め
【材料】(2人分)モヤシ 1袋
ツナ(缶) 1缶
納豆(小粒) 1パック
しょうゆ 大さじ 1
ネギ(刻み) 大さじ 2
白ゴマ 小さじ 1
ゴマ油 小さじ 1
【下準備】1、モヤシはたっぷりの水に放ち、パリッとしたらザルに上げ、水気をきる。
【作り方】1、フライパンにゴマ油とツナを油ごと入れて炒め、さらにモヤシと納豆を加え、強火で1分程炒め合わせる。

2、しょうゆを加えてサッと炒め、器に盛って刻みネギと白ゴマを散らす。

■<残り野菜>を活用したレシピ4選キャベツ、玉ネギ、大根、白菜など、使い切れずに冷蔵庫で出番を待っている余り野菜を上手に活用!
残り野菜汁

ショウガの効いた寄せ鍋風のスープはどんな野菜とも相性抜群! 肉や海鮮も入れると旨味がUPし、1杯で大満足です。余ったスープは翌日うどんを入れて、2度楽しむこともできます。リメイク用に多めに作るのもおすすめです。
残り野菜の豆腐あんかけ

「残り野菜」と「くずし豆腐」で、とろ〜りやさしいあんかけの出来上がり。そのままおかずにしても、丼や麺にのせても良し。食欲がないときでもスルッと食べられます。ヘルシーだから遅い日の夕食にもうってつけです。
残り野菜のゴマ酢

ボイル野菜をゴマ酢で和えるだけで、箸休めにぴったりな副菜に。お酢が香ばしさを引き立ち、後味もすっきりでやみつきのおいしさです。野菜は熱々のうちに調味料をからめることで、味がよくなじみますよ。
残り野菜の甘酢和え

一度に使い切れない野菜は甘酢和えにすれば、おいしく長持ち。さっぱり爽やかで、暑い日にも最適です。野菜はせん切りに揃えると見栄えもUP。すぐに食べることもできますが、冷蔵庫で少し時間を置いたほうが美味です。
■<缶詰>を活用したレシピ4選ツナ缶やサバ缶など、買い置きの缶詰を使って時短&楽チン調理!
ニラとサバ缶の和え物

サバ缶にニラをちょい足しする、栄養・スタミナ満点の一品。缶汁も捨てずに使うことで、サバの旨味がしみ込んで手軽に絶品が完成します。ニラのほか、キャベツや白菜などの野菜を使ってもOKです。
タイカレー缶の炒めもの

タイカレー缶を使う、アレンジ野菜炒めです。特別な調味料がなくても、簡単に味が決まります。仕上げに卵でとじれば、タイ料理のプーパッポンカリー風に。ご飯と好相性です。袋入りのレトルトカレーを代用しても◎。
焼き鳥缶ご飯の温泉卵のせ

焼き鳥缶とご飯を混ぜて、温泉卵とたっぷりのマヨネーズをON! 焼き鳥缶の甘辛味に温泉卵をからめて食べると最高です。包丁を使わず、たった5分のスピード調理が叶います。忙しい日のランチにも良いですね。
ブロッコリーとツナのサラダ

レンジで1分加熱するだけの簡単すぎる野菜のおかず。ツナの旨味がブロッコリーにしみ込み、ゴマドレが全体をまとめてくれます。出来立ても、冷やして食べても、たまらない味わいです。お弁当の彩りにも役立ちます。
料理に正解はないので、
自分のアイデア次第で可能性は無限大! 忙しくて買い物に行けなくても“あるもので”作れて、時短につながるのがうれしいですね。ストック食材を味方につけて、慌ただしい平日を「アルモンデ料理」で乗り切りましょう!
(川原あやか)