もういくつ寝るとお正月。初詣やお節、門松やしめ飾りなど、日本人ならではの風習をより身近に感じられる行事ではないでしょうか。
せっかくなので、「和」な気分を盛り上げるアイテムを取り入れて、お正月の行事を楽しんでみてはいかがでしょう。
そこでおすすめしたいのが「風呂敷」です。近年、エコアイテムとしても再注目されている風呂敷の上手な取り入れ方を、年始のシーンごとにご紹介します。
■2年参りに初詣、多くの人出で混雑するときこそ、風呂敷が活躍!年越しからのお正月といえば、はずせないのが2年参りや初詣。人出が多いところに行くなら、荷物はできるだけコンパクトにまとめたいものです。
そんなときこそ、風呂敷の出番。たたんでバッグにしのばせておけば、お参りのあとに神社で縁起物などを購入して荷物がふえたときにも、簡単なエコバッグができます。
エコバッグとして使うなら、90〜100cm四方の大判サイズの風呂敷がおすすめです。
<風呂敷しずくバッグの結び方>1、裏面を上にして三角にたたみ、両端を結ぶ
2、表に返して、結び目を中に入れる
3、先端部分を、結び目が水平になるよう2回結ぶ(以下真結び)
100円ショップなどで手軽に買える「取っ手リング」を使った結び方がこちら。
<風呂敷いちごバッグの結び方>1、裏面を上にし、角の2か所をリングにかぶせる
2、かぶせた角の端を手前に引き、真結びをする
3、もう片方も同様にし、形をととのえる
■ご挨拶周りにも。風呂敷づかいで大人度がアップ親戚などへのご挨拶にお出かけのときは、手土産を風呂敷で包んで持ち運ぶと上品です。
菓子折りといった四角いものだけでなく、お酒や鉢植えなど、どんな形のものでも包めるのが風呂敷のいいところ。
持ち運び用のアイテムとしてはもちろん、そのままプレゼントしても喜ばれます。
<お酒の包み方> 1、裏を上にし、中央にお酒をのせる
2、対角線上の角2か所を、瓶のてっぺんで真結びする
3、結んでいない角2か所を持ち、瓶に沿わせるように後ろに回し、交差させる
4、瓶を寝かせて交差させた角を前に回し、真結びする
5、瓶のてっぺんの結び目をひとつほどき、角をくるくるとねじりながら上に持っていき、先端を真結びして取っ手部分をつくる
回り小さいサイズの風呂敷でペットボトルを同様に包めば、即席ペットボトルカバーに早がわり。
<鉢植えの包み方>1、裏を上にし、中央に鉢植えをのせる
2、隣同士の角を真結びする
3、もう一方も同様に
アイデア次第でさまざまなものが包めて、またほどいて何度でも使える風呂敷。
最近では柄のバリエーションも豊富なので、お気に入りを見つけてぜひ、風呂敷のある生活を楽しんでください。
(コミヤ カホル)