太りやすいと思われがちな冬の季節、実は1年の中でも痩せやすい季節。
寒い中体温を保つために基礎代謝が上がり、ダイエットに適した季節といえるのです。
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基礎代謝をさらにアップさせたいなら、ポイントは肝臓。
糖や脂質の代謝を担う肝臓を効率よく働かせることで、ラクに痩せ体質を手に入れることができるのです。
■肝臓と代謝の関係とは肝臓はおなかのやや右上にあり、内臓の中でもっとも大きいといわれる臓器。
アルコールを分解することでよく知られていますが、それだけでなく、糖や脂質の代謝や解毒機能など、さまざまな役割を担っています。
つまり、肝臓の機能を効率的に高めることができれば、基礎代謝をアップさせ、脂肪を燃焼しやすい痩せ体質が手に入るということ。
そのためにできる簡単な方法が、肝臓を温めて血行を良くすることなのです。
■肝臓を温めるとどんな効果が?肝臓には多くの血液が集まります。そのため、肝臓を温めることで全身の血行を良くして、冷えの改善や代謝アップにつなげることができます。
さらには、疲労回復や快眠、便秘解消、忘年会や新年会シーズンの二日酔い解消など、うれしい効果がたくさん。
また、肝臓を温めると血行が促進され、解毒機能が高まります。
老廃物を排出して肌荒れを防ぐなど、肝臓を温めることは、ダイエットだけでなく美肌にも効果的といえるのです。
■肝臓を温める方法とは肝臓があるのは、胸のすぐ下のろっ骨の内側です。
おすすめは湯たんぽ。65〜70℃くらいのお湯を入れた湯たんぽをタオルで包み、じんわりと温めましょう。
湯たんぽがない場合は、ペットボトルにお湯を入れたものでも代用できます。熱くなりすぎたら体から離すようにしてください。
また、貼るタイプのカイロを使うのもおすすめ。直接肌には貼らず、必ず服の上から使うようにしてください。
正面のおなか側だけでなく背中側にも貼って、肝臓を挟むようにして温めると効果的です。
温めすぎると逆に負担を与えてしまうため、10分くらいを目安にしましょう。
おなか周りを一周できるくらいの大きさのタオルがあれば、それを使って肝臓を温めることもできます。
蒸しタオルを作って肝臓の周りにぐるっと巻きつけ、タオルがぬるくなるまで温めればOKです。
肝臓を温めることで代謝がアップするほか、全身がぽかぽかとして冷え性も改善できそうです。
温めケアは毎日行う必要はなく、週に1〜2回でOK。週末などのスペシャルケアとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
(加藤 朋実)