思春期の頃のニキビと違って、大人になってできるニキビ…。「吹き出物」は、発生する理由も異なります。したがって10代と同じケアをしても治りません。かえって肌トラブルを招いてしまう原因にもなってしまうのですよ。
大人ニキビのほとんどの原因は、ストレスや不規則な生活のせいでホルモンバランスが崩れてしまうこと。またできてしまうと、治りにくく痕にもなりやすいので注意が必要なのです。
原因であるホルモンバランスの乱れを正すには、生活スタイルの改善が最優先です。どんなに忙しくても、まずは毎日6時間は睡眠をキープしましょう。
また便秘をすると、腸内の悪玉菌が増えるのでニキビができやすく、悪化しやすい状態の肌になってしまいます。便秘は慢性化しないように心がけましょう。
そして、食生活も大切です。食べたものが体の細胞を作るわけですから、動物性脂肪が多くて、調理にも油を多く使う欧米型の食事はニキビを作りやすくしてしまいます。
パスタやサラダやパンばかりではなく、できるだけ食事は和食を心がけて温かい緑黄色野菜を意識して摂取してください。
最後に、体内のケアはもちろんですが、外側からのスキンケアでしっかり潤いをあたえることも大切です。水分が不足してしまうと、毛穴の出口の角質が厚くなってしまい、ニキビができやすくなってしまうのです。
さらに角質ケアとしてピーリングも適度に行い、お肌を柔らかく保ちましょう。このように大人ニキビの対処法を理解し、ケアをしていきましょうね。
(平野宏枝)