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開封後、放置している化粧品ない? 化粧品の使用期限って?

化粧品を販売するにあたり、薬事法で様々な決まりが定められています。よく、化粧品の使用期限はどれくらいですか? というご質問をいただきます。食品には使用期限が書かれていますが、化粧品への表示を見かけることは殆どありませんよね。


使用期限の表記に関しては、1980年に厚生省(当時)から出された通達に当てはまるものは義務化されていますが、該当しないものは表記しなくても良いことになっています。

アスコルビン酸や塩類、酵素を含む化粧品や、製造又は輸入後適切な管理の元、3年以内に品質が変化する恐れがあるものに関しては、期限を定める決まりとなっています。簡単に言えば、3年で品質が変化するものは、消費期限を表示する。品質が変化しないものは、消費期限を表示しなくてもよい、のです。

通常私たちが使用する国内製造の商品で、上記の内容に該当しないものは、賞味期限が記載されないことがほとんどです。(参考:薬事法ドットコム

■ではいったい、どれくらいの期間で使い切ればいいの?
開封後の使用期限は、容器の形状や商品の内容成分によっても異なりますが、目安としては、化粧水、乳液、クリームなどは開封後3〜6ヵ月。パックレス、エアレスタイプで空気が触れない状態の商品であれば、9〜12ヵ月とされています。

ファンデーションなどの色物は、開封後1年がひとつの目安になりますが、パフやスポンジは細菌が繁殖しやすいものですので、定期的に新しいものに交換してご使用することをおすすめします。未開封のものであれば、保存条件が整っていると想定し3年〜4年は問題ないという見解を持つメーカーが多いです。(商品の内容成分により異なります)

■化粧品にとって良い保存方法とは?
化粧品にとって良い保存場所は暗くて冷えている場所。冷蔵庫などが理想的です。しかし、冷蔵庫と外気との温度差が激しく、出し入れを長期間繰り返すことで、品質の低下が起こることがありますので、開封後は冷蔵庫に入れながら、早めに適量使い切ることが大切です。

■もし変だな? と感じたら?
「この化粧品いつ開封したのかしら?」という商品もあるのではないでしょうか? そんなときは、思い切って使用をやめて捨てましょう! もし捨てるのがもったいないというのであれば、なるべく顔や首には使用せず、足のかかとや膝や肘などの比較的皮膚が丈夫な部分に使用してください。明らかに粘度や色、匂いが購入時と異なる場合は、使用を控えましょう。

化粧品には様々な成分が含まれています。性質はそれぞれ異なり、保存方法などによっても品質の持ちも変わります。決められた使用方法で、開封後は早めにご使用になり、理想の形で保管することをおすすめします。

毎日使う化粧品。なるべく安全な状態で使用することが、肌トラブルを回避するポイントですので、気をつけてみてください。


(田中 愛)

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