映画を観るのが大好き、という人は多いかもしれませんが、「映画なんて友だちや彼氏としか観ない」という人も案外多いのではないでしょうか?
今回はそんな方にもおすすめできる、素敵な映画を紹介していきたいと思います。
秋の夜長にひとりで観たい! マイナーだけど素晴らしい映画3つ
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■『フリーダム・ライターズ』カリフォルニア・ロングビーチでの実話をもとにしたストーリー。
荒廃した高校に、ある新米女性教師が赴任します。授業の進め方に苦悩する教師は、生徒に1冊ずつノートを配り、何でもいいから自分のことを書くように提案します。
この映画は、人種間の対立、銃といったシーンも淡々と描かれていて、ティーンエイジャーならではのもろさに胸を打たれます。
いわゆる「中2病」のようなものとは一線を画した、貧困や暴力とつながった生徒たちの危うさを見事に表現した映画なのです。
アラサー世代はもちろん、大人が観ても感じるものがあると思います。作品にはMTV Filmsが関わっているため、サウンドトラックも秀逸です。
■『アクロス ザ ユニヴァース』33曲におよぶビートルズのナンバーが、ふんだんに散りばめられた作品。歌詞を通して主人公たちが心情を吐露していきます。
特に、ボーリング場のシーンが美しいです。ミュージカルに対して苦手意識がある方も入りやすいでしょう。
また、『イエロー・サブマリン』も、ぶっ飛んでいてオススメ。ビートルズ初のアニメ映画で、1960年代に製作された作品とは思えない鮮烈さがあります。
■『終わりで始まりの4日間』原題はGarden State。役者の主人公が、母の死を機に故郷ニュージャージー州(ガーデン ステイト)へ帰ってきます。そこで、古い友人たちや新しい出会い恵まれて、自分自身を再生していく珠玉のストーリーです。
なんといっても、ナタリー・ポートマンが可愛すぎて、いつの間にか物語の中に引き込まれてしまいます。
そして、主演のザック・ブラフの表情が絶妙。彼は監督も務めていて、とにかく発想が素晴らしい! さらにガーデンステイトの世界に欠かせない音楽も流れていて、映画と見事にマッチしています。
もしも、人生であと1本しか映画が観られないとしたら、これを観たい! と思うくらいです。
1人でのんびり過ごしたい、そんな週末には映画を観て、過ごしてみてはいかがでしょうか?