薬味として大活躍し、夏の食卓に欠かせない「大葉」。一度の料理ではなかなか消費できず、困っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、簡単おいしい「大葉」のおかず・ご飯のおともをご紹介します。
大葉の爽やかな香りと味わいで箸が進み、暑い日にぴったり!
家庭菜園で育てている方や大量消費したい方も必見です。ぜひ参考にしてください。
■「大葉」と「シソ」は同じなの?結論から言うと、
大葉は「シソ」の一部であり、名称の意味に違いがあります。そもそも、シソはシソ科シソ属の植物の総称。
「赤じそ」と「青じそ」のことを指すのが一般的です。そこには、葉だけでなく、実、芽、穂などさまざまな部位が含まれます。
それに対し、
大葉は「青じそ」の葉の部分のみを指し、食用の香味野菜として販売する場合の商品名。静岡のつま物生産組合が芽と葉を区別するために、青じそを「大葉」と名付けて出荷したのが始まりです。
■【ご飯がススム】大葉のスパイシー漬け大葉の爽やかさと赤唐辛子のピリ辛がマッチし、熱々ご飯に巻いて食べると最高! ニンニク、ショウガ、白ゴマも入って風味豊かな一品です。大葉を30枚使うので、大量消費にもイチオシ。冷蔵庫で4〜5日ほど日持ちします。
ごはんのおともに!クセになる辛さ 大葉のスパイシー漬け by 中島 和代さん
【材料】(作りやすい量)大葉 30枚
<合わせ調味料>
みりん 大さじ 1/2
砂糖 大さじ 1/2
しょうゆ 大さじ 1~2
おろしショウガ 1片分
ニンニク(すりおろし) 1片分
粉唐辛子(又は一味唐辛子) 大さじ 1/2~1
赤唐辛子(中挽き赤唐辛子) 小さじ 1/2
ゴマ油 大さじ 1.5
白ゴマ 大さじ 1
【作り方】1、大葉は1枚ずつきれいに洗って、水気を拭き取り、<合わせ調味料>は合わせておく。

2、大葉の両面に<合わせ調味料>をつけながら、1枚ずつ容器に重ねる。

3、のりの様に、アツアツのご飯を巻いていただく。ご飯に大葉をのせ、上からのりで巻いていただいても、パリパリと美味しくいただけます。
冷蔵庫保存で4〜5日くらいで食べ切って下さい。クセになる辛さです。
■【作り置きに】大葉の<ご飯のおとも>レシピ3選ご飯にのせて食べるのはもちろん、巻いておにぎりにしたり、素麺や冷奴のトッピングにしても◎です。
大葉のしょうゆ漬け

包丁いらずで漬けるだけと超簡単! 甘辛な味わいと大葉の爽やかな風味が混ざり合い、口に入れるだけで食欲が湧きます。一晩以上、長めに漬けると、全体に味がよくしみ込んで絶品に。
大葉のニンニクじょうゆ漬け

ニンニクじょうゆにゴマ油や白ゴマを加えて、風味をさらにUP。大葉の間にニンニクをはさみながら重ねましょう。食べ終わったあとの漬けダレは醤油として活用でき、余すことなく楽しめます。
大葉キムチ

材料は「大葉」と「白菜キムチ」のみ。大葉の爽やかさにキムチのピリッとした辛味が後を引きます。チャーハンに入れたり、サムギョプサルに使ったりしてもいいですね。暑い季節に活躍すること間違いなし。
■【15分以内で作れる】大葉の<簡単おかず>レシピ3選大葉の爽やかな風味を活かした、暑くて食欲がない日にも最適なレシピです。
せん切り長芋の大葉巻き

せん切りにした長芋を大葉で巻くだけ! 醤油やワサビをつけ、お刺身感覚で召し上がれ。さっぱりシャキシャキの長芋に大葉の爽やかさがマッチします。白と緑のコントラストも美しいですね。
大葉のカラシ酢みそ和え

大葉の香りとカラシ酢みその甘酸っぱい味わいがからんで、やみつきになるおいしさです。シメジと鶏ささ身で、ヘルシーなのに満足感があります。おつまみやあと1品にもうってつけ。
キュウリと大葉のゴマ酢和え

キュウリの酢の物に、刻んだ大葉を入れてさっぱりといただきましょう。ゴマと大葉の香りが効いていて、こってり系のお料理の箸休めにぴったりです。ワカメ、ヒジキ、シラスなどをプラスしても美味。
■長持ちする「大葉」の保存方法大葉は乾燥が苦手なので、
水分をできる限りキープさせるのが長持ちのコツ。湿らせたキッチンペーパーで大葉を包み、ファスナー付き保存袋に入れて冷蔵庫に保管しましょう。
特に茎の部分をしっかり覆うことがポイントです。
また、大葉がしおれてしまった場合、
氷水に5〜10分ほど漬けておくだけで、シャキッと復活します。これらの方法で、少しでも大葉を長持ちさせて、さまざまな料理に使ってみてくださいね。
(川原あやか)