秋が深まり、温かいものが恋しくなる季節。今年はいつもの鍋とはひと味違う、
新しい味に出会えるユニークな変わり鍋はいかがでしょうか?

食欲をそそるスパイス系から、さっぱりヘルシーな発酵食品を使った鍋まで、
マンネリ打破に役立つとっておきのレシピを8選ご紹介します。
【脂もさっぱりと!】豚バラとキャベツのレモン鍋2人分でレモン1個を使う、柑橘の香りが食欲をそそる爽やかなレシピです。豚バラの旨みたっぷりの脂もレモンの酸味でさっぱりといただけます。鍋つゆはめんつゆベースなので、忙しい日でもサッと作れるのがうれしいポイント。たっぷりのキャベツが甘みを吸い、箸が止まらなくなること間違いなしです。
豚バラとキャベツのレモン鍋
【材料】(2人分)豚バラ肉(薄切り) 250g
キャベツ 5~6枚
春菊(菊菜) 1/2袋
シイタケ(生) 4個
白ネギ 1本
レモン(国産) 1個
<スープ>
水 800~1000ml
麺つゆ(2倍濃縮) 大さじ 3
<薬味>
大根おろし 1/2カップ
七味唐辛子 適量
青ネギ(刻み) 適量
【下準備】1、豚バラ肉は大きければ食べやすい大きさに切る。キャベツはザク切りにし、春菊は根元を切り落として食べやすい大きさに切る。

2、シイタケは石づきを切り落とし、白ネギは斜め薄切りにする。レモンはよく洗い、薄い輪切りにする。
【作り方】1、鍋に<スープ>の材料を入れて強火にかけ、煮たったら弱めの中火にし、豚バラ肉、野菜を加え、レモンをのせて煮る。

2、小鉢にお好みの具を取り、お好みの<薬味>の材料を入れていただく。

■だしが美味! コク旨レモン鍋レシピ1選ナンプラー風味が新鮮! 鶏唐揚げレモン鍋

鶏肉の下味とだしに魚介の旨みが凝縮されたナンプラーを使う、エスニック風のレモン鍋です。ジューシーな唐揚げを加えるため、ガッツリ食べたい日にもぴったり。ナンプラー特有の香りは加熱するとマイルドになるため、子どもも食べやすい味わいに仕上がります。鶏の旨みが溶け出たスープで、〆は中華麺やフォーがおすすめですよ。
■お肉も野菜もトロトロに!【麹】の力を使ったユニーク鍋レシピ2選塩麹で柔らか! ヨーグルトカレー鍋

鶏手羽元を塩?でじっくり揉みこむことで、肉がほろりと崩れるやわらかさに。大きめに切った野菜と麹のやさしい甘みが全体をまとめます。ヨーグルトのまろやかな酸味が加わり、スパイスの風味を引き立てる食欲をかき立てる一品です。具材をごはんにのせてチーズをかけると絶品です。
鮭と根菜の酒粕豆乳鍋

発酵食品の代表格である酒粕を使うことで、鍋に奥深いコクと芳醇な風味がプラスされます。脂ののった鮭やホクホクとした根菜との相性が良く、心と体にしみわたる滋味深い味わいです。みそや豆乳が酒粕特有の風味で、食べやすいのも魅力。
■食卓で世界旅行! 韓国・タイ風など刺激的なユニーク鍋レシピ4選タイ風ちゃんこ鍋

タイでは、あっさりしたスープで肉や魚介を入れ、つけダレで味わうのが一般的です。こちらのレシピは、2種類のみそにチリソースやナンプラーを加えた、本場さながらの複雑な旨みを持つタレが味の決め手。香り高いパクチーを添えるのも良いでしょう。レモングラスやエビ団子を具材にプラスすると、いっそう異国気分を楽しめます。
ピェンロー鍋

たっぷりの白菜と干しシイタケの豊かな風味が特徴のピェンロー鍋は、中国の家庭料理です。豚肉や春雨などシンプルな具材にゴマ油の香ばしいコクがアクセント。少ない材料で作れるので、手軽に作りたい時やひとり鍋にも最適です。食材の旨みが溶け込んだスープで、〆は雑炊がイチオシ。
キムチチーズタッカルビ鍋

コチュジャンやみそなどで作ったコク深いスープに、後を引くキムチの辛みがくせになります。シャキシャキのキャベツやホクホクのサツマイモの甘みがスープにしみて、箸が止まらないおいしさです。腸活にもうれしい発酵食品がしっかり摂れるのも◎。玉ネギやニンジンなどを加えるアレンジも最高です。
韓国の水炊き「タッカンマリ」

本場・韓国では丸鶏を使いますが、手羽元ともも肉で手軽に作りましょう。塩と酒でじっくり煮て、骨付き肉から鶏の旨みを最大限に引き出すのコツ。あっさりとしたプルプル食感の鶏肉に、コチュジャン入りのピリ辛ダレが好相性です。辛いのが苦手な方は、酢じょうゆをつけてもOK。アレンジしやすい鍋です。
■いつもの鍋を卒業! ユニーク鍋で食卓を盛り上げよう具材の旨みを最大限に引き出すレモンの酸味や酒粕のコク、異国情緒あふれるスパイスの香りは、
冬の食卓を豊かにしてくれます。
どれも特別な材料を使わずに作れるレシピばかりなので、調理のハードルは低いはず。ぜひ、この記事を参考に、家族の顔がほころぶワクワクするような鍋料理に挑戦してみましょう。
(ともみ)